心を修め 執着を取り除き 再び精進する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年7月9日】

 妨害を突破し 再び精進する

 2011年、私は迫害されて刑務所に入所させられました。普段、仕事ばかり夢中になり、法理に基づいて修めることが出来ず、学法は形式に留まっていました。そして、刑務所では正しく振る舞うことが出来ず、自分の修煉の道に汚点を残してしまいました。しかし、師父はこんな私でも手放されませんでした。

 2014年私は刑務所から解放されましたが、頭がぼうっとして目の前が暗くなりました。しかし血圧は正常でした。修煉しない主人が私のために薬を買ってきました。私は血圧が正常だから薬を飲む必要はないと伝えました。その後、症状は相変わらず続き、また家族にも糖尿病の者がいたため、自分に何か病気があるのではないと心配するようになりました。すると血圧が220mmHg/180mmHgになりました。信じ難く再び測ってみたら、ドンドン高くなり、最後には280mmHg/220mmHgにまで上がりました。そこでやっと、師父が悟らせていらっしゃると認識できました。修煉者には病気はありません。そして、病気ではないかという恐れる心を放下すると、この症状が全てなくなりました。

 それ以来、私は毎日法を暗唱し、集団学法に参加し、同修の助けの下で厳正声明をも発表し、すばやく法を正す大きな流れに入りました。携帯電話で真相を伝えて、毎週のように十数人を三退させました。

 しかし、邪魔も絶えませんでした。一度、ある保護者に真相を伝えDVDを渡したところ、そのことが主人に知られ、主人は私と離婚すると騒ぎ出しました。迫害が始まってから、私は9回も捕まりましたので、主人は修煉者の家族としてたくさんの苦しみをなめました。私は彼の立場を理解し、彼と争うことなく、心も動ずることなく、発正念をしました。主人はしばらく騒いでから穏やかになりました。

 息子の家族が我が家に居た時のことです。一度携帯電話で真相を伝えていた時、息子に気づかれてしまいました。彼は自殺するとか、自分で自分を殴るなどの方法で抗議し、再び外に出て真相を伝えないようにと約束を強いて、このトラブルはしばらくの間続きました。私は息子に真相を伝え、また発正念して彼の背後の邪霊の要素を取り除きました。その後、息子は私に一つの夢を見たと言いました。夢の中で彼は1人の神仙に「どうしてうちの母は、あなたのように自分だけを修めてはいけないのですか」と聞いたそうです。その神仙は「私が修めているものは小さな法だが、あなたの母親は大法を修めており、人を救うことが使命だからだよ」と答えてくれたそうです。その時から息子は態度を改め、陰で私を守ってくれるようになりました。

 再び精進するようになるまで、心性と身体的な関は非常に大きいものがありました。一度、顔と目が腫れ上がって、ひどく怖い状態になりました。家族は私に病院に行くように勧めましたが、私は大丈夫だと答えました。私は学法と煉功、真相資料の配布を続け、集団学法にも参加し、買い物もし、食事作りも続け、普段通りの仕事をこなしました。ときには鏡の中の自分の見にくい顔を見ながら、すべて虚像だ、邪悪には私が大法を実証し、衆生を救うことを阻むことが出来ないと思っていました。すると1週間後、その状態は良くなり、なくなりました。親族は私に「すごいね」と言ってくれ、法輪功を修煉することを反対していた者も口を閉じました。

 当時、私は孫の面倒までみていました。毎日孫をベビーカーに乗せて買い物に出かける時、真相資料を配布し、真相の書かれた手紙を郵送し、真相メッセージを送り、電話して真相を伝えるなど複数のことを同時に行いました。夜皆が寝る時、私は携帯電話の三退名簿を確認し、録音メッセージを聞き、メッセージを送って、三退に同意した人に三退をすでに受理したことを伝え、また彼らを祝福しました。

 その後、孫の面倒を見る必要がなくなり、環境も変わりました。私は面と向かって真相を伝え始めました。毎朝動功をし、発正念をし、『轉法輪』を一講読み、9時にでかけて真相を伝えました。午後には法を暗唱しました。現在までに6回ほど暗唱しています。夜には静功をやり、各地での説法を読み、毎週30~50人を三退させています。

 私は私達に修煉したいという確固たる心があれば、師父は私達を助けて向上させてくださる、ただ人を救いたい願望があれば、師父は縁のある人を私達の周りに連れて来てくださるということを体得しました。ただ一心に学法して心を修めることを重視すれば、修煉の道を正しく歩むことが出来ます。私と同様に間違った道を歩んだことのある同修には、ここでもう一度ぜひ奮い立ち、勇猛精進し、師父の慈悲なる済度に応えられるように、精進することを強く望みます!

