罪に陥れられた両親の無実を訴える息子に有罪判決
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 【明慧日本2018年7月12日】善良な両親は不当に連行され、罪に陥れられたため、息子は強権を恐れず両親の無実を訴えた。息子の行為は歴代の王朝であれば、親孝行者として表彰されてよいはずであるが、しかし現在の中国では「犯罪者」とみなされ、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。

 友人を助けた両親が不当に連行され、罪に陥れられる

 山西省文水県冀周村の法輪功学習者・成衛平さんと妻の樊梅香さん夫婦の友人である喬建軍さんは、山東省青島市の法輪功学習者である。2012年7月15日、喬さんは車で出かけた際に、文水県を通って人々に『神韻』のDVDを配った。それが原因で、喬さんは文水県裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡され、晋中刑務所に収監された。

 2016年7月、喬さんの刑期が満了する前に、突然、家族に新疆公安局から電話がかかってきて、「法律の規定に基づき、喬建軍を戸籍地に連れて行かなければならない」と言われた。この突然にやってきた出来事は、家族に深い悲しみと憤(いきどお)りをもたらした。喬さんは不当に連行されたことによって、喬さんの妻は耐えられなくなり、何度も自殺しようと考えたことがあるという。やっと4年間の冤罪が満期になり、まだ一度も父親に会ったことのない子供が父親に会えるし、今度こそ、喬さんは自由の身になれると家族は思って、これまで耐え忍んできた。

 喬さんが出所する数日前、喬さんの父親は山西省に来て、地元に詳しい喬さんの友人の成衛平さんと樊梅香さんと一緒に、喬さんを迎えに行った。

 2016年7月14日、喬さんの父親と成衛平さん夫妻は晋中刑務所に行き、出所の手続きを済ませた。その時、戸籍地の新疆沙湾県610弁公室の警官3人が、政保科の入口ですでに待機しており、喬さんを自分達の車に乗せようとしたが、喬さんは強く拒否した。

 同時に、喬さんの父親と成衛平さん夫妻は「自由の身になった喬さんに対して、誰も制限する権利はありません。もしそうしなければ、それは違法行為になります」と主張した。およそ十数分論争した後、喬さん達はようやく刑務所を離れることが出来た。しかし、610弁公室の警官らは成衛平さんの車を尾行し、地元の公安局と共同して迫害を計画した。

 2016年8月18日の午前、4、5台の車に乗り込んだ二十数人の警官らが、成衛平さんの自宅に侵入し、成衛平さん夫妻を強制連行した。個人経営の工場で忙しく働いていた成衛平さんの息子は、騒がしい音に気付いて作業室から出て来ると、両親がパトカーに押し込まれる姿を目撃した。急いで「あなた達はなぜ私の父母を連行するのですか? 手続き書を見せて下さい」と聞くと、中の1人の警官が「手続き書はあんたの父母にすでに見せた。あんたに見せる必要がない、あんたと関係ない」と答えた。後で弁護士を通じて確認したところ、その時に一切の手続き書を提示していないことが分かった。

 そして、息子の目の前で両親は連行されていった。30分後、二十数人の警官らは再びやって来て、家に置いてあった法輪功の資料、法輪功関連の書籍、パソコン、プリンター4台、USBメモリカード、現金5000元などの私物品を押収していった。

 2017年3月13日、文水県検察庁は成衛平さん夫妻を文水県裁判所に起訴した。2017年7月25日、文水県裁判所は裁判を行い、成衛平さん夫妻に懲役1年6カ月の実刑判決を宣告した。

 駆け回って 両親を救援する息子までも連行し、有罪判決を下す

 成衛平さんの息子の成浩さんは両親が連行されたことで、非常に焦った。一方では自分の両親のために2人の弁護士に依頼し、一方では各法律機関の執行部門を釈放を求めて、駆け回った。

 これらの法律執行者と接触する中で、成浩さんは多くの法に違反する事実を目にしたため、自ら法律を学び、『刑法』や『刑事訴訟法』及び関連する法律、法規と条例なども詳しく勉強した。そして釈放を求めて書類を書き、各部門に郵送した。この過程の中で、成浩さんは身内の無実を訴える他の法輪功学習者の家族達に出会った。そこで、成浩さんは自分の両親の実情を各部門に訴えながら、他の同じ境遇の家族達と連名で高層機関の部門にも、相前後して23通の手紙を書いた。

 2017年6月19日、成浩さんが書いた15通の手紙は汶水郵便局に遮られ、ここで止められた。汶水610弁公室の人員は電話をかけて、手紙のことについて説明して欲しいと言ってきた。世間の人々に自分の境遇を分からせ両親を救援するため、成浩さんはその610弁公室の人員に直接会って説明した。その時、610弁公室の人員は「また再び手紙を出すなら連行するぞ」と脅した。

 汶水国保大隊(法輪功迫害の実行機関)も親族を通して、「これ以上、郵送すれば連行するぞ」と成浩さんを脅した。2017年7月1日、成浩さんは隣の交城県まで足を運び、8通の手紙を郵送したが、手紙は交城県郵便局に遮られ、差し止めされたため、成浩さんは自分の安否を顧みず、交城郵便局に出向き迫害の真相を伝えた。郵便局の担当は手紙を出すことを合法的だと認めたが、「差し止めは、上の命令だ」と言った。それで成浩さんは自分が心血を注いで書きあげた手紙を返すようにと要求したが、結局、返事がなかった。

 2017年7月2日、交城県の十数人の警官らは成浩さんを連行し、交城県留置場に拘禁した。2018年3月8日、山西省交城県裁判所は成浩さんに対して不当な裁判を行った。その際に成浩さんの両親は刑期満了し解放された。今度は父親の成衛平さんが法廷で、息子のために息子の行為は無罪であると弁護した。交城県裁判所は23通の手紙を証拠品として、成浩さんを有罪であると断定し、たったそれだけの理由で懲役3年6カ月の実刑判決を下した。

 現在、成浩さんの案件は控訴中である。父親の成衛平さんは自分を救援するために有罪判決を受けた息子を救援するため、走り回っている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/19/369994.html)
 
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