広東省湛江市の学習者2人に懲役4年の判決
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 【明慧日本2018年4月2日】広東省湛江市(たんこうし)の法輪功学習者・余梅さん(51歳女性)、蘇桂英さん(59歳女性)の2人は2017年12月、赤坎区裁判所に不当に懲役4年の実刑判決を宣告された。2人とも判決を不服として上訴した。

 余さんはかつて何種類もの病気を患い、病気に苦しみ辛い毎日で生き地獄のようだった。法輪功の修煉を始めて暫くして、全身の病気は消え健康で幸せになった。医療費もかからなくなり、家庭にとって経済的な負担が大幅に減少した。もっと大切なことは、余さんは法輪大法の真・善・忍に従って自分を律し、いつでも人に優しく、個人の利益に無頓着で、心身ともにとても健康になった。


余梅さん

 余さんは法輪功の修煉を放棄しないだけで、迫害されて3回も命を落としそうになった。現地の610弁公室のリーダーが責任を転嫁(なすりつける)しようとして、迫害で弱りきった梅さんを帰宅させた。夫はこのような恐怖に耐えられなくなり、それがもとで病気になり、2006年に亡くなった。迫害を発動した元凶の江沢民を告訴するため、梅さんは2015年7月に告訴書を中国最高人民検察庁と裁判所に郵送した。

 学習者・余梅さんと蘇桂英さんの2人が不当に連行される

 余さん、蘇さんの2人は2016年8月31日の夜、外で法輪功についての真相資料を配布した時に、赤坎区派出所の警官らにより不当に連行され、市第一留置場に入れられた。

 翌日朝1時ごろ、警官らは余さんの自宅に駆けつけ木のドアを開けた後、次に防犯ドアを開けようとしたが開けられなかったため、立ち去った。家にいた娘は怖くて大声で泣いていた。午前10時ごろ、警官らは防犯ドアを壊すための道具を持って余さんの家に駆けつけ、無理やり防犯ドアを壊して中に押し入り家宅捜索をし、法輪功創始者の写真3枚、法輪功の関連書籍を数冊とパソコン1台を押収した。警官らは押収リストを見せ、娘にサインするよう求めたが拒否されたので、警官らは余さん夫婦2人の勤務先のリーダーに電話し、娘にサインをするよう強要させた。

 9月30日、警官は余さんの家に逮捕状を届けた。同年12月9日、警官は余さん、蘇さんを誹謗中傷する書類を検察庁に提出したが、差し戻された。2017年4月21日、警官は2回目の書類を検察庁に提出した。

 5月11日午前9時ごろ、余さんの家族と依頼した弁護士は検察庁へ書類を閲覧しに行ったが、案件の担当者が故意に避けたため書類の閲覧ができなかった。そこで9時30分、家族と弁護士は留置場へ行き、余さんと面会しようとしたが、弁護士の列が長蛇の列で、5時間後の午後2時30分になって、やっと余さんと面会できた。留置場側は一つだけしか窓口を開けておらず、面会は順番に並んで待つしかなかった。「なぜこんなに待たなければならないのですか?」と聞いたら、留置場側の人員は「広東省司法の新規定により、5月1日からこのやり方になった」と答えた。

 不当な裁判と理不尽な裁決

 2017年8月16日、赤坎区裁判所で余さん、蘇さんに対して裁判が行われた。

 裁判所の周辺では、多くの警官や私服警官が見張りをしており、市の各住宅区の管理人までも呼ばれて集まり、裁判所の外で付近の人や傍聴者を監視し、尋問した。結局、傍聴を許された人は余さんの娘1人しかいなかった。しかも、弁護士の交渉によってやっと許可された。傍聴席に座った人達はみな、裁判所が段取りした何の関係もない人ばかりだった。

 法廷での審理する過程では、弁護士は意見を全部述べることができ、発言を中断しなかったが、裁判官らは殆ど沈黙していた。しかし、これではどんなに弁護士が雄弁に弁護しても無視されたのと同様で、裁判の結果に何も影響を与えないであろう。そして、同年12月12日、余さん、蘇さんの2人にはやはり理不尽な懲役4年の実刑判決が宣告された。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/3/21/363163.html)
 
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