6年の不当判決を受けた李源勇さん 再び8年の実刑
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 【明慧日本2018年6月22日】天津市北辰区の法輪功学習者・李源勇さんは、かつて6年の実刑判決を宣告されたことがあり、今回さらに懲役8年の実刑判決を宣告され、すでに大港濵海刑務所に収容された。

 李さんは法輪功を学んでから、周りの人達良い人だと認められていた。しかし、中国共産党が法輪功への弾圧を開始して19年の間に、李さんは数回も連行され、天津市双口労働教養所に入れられた。2004年4月、李さんは連行されてから、6年の実刑判決を宣告され、天津市第一刑務所と港北刑務所に拘禁され、ひどい迫害を受けた。今でも、頭部には6㎝くらいの傷跡が残っている。当時、李さんの両親(80代)は息子の解放を求めてあちこちに足を運んだ。

 今回、李さんが連行されると、両親共にかなりショックを受けて倒れてしまい、それがもとで2人は相前後して亡くなった。

 2017年2月4日午前、李さんが出かけたまま帰らなかったため、家族は多方面にわたって探し回った。

 その15日後の19日夜7時過ぎ、家族は北辰公安分局から電話を受け、李さんが留置場に拘禁されていることを告げられた。その翌日の午後、双街派出所の警官は家族に李さんの刑事拘留書を送ってきた。拘留書には2月19日から拘留したと書いてあった。その理由は、李さんが小児科病院前で法輪功の資料を配ったためと書かれていた。

 しかし、ある法輪功学習者が2月5日、李さんと同じ場所で人々に法輪功の真相を伝えていた時、相手に「この話はやめよう。昨日、ある法輪功の人がここで連行されたよ」と教えてもらった。この話から、李さんは2月4日に連行されたが、公安分局と派出所の警官は2月4日~19日までの15日間の李さんに関する情報を家族に何も説明しなかった。

 それから、李さんの弁護士は2回、北辰区検察庁に行き、案件の閲覧を要求したが、さまざまな口実で拒否された。2017年6月2日になって、弁護士は突然、李さんに対して開廷することを通知された。案件の閲覧を妨害された弁護士は開廷の日にやっと、閲覧を許された。開廷中、弁護士2人は抗議したため、裁判官たちは弁護士に対して無視した態度をとり、そして裁判長は休廷を宣告した。その後、6月14日に、やっと弁護士は李さんと面会できた。

 2017年8月31日午後2時半、李さんは北辰区裁判所で不当に開廷された。法廷での詳しいことはわからないが、先日、李さんは懲役8年の実刑判決を言い渡され、刑務所に送られたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/8/368567.html)
 
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