シンガポール法輪功学習者、「4.25」平和陳情を記念して
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年5月15日】シンガポールの法輪功学習者は4月17日、芳邻公園で活動を行い、19年を迎える「4.25」の平和的な陳情を記念して、3億人が中国共産党組織から脱退したことを声援した。活動は煉功の実演や、中共の臓器狩りを制止する署名、ならびに美術展示などの方式で共産党による法輪功に対する迫害の真相を伝え、「真・善・忍」の素晴らしさを人々と分かち合った。

'图1:新加坡法轮功学员在芳邻公园举办活动,纪念四二五和平上访十九周年'
功法を実演している法輪功学習者九周年

'图2~3:新加坡法轮功学员在芳邻公园集体炼功'
集団煉功をする法輪功学習者

'图4~6:路人驻足,详细了解法轮功真相'
学習者の話す真相に耳を傾ける市民

'图7~8:路人签名,支持法轮功学员反迫害'
法輪功学習者の迫害制止活動を支持し、署名する市民

 シンガポール佛学会会長の黄威強氏は声明を発表した。19年前の「4.25」に、1万人にのぼる法輪功学習者が陳情のため北京を訪れた。平和的で理性ある陳情は中国の歴史において前代未聞で、中共邪霊が半世紀以上にわたり造り上げた恐怖的な雰囲気を打破した。それまで、中国人は真理を堅持する勇気を失っていたのである。

 黄氏は、「昨今、3億人の中国人が共産邪党組織から脱退したことは、共産邪霊が解体に向かっていることを物語っており、人類の新紀元がもうすぐ始まると言える」と話した。

 真相を知った人々は近い将来必ず立ち上がる

 行き交う人々はシンガポール人のほか、世界各地から勉学、仕事、観光で訪れた人々がいた。彼らは法輪功学習者が19年来平和的に真相を伝え、迫害を制止する活動を続けてきたと聞いて、中国共産党による法輪功学習者の生体からの臓器強奪の制止、ならびに中共の法輪功に対する迫害の非難に署名し、学習者の活動を支持した。多くの人は自国で法輪功学習者による同様の活動を見かけたことがあり、学習者の努力に敬意を表した。

 シンガポール人の少女・カフナリーナ(Kafnarina)さんはバイクに乗って通りかかり、バイクから降りて学習者に、「これはどういうことでしょうか? 共産党はなぜ法輪功を迫害しているのですか? 何時から? 今も続いているのですか? 法輪功に対してなぜこのように待遇するのですか?」と尋ねた。学習者は一つ一つ丁寧に説明すると、彼女は聞いた多くの情報を多くの人に伝えたいといい、フェスブックがあるかどうかと聞き、同時に真相についてさらに知りたいという。学習者は資料を渡し、ネットで迫害の真相を関するドキュメンタリー映画が見られると教えると、彼女は署名して学習者の活動を支持するという。

 メキシコから訪れたマーティン(Martin)さんは、署名したあと、学習者に迫害の真相を知っていたという。

 フランスから観光で訪れた恋人同士は、法輪功の真相を聞いて、学習者の幸運を祈ると話した。

 マレーシア人の若い男性ブライアン(Bryan)さんは、法輪功を知らず、迫害も知らなかったという。真相を聞いた彼は迷うことなく署名した。

 今日で資料を3回受け取ったインド系の経理部長は学習者に「このようにすることは効果があるのか?」と聞いた。学習者は声を挙げることは沈黙に勝ると説明すると、彼はすぐ署名した。

 ドイツ・ドルトムントから学会に参加するためシンガポールに訪れた男性は、学習者の煉功する場面を見て近寄ってきた。彼はドイツで法輪功学習者と接触したことがあり、「彼ら(法輪功学習者)はドルトムトンにあるいくつかの大学で功法を実演して、資料を配っていました。彼らは絶え間なく当地の学生に真相を伝え良い反響を受けています」、「5年前当大学では法輪功を知る人が少なく、彼らは毎日2人や3人に真相を知ってもらい、そして広がったのです。見た感じでは遅いように見えましたが、しかしずっと継続したことで、今では多くの人が中国で発生した迫害のことを知るようになりました」と話した。彼は法輪功学習者のことを敬服しているという。

