上海の任鳳妹さん不当に連行 夫も恐喝される
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 【明慧日本2018年4月26日】上海市静安区の法輪功学習者・任鳳妹さんは、2017年10月18日午前、自宅で警官により不当に連行された。2018年2月5日、任さんの案件の公文書は虹口区裁判所に渡された。最近、虹口区裁判所は「裁判は上海市静安区裁判所の支部裁判所で行う予定だ」と任さんの弁護士に知らせた。

 2017年10月18日午前、上海市虹口区広中路派出所と虹口区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らは、任さんの家に押し入って身分証を提示せず、パソコン、2台のプリンター、法輪功の真相資料を押収し、任さんを上海市虹口区留置場に拘禁した。任さんが連行されていた1カ月以内に、家族は通知書を一切受け取っておらず、何度も留置場に訪ねては着替えの服を送ったが、すべて拒否された。家族は虹口区広中路派出所と虹口区国保大隊にも同じ事を行ったが、警官らは互いに責任をなすりつけて、相手にしてくれなかった。

 任さんの家族は弁護士に依頼した。弁護士は家族と一緒に虹口区国保大隊に行き、案件の担当者に面会して交渉するようにと要求した際、国保大隊の警官は担当者の名前を教えてくれず、会ってくれなかった。そして、「意見があれば法廷で言えばいい、書面を守衛室に置いたら渡してくれるから」と返事した。

 任さんの夫は病気のため、やむを得ず退職している。任さんが連行された後、家の収入がなくなり生計を立てられなくなった。病気の夫が85歳の母親と子供の世話をしなければならず、力不足と感じており、家族は困窮に陥っている。

 任さんは良い人なのに、どうして不当に連行されたのか、家族は納得いかないため、任さんの夫は各関連部門に手紙を出した。

 2017年12月末、国保大隊の警官は関係者を通して任さんに伝言した。「俺は30年余り警官を務めて、お前の夫のような者を見たことがない、あらゆる部門に手紙を出している。もうこれ以上、郵送しないように夫に伝えてくれ、お前の夫に不利だ」という内容だった。任さんは一晩中考えて、翌日、「自分の夫のやっていることは正しいし、合法なことです。だから、私は何も阻止しません。もし、これを理由に夫を連行すれば、これこそ夫に対する人権迫害になります」と教官に自分の意思をはっきり伝えた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/15/362905.html)
 
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