唐山市の何益興さんと張月芹さん夫婦に再び判決
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 【明慧日本2018年5月19日】河北省唐山市の法輪功学習者・何益興さん(70代)、張月芹さん(70代)夫婦は2017年4月、警官に不当に連行された。その後、夫婦はともに懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡されたが、それを不服として、2018年1月に中級裁判所に控訴した。しかし、中級裁判所は原判決維持という結論を出し、同年4月に弁護士と家族に通知せず、張さんを石家荘内刑務所、何さんを冀東刑務所に送った。

 2017年4月19日、何さん夫婦は遵化市で人々に法輪功が迫害されている真実を伝える際、同市北頭鎮派出所の警官に不当に連行されて拘留所に送られた。拘留所で「死人ベッド」(ベッドの上で四肢を四方の方向へ引っ張り縛られる)という拷問を受けた。同年11月21日、秘密裏に開廷する直前、裁判長は夫婦に「お前ら、また法輪功は素晴らしいと叫んだら、炉に入れるぞ」と脅迫した。

酷刑演示:死人床
拷問の再現 死人ベッド

 何さん夫婦は懲役3年6カ月の判決を宣告され、それを不服として控訴した。その後、家族は弁護士に依頼した。弁護士がいろいろ調べたところ、一審に対して多くの疑問を持ち、中級裁判所に二審の公開審理を要求した。

 2018年4月3日、何さんの弁護士が中級裁判所に行き、何さんの案件の閲覧を求めたが、中級裁判所側に「この案件はすでに結審した。何益興は一審の前に弁護士をつけることを断った」などという理由で、閲覧を拒否された。

 そして、弁護士は「これは法律違反です。判決の結果は当事者あるいはその弁護士に届いていないかぎり、弁護士は当事者の権利を守ります」と話したが、相変わらず閲覧を許されなかった。

 何さんは唐山電力会社に勤めていた。誠実で真面目な仕事ぶりで周りの人に良い人だと公認されていた。張さんは法輪功を学ぶ前、短気で重い腎臓病を患い、いろいろな病院で治療したが効果はなかった。法輪功を学んでから、性格が良くなり、病気が完治し、穏やかな家庭を築いた。

 夫婦は定年退職し、静に暮らしたいのだが、真・善・忍への信仰を堅持したため、当局に騒がされ平穏な生活ができなくなった。

 2008年7月10日、唐山市路北公安局の警官十数人は何さん夫婦の家にやって来て、ドアを破壊して入ろうとしたが、ドアを破壊できなかったため、消防車を呼んで来て、ベランダから窓ガラスを破って入室した。そして、何さん夫婦は連行され、家宅捜索をされた。

 その後、何さんは懲役7年、張さんは懲役5年の実刑判決を宣告された。そして、何さんは冀東刑務所、張さんは河北省女子刑務所に収容された。

酷刑演示:电棍电击
拷問の再現 電気ショックを加える

 女子刑務所で張さんは警官に電気ショックを加えられたり、針で刺されたり、焼いた板の上に立たされたり、睡眠を奪われるなどの迫害を加えられた。その後、6監区に移された張さんはここでも針で刺されたり、ピンタをされたりして耳を負傷した。また、24時間洗脳を受けた張さんは4日間睡眠を剥奪されたため、意識を失ってしまうこともあった。

 何さんは刑務所でさまざまな迫害を受けて、2015年7月9日に解放されたという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/26/364595.html)
 
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