 彼は中国で発生している迫害の悲惨さは想像を超え、非常に悲しいという。彼が話すには、ナチスがユダヤ人に対する迫害は非常に恐ろしいが、この種の民族に対するジェノサイドは人類にとって災難であり、特に政府が発動した迫害は一代の人だけに影響を与えるのではなく、そのあとの二代、三代の人まで影響を及ぼすという。彼は「同様なことの発生を拒否しなければならず、今の迫害の継続を許してはなりません」と話した。

 彼は「堅持すれば、近い将来真相を知った一人一人が立ち上がります」と話した。

 「中国は本来なら別の姿のはず」

 法輪功学習者の小藍さんの故郷は中国東北部にある。90年代故郷の人たちは法輪大法の不思議さを人から人へと伝えたことを回顧し、村の修煉者は日増しに増え続け、人心が善に向かう素晴らしい時期を思い出した。しかし20年後の落ちこぼれた村、道徳が日増しに滑落した村を目にして、小藍さんは、中国は本来ならば別の姿になれたはずだと感嘆する。

 小藍さんは物事を記憶するようになってから、ほかの人はご飯を食べて生きているが、自分の母親は薬を飲んで生きていると思っていたという。「私の印象の中で、母は薬を何時も飲んていて、我が家の長い出窓に置いた引き出しの中には薬が一杯入れてあった。母が毎朝最初にすることは一掴みの薬を飲み、薬を断てば生きていけないようで、毎回一掴みの薬を飲んでいました。家にはいろんな薬を置いてあり、村の人は病気になると我が家に来て薬を求めました。母は全身が悪く、若い時からおばあちゃんのように見え、体質がほんとうに弱かったのです」

 「1996年前後、法輪功が病気を取り除くのに顕著な効果があると、人から人へと伝わり、中国東北部にある村から村へと広く伝わっていました」

 「私が住む村は1人の叔母さんが最初に煉功を始め、彼女の父親は90歳になる年配者ですが、煉功をしてとても元気になりました。その年配者は母の状態をよく知っており、我が家に来て、『この功法はとてもいい、やってみたらどうですか、お金もかからないし』と母に勧め、こうして母は煉功を始めました。父もこの功法の制約事が少ないとみて、一緒に煉功を始めました。この時から母の身体は日ごとによくなり、何時の事が覚えていませんが、引き出しにいっぱいだった薬もなくなりました。家族への経済的な負担も軽減されました」と話した。

 その後小藍さんと妹さん、お姉さんも法輪功の修煉を始め、義理の兄、その父親、隣近所の人も修煉を始めた。「みんなは大法の書籍を我が家に置き、毎日の農作業が終わったあと、手を洗い我が家に来て一緒に学法していました」、「父はテープレコーダーを買ってきて、煉功音楽を鳴らして一緒に煉功していました。私たちは一緒に師父の煉功を教えるビデオや、説法のビデオを見ていました」

 「その当時とても楽しく、大人も子供も幸せを感じていました。姉の子供はその当時3歳でしたが、知らないうちに一緒に煉功していました。大人が煉功している時、その子は最後の列で煉功していたそうです。3歳の子は、『僕は外で遊んでないよ、みんなが煉功している時、後ろで一緒に煉功してたよ』と話したのです」

 知らず知らずのうちに小藍さんの目に涙が溢れ、彼女は感嘆して話した。「あの時に戻れないでしょう! みんなは一日農作業をしてとても疲れていましたが、しかし煉功したあと身体が軽くなり、疲れが取れました。ほんとうに素晴らしく、素晴らしかったのです!」

 苦労から解放され心身の健康を得た村民たちは、法輪功の巨大な力が権力者に嫉妬され、共産党の極度な恐れを引き起こして、「4.25」事件を誘導したのち、3カ月後には狂ったように弾圧を始めるとは、思いもしなかったのである。