 真相を伝える中で 執着を取り除く

 師父は「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」[1]と説かれました。私は面と向かって真相を伝えることは、師父が私達に執着を取り除き、心性を向上させるよい機会を与えておられると感じ取りました。

 1、 恐怖心を取り除き なお一層精進を重ねる

 一度、果物を販売している若者に真相を伝えました。彼は「あなたは法輪功の方ですか」と聞かれ、電話で告発しようとしました。当時恐れる心はなく、「あなたはいい人だから、そんなことをしないでください」と伝えましたが、彼は電話を何度もかけ続けました。私はそこを離れながら、彼の背後の邪悪要素を取り除き、また心の中で自分は神であると思いました。数歩、歩いた時、目の前が派出所で、しかも監視カメラがあることに気づき、恐怖心が出てきてしまい走ってしまいました。

 帰宅してから、私は引き続き発正念し、師父に加持を求めました。その後、やはり正念が足りず、まだ恐怖心があることに気づきました。しかしその後、師父がすぐそばにいらっしゃると悟りました。「あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」[1] それからまた、真相を聞いてくれない人に何回か出会い、彼らは大きな声で叫びました。2回ほどスパイにも遭遇しましたが、心は動じませんでした。彼らに大法への迫害に加担しないで、自分のために美しい未来を選ぶように伝え、また同時に三退を勧めました。私は悟りました。恐怖心の有無は心の中で考えたことではなく、口元で大丈夫だと言えば大丈夫であるわけでもなく、やり遂げてからやっと修めたことになります。この恐怖という物質は本当に各種の環境の中で、練磨されてやっと取り除くことが出来ます。そして、師父と大法を信じる度合によって違い、その分だけ成し遂げられます。

 2、嫉妬心を取り除く

 私は2人の同修と一緒に面と向かって真相を伝えています。決められた場所に着くと通常それぞれが真相を伝えています。しかししばらくすると、いつも私が真相を伝えていると、もう1人の同修が突然割り込んできて、私の話を打ち切り、自分が真相を伝え始めます。一度すでに1人の常人に三退する名前までつけていたのに、その同修が慌ててもう一つの名前をつけました。当時別にいいと思い、これもまた心性を向上させているのだと分かっていました。しかしそれ以降、なかなかその心を放下することが出来ませんでした。私が名前までつけてあげたのに、彼女はどうしても自分のつけた名前の方が好きだと言い張りました。私は口には出しませんでしたが、その良くない心がずっと湧いてきて、執着と知りながらも抑えきることが出来ませんでした。

 その時、頭の中に師父の説法がまた浮かびました。「大法は全宇宙のものであって、誰か微々たる個人のものではなく、仕事を誰が行なおうとも大法を広めているのです。あなたがしたとか、わたしがしたと言う必要があるのでしょうか? 皆さんはこの心を取り除かないまま天国へ持っていって佛と争うのでしょうか? 誰も大法を独占することはできません。その不平不満な心を取り除いてください! 心中穏やかではないとき、それは執着心によって引き起こされたのではないでしょうか?」[2]

 ここまで考えると心が一気に広くなりました。誰が三退させたにしろ、本当に人を救っておられるのは師父ですから、自分がしたのだという事を重んじるべきではありません。師父が見られているのはこの過程で心性を守り、名を求める心を取り除き、非常に強い嫉妬心をなくすことです。

 私の向上を助けてくださった同修には本当に感謝します。旧勢力は私達が衆生を救い済度することを妨害するために、隔たりを作ろうとしています。これらを見出してから、私達はますますよく協力できるようになりました。時にはその同修が三退させた後、お守りがなくなると私はすぐにお守りを渡します。私に真相資料がなくなると、彼女が一部持って来てくれます。2人連れの人に出会うと、私達は1人が真相を伝え、もう1人が不足を補い、本当によく全体的に協調がよく取れるようになりました。

 真・善・忍を修めると衆生は自然と笑う

 真相を伝える中で、よくチラシを配布している人に出会います。彼らと話し合うために、私は住宅を買うふりをして、時には主人の携帯電話の番号を彼らに伝えました。後で主人に叱られてから、やっと私は修煉者だ、真・善・忍を修めているのに、どうして真ではないことをするのだろうか、と目覚めました。

 真相を伝える中で、私は学法をしっかりすれば修煉状態がよくなり、真心と誠意と笑顔で衆生を迎えられることを体得しました。いつも「おばさんの精神状態は本当にいいようだね。おばさんはとても善良だね」と言ってくれる人が多くいます。これらの人は真相を伝えるとすぐに三退してくれます。

 一度バスの中で、1人の人がずっと私に向けて笑顔をみせてくれました。私はきっと縁のある人だと思い、彼と一緒に座りました。真相を伝えるとすぐに三退しました。ただ言えるのは、絶えず自分をしっかり修めてこそ、人を救うことができます。世の人々はみな師父の親族であり、私達の親族でもあります。大法弟子が彼らを救わなければ、誰が救えるでしょうか!! 

 注:
 [1] 李洪志師父の著作: 『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の著作: 『精進要旨』 「さらに執着を取り除く」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/2/370511.html)
 
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