長春市国保大隊の警官が楊麗華さんを連行
【明慧日本2018年4月8日】吉林省長春市の法輪功学習者・楊麗華さんは3月7日の朝7時50分ごろ、友人と一緒に自宅で朝食を食べたあと、外に出ようとしてドアを開けた途端、黒い私服を着ている男性に大声で「止まれ! 警察だ!」と言われた。その後、男性4人と女性1人の私服警官が楊さんの自宅に侵入した。
そのうちの1人がA4サイズの紙を楊さんの目の前にさっと広げて見せ、「逮捕令状」だと言った。また、楊さん夫妻にさっと警察手帳を見せ、すぐに納めた。楊さん夫妻は、はっきりと見せるようにと要求したが、拒否された。楊さんの夫・韓宇祥さんはどこの警察署の者かと聞いても、誰も返答しなかった。
5人のうち、3人が楊さんを取り調べ、他の2人は見張りをした。楊さんは水を飲むことや電話を掛けること、また、自宅での自由な行動もすべて禁じられた。その後、新たに5人が入って来て、家宅捜索を行った。
楊さん宅にあるデスクトップパソコン2台、ノートパソコン1台、プリンター3台、ホッチキスなどの用具および紙と現金数百元、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真を押収した。法輪大法は中国では合法であり、2011年3月から中国当局は法輪功書籍の出版制限を解除したため、法輪功の書籍を印刷することも合法となった。
警官は11時過ぎに楊さんの家財を押収し、楊さんを連行した。韓さんは身体が不自由で妻の助けがないと生活に困ることを警官に伝えたが、無視された。
長春市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らは法律を知りながら、法律を犯し、迫害を加えることが暴露されることを恐れ、氏名と配属部署を言わずに、楊さんの家財を押収した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)