【明慧日本2018年7月25日】吉林省図們市石峴鎮の法輪功学習者・遅素琴さん、遅素玲さん姉妹は2018年7月2日に、再度、同市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。翌日の7月3日、家族は遅さん姉妹が長春の刑務所に送られたという知らせを受けた。
2015年12月17日の昼、素玲さんは延吉市で借りた家に、公安局の警官6~7人がドアを破壊し、不当に侵入して来た。警官らは家にある法輪功の関連書籍、携帯電話1台を押収した。情報筋によると、警官らは先に素玲さんの石峴鎮の家に行ったが、素玲さんが不在だったため、別の所にある素玲さんの延吉市の家までやって来たという。
又、素玲さんは連行された当日の午後4時過ぎ、警官が再び、誰もいない素玲さんの家を不当に家宅捜索した。そして、素玲さんは3日後の12月19日に解放された。
2016年1月4日の昼、素琴さんは図們市の息子の家で図們市国保大隊の警官に連行され、不当に家宅捜索をされた。その後、素琴さんは仮釈放されたが、警官の嫌がらせが続いた。
2016年6月27日午前8時前、吉林市留置場に拘禁されている義理の姉と姪(2人とも法輪功学習者で、5月12日に連行された)に面会しようと、素玲さんは高速列車に乗り安図駅に到着したとき、素玲さんは鉄道公安所の警官2人に連行された。素玲さんは吉林市駅で、列車に乗せられ延吉市に送還された。その日の午後、図們市国保大隊の警官は素玲さんを延辺病院に連れていき、身体検査をして留置場に送ったが、素玲さんの血圧が200以上もあり高血圧の為、留置場側に入所を拒否され、夜になって帰らされた。
2016年10月31日夜、石峴鎮派出所の警官は素玲さんを含む法輪功学習者5人を連行したが、当日の夜に解放した。
2017年7月21日、素琴さんと素玲さんは図們市検察庁から送られた起訴書を受け取った。
そして、2017年12月26日、派出所の警官は素玲さんの夫に電話し、「明日の午前、遅素琴と遅素玲に派出所へ来るように伝えなさい」と話した。「なぜ、行くのですか」と夫が聞くと、「すぐに帰らせるから」と言い質問に答えてくれなかった。
翌日、姉妹は派出所に行った。姉妹は警官に会って法輪功の真相を伝えようとしたが、警官に「この話はやめよう。車に乗れ」と言われた。そのとき、裁判所の車が派出所の建物の裏から出てきて、姉妹は強制的に乗せられ、裁判所に向かった。裁判所に到着して、姉妹は不当に開廷され、懲役3年の実刑判決を宣告された。姉妹は「法輪功は正法です。法輪功書籍の禁令は2011年3月1日に解除されました。法輪功の書籍を所持するのは合法です。私たちは何一つ罪を犯していませんから、判決は無効です」と無罪を主張した。
姉妹は裁判所から連れ出され、病院に連れて行かれ、身体検査をさせられて、延吉留置場に送られた。しかし、2人とも血圧が高くて、入所を拒否された。その後、2人とも帰宅した。
しかし、2018年7月2日、姉妹は再度連行され、実刑判決を受け、翌日に刑務所に送られた。姉妹とも血圧が220以上になっており高血圧の状態であったが、健康状態は無視され、無理やりに刑務所に入れられたという。