 法輪功を修煉している村民が強制連行され、殴打され、流浪生活を強いられ、十数歳の小藍さんは故郷を離れ、勉学や仕事を求めた。彼女は「迫害が起きてから、人々の道徳が一直線に滑落し始め、住んでいた村の人々の多くは不治の病に罹り、以前に聞いたことのない病気も現れ、しかもその多くは若者だったのです。今の人は徳を重んじなくなり、やり方は共産党が教えた手段ばかりで、自分のために計らぬものは、天地の罰を受けるように、人々は悪くなっていきました。もしこの迫害がなければ、中国は世界最強の国になっていたことでしょう」と語った。

 「4.25」は歴史の記録に残る

 謝さんはシンガポールの大学で修士課程を卒業したのち、金融業に就職した。彼は重い心筋炎に罹り1995年中国で法輪功の修煉を始めた。

 中学生の時、彼はサッカークラブの主力メンバーで、足が早いためフォワードのポジションだった。彼は「私は運動が好きで、サッカーだけでなく、マラソンなどの競技にも参加していました」と話した。しかし彼は突然心臓病に罹り、運動できなくなり絶望に陥った。

 謝さんは、「医者からは私の病気には良い治療法がないと言われ、私は絶望を感じました。その時の私は毎日のように病院に行っては点滴を受け、高校入試の時も点滴を抜いて入試を受けたのち病院に戻り、また点滴を続けていました」、「家族が先に法輪功の修煉を始め、家族に勧められて、私は煉功を始めました。煉功し続けているうちに、体力も回復し、とても楽しくなりました」と話した。そして運動場には風のようにサッカーボールを蹴る彼の姿が見られるようになった。

 「その当時私は学生でしたが、多くの人々が法輪功の煉功をしていました。大学の博士課程で勉強している人、教授、中国科学院の職員、多くの科学者も法輪功を修煉していました」、「とても残念なことに、99年に迫害が始まり、強制連行された人々がいて、私は学校の先生と同じように、法輪功の修煉を放棄するよう強要されました」、「高校時代の同級生で強制連行されたあと、9年半刑務所に閉じ込められ、重労働を強いられ、睡眠が奪われ、強制的に洗脳を受けさせられ、開放されたときは彼の髪はほとんど抜け落ちていました」

 「もし今回の迫害が起きていなければ、中国はきっとよくなっています。中国の金融業に多くの腐敗があると私は知っています。法輪功が現れてから多くの人は、お金を儲けるためにそんなに悪い人間にならなくても、お金を稼ぐことができると、認識を新たにする人が増え続けたのです。私の周りの多くの同級生や友人は、『真・善・忍』に基づいて自分に要求し、彼らは善い人になってもお金を設けることができ、商売することができると分かりました」、「もし迫害がなければ、もっと多くの人たちが『真・善・忍』を修煉して、社会文明によい作用を与え、人はますます良くなり、中国の伝統文化への回帰を含めて、今まで中国共産党が起こした政治運動で破壊したものを取り戻して、中国は今よりきっとよくなっていたでしょう」と謝さんは話す。

 「4.25」事件の意義について、謝さんは「私は確信していますが、『4.25』事件は中国の歴史において重要な位置を示すことでしょう。史書には必ず公正と真実が記述されると思います。中国の歴史において、未来の人は振り返って見た時、きっと驚愕します」と謝さんは語った。

 「4.25」事件の背景

 1999年4月25日、1万人にのぼる法輪功学習者が北京にある国務院陳情所を訪れ、合法的な修煉の環境を求めた。事件は国内外を震撼させたが、平和的に終息した。世界からは中国における大規模な陳情は、最も理性的で平和的で、最も円満に解決した陳情であったと称賛された。

 19年前、強制的な迫害に直面した時、法輪功学習者が現わした広い心、自律性、平和と理性は後人に永遠の参照を残した。「4.25」は一里塚であり、一つの指標であり、一つの起点である。その恒久の日から、億万人の法輪功学習者は風雨に負けず、伝説を書き残し、世人に希望と啓示を与えてきたのである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/21/364385.html)
 
関連文章