山東省聊城市の劉慶雷さんに懲役2年の不当判決
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 【明慧日本2018年5月26日】最近の情報によると、山東省聊城(りょうじょう)市の法輪功学習者・劉慶雷さん(男性)は2018年1月、山東省済南市平陰県裁判所に懲役2年、罰金1万元(およそ17万円)の不当な実刑判決を宣告された。

 裁判所側は迫害が暴露されるのを恐れ、いまだに弁護士や家族に判決書を渡していないという。その結果、劉さん自身は控訴したが、済南市中級裁判所に原審を維持すると宣告された。また、弁護士はこの案件を上告できずにいる。

 劉さんは2016年3月7日、車の中に法輪功の関連資料があるという理由で、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、平陰県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と派出所の警官により身柄を拘束された。警官らは一晩劉さんを取り調べ、翌日に劉さん宅の家財を押収した。劉さんは1カ月間拘禁されてから一時出所できた。

 2017年の春、劉さんは平陰県派出所に呼ばれ、法輪功の修煉を放棄する旨の書類や保証書を書くように強いられた。劉さんが書かなかったため、県検察庁に起訴され、また検察庁から県裁判所に起訴された。

 同年4月25日早朝6時過ぎ、市高新区顧官屯鎮派出所の警官6人は劉さん宅に侵入し、劉さんの両手に手錠を掛け、劉さんが2015年に江沢民を告訴したという理由で拘禁した。劉さんは「法輪大法は素晴らしい!」と叫び、法輪功を迫害することは違法であることや、法輪功の無実を伝えた。しかし、警官に「法輪功の冤罪が晴れたら、俺を訴えてもいい」と言われた。一方、劉さんは健康診断を受けれなかったため、家に戻された。

 6月14日午後、平陰県裁判所の関係者は劉さん宅を訪ねて召喚状を渡し、2017年6月15日に平陰県裁判所の刑事法廷に行くように要求した。

 10月15日の夕方、顧官屯鎮派出所の警官2人は劉さんを派出所まで連行し、その後、平陰県留置場に移送した。

 2017年12月15日、県裁判所は劉さんに対し開廷した。

 情報筋によると劉さんは現在、山東省刑務所第11監獄区に拘禁されているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/5/11/365995.html)
 
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