武漢市の善良な王斉花さんに不当な実刑判決8年
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 【明慧日本2018年7月26日】武漢市の法輪功学習者・王斉花さん(66)は2017年7月、現地の警官により連行され、洗脳班に入れられ、数日後留置所に収容された。2018年5月2日、新洲区裁判所により懲役8年の実刑判決を宣告された。

 王斉花さんは武漢市新洲区に在住していた。2017年7月13日午前、村委会の何姓会計士が新洲区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官ら4人と派出所の警官1人を連れて、王さんの家に不当に押し入った。その内の1人がビデオカメラで室内を撮影して回り、もう1人は壁に掲げあった「法輪大法は素晴らしい」と印字されている書や、蓮の花の絵画を強引に取り外して押収した。他にも旧い携帯電話が何台かあったが、警官らはそれら全て持ち去った。

 約1時間後、また十数人の警官らが駆けつけて来て、王さんを連行した。理由は旧い携帯電話に法輪功についての真相を話した音声が残っていたからだという。

 警官は王さんを連行した後、王さんの家族に何も知らせなかった。王さんの家族は5日間にわたってあちこちを探し回った後、やっと良心のある人に「武漢市蔡甸区(さいでんく)玉笋山洗脳班に拘禁されている」と知らされた。王さんの夫は急いでその場所に行き、王さんが確かにそこにいることを確認できた。

 王さんを救出するため、王さんの夫は翌日また長男と一緒に洗脳班に行った。しかし、2人は洗脳班の人員らに取り合ってもらえず、帰らされた。数日後、王さんは武漢市第一留置場に移送され、家族との面会も禁止された。

 洗脳班で王さんの信念を放棄させるため、人員らは数日にわたって王さんを立たせたまま、睡眠を完全に妨げていたことがわかった。人員らは「サインしたら帰宅させるぞ」と王さんに条件を出した。王さんは残酷な拷問に我慢ができなくなり、人員らが差し出した紙にサインをしたが、結局は解放されなかった。

 2018年5月2日、新洲裁判所は王さんに対して裁判を行い、王さんに懲役8年の重刑を宣告した。

 王さん一家が受けた迫害

 2003年、王さんの末っ子は法輪功を修煉していたという理由だけで3年の労働教養を強いられた。釈放された後も、また洗脳班に拘禁された。末っ子に面会する為、王さん夫婦は末っ子の妻と一緒に洗脳班へ行ったが、洗脳班の人員らに阻止された。王さんは道理を述べようとしたが、ある人員に押し倒され、セメントの柱にぶつけられ、頭から大量出血し、肋骨も1本折れた。

 人員が王さんを押し倒した後、救急の手当も何もせず、庭に入って大門を閉じた。そこで、王さんの夫と息子の嫁が救急車を呼んで病院に搬送した。その後、610弁公室の警官らは責任から逃れるため、王さんの息子をやっと解放した。

 2004年8月のある日、路上を歩いていた時に王さんは面識のある警官に不意に出会った。その警官は王さんのバッグを無理やり検査し、バッグの中に『明慧週刊』が何冊かあったため、すぐに王さんを連行し、留置場に収容した。迫害に抗議するため王さんは断食し、9日後、やっと解放された。

 数年来、現地の旧街派出所の警官が、数え切れないほど度々王さんの家を訪れ、王さん一家に嫌がらせをした。王さん一家に及ぼした打撃は、心身ともに計り知れないほど大きなものがある。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/20/371297.html)
 
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