【明慧日本2018年5月20日】天津女子刑務所の元住所は天津市南開区凌賓路(凌庄子道)199番だったが、後に、天津西青区李七庄街梨園頭村南に移転し、郵便番号は300381と変更した。
天津女子刑務所は、「毎日の労働時間は8時間、3回の食事の時間は各30分ずつ、週に2回の学習をし、1回の所要時間は2時間である」と公表している。
しかし、実際の状況は、毎朝、受刑者は午前6時20分から夜6時まで12時間近く働かされ、きつい労働を強いられていた。また、毎回の食事の時間はわずか10分足らずしか与えられていない状況である。そして彼らが言う「学習」とは、不当に拘禁されている法輪功学習者だけに対して行い、とても週2回では済まされない。
天津女子刑務所は法輪功学習者を転向させる(法輪功学習者に強制的に法輪功への信奉を放棄させる)基地とも呼ばれている。そのため情報筋によると、ここは法輪功学習者を迫害するいわゆる「基準に達した」部門であると公然と言われている。
毎回、新しい法輪功学習者が連行されてきた際、彼女らは法輪功の信奉を放棄するようにと集中的に脅迫され、迫害され、つまり、いわゆる「転向」を強要されている。強制的に「転向」させられた後は、法輪功を誹謗中傷する摘発大会を3カ月ごとに1回と年末に1回開く。さらに、中国共産党が何かイベントを行う時も必ず開いた。毎回の大会は人心をひどく傷つけ、精神的に洗脳し、中国共産党を美化し、さらに、強制的に学習者に法輪功を中傷する言葉を書かせ、法輪功の師父と決別させる言葉を書かせている。
法輪功学習者・王景香さんは「中国共産党第19回全国代表大会に合わせて、学習者を摘発するための思想報告書」を書かなかったため、冬の最も寒い時期に、小屋に入れられ、服を全部脱がされ、キャミソール(袖なしの女性用の上半身用下着)1枚だけにされ、窓を全開にし、風がビュービューと吹きさらす部屋の中に立たされた。警官らが来て彼女にさらに屈辱を与えたが、王さんは相変わらず元気いっぱいだった。しかし、警官らは熱を出して入院すると言う始末だった。ある警官は「彼女たちは金剛不壊(こんごうふえ・最も硬いものダイヤモンドや金・金剛石で作られた堅くて壊れない)の体だ」と言った。
天津女子刑務所は法輪功学習者に対して精神的にも、肉体的にも損害を与えただけではなく、さらに、このような罪深い迫害は刑務所の外部にまで悪影響を与えた。刑務所の警官・周静は、出所してから半年以内の法輪功学習者に対して家庭訪問をし、不当にビデオ撮影を撮り、多くの質問をしてきた。また、上層部から見学に来た警察の幹部は、警官が撮った出所後の法輪功学習者の写真を見て、「これは前例のないやり方だ」と褒めたという。