北京延慶裁判所 3人の年老いた学習者に実刑判決
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 【明慧日本2018年7月9日】北京の法輪功学習者・陳仲蓮さん、王金蘭さん、劉学ヘイさんの3人は、2017年9月15日に不当に連行され、拘禁された。2018年5月、北京延慶裁判所は3人に対して判決を宣告していたことが最近わかった。陳さんには懲役3年6カ月、王さんには懲役2年6カ月、劉さんには懲役1年のそれぞれの実刑判決であった。

 陳さんは北京延慶区延慶鎭小河屯の住民で、2017年9月15日、真相のポスターを貼っていた際に現地の警官により連行された。2018年1月30日午前、陳さんに対して延慶区裁判所で裁判が行われた。弁護士は当局からの訴えや書類及び物証などの証拠の違法性について、それぞれ指摘した。「本案件は実際の犯罪行為もなく、犯罪の被害者もおらず、被告人の陳さんは無罪です」と弁護した。案件は検察庁まで差し戻され、再度、改めて調べ直して書類の補充をした上で、裁判所に提出するよう求められた。

 王さんと劉さんの2人は延慶区康荘鎭楡林堡村の住民である。1917年9月15日の午前、家で現地の派出所の警官らにより連行され、昌平留置場に入れられた。延慶裁判所は2018年1月31日に、2人に対して裁判を行ったが、弁護士は無罪であると弁護した。

酷刑演示:铁椅子
鉄の椅子という拷問のイメージ写真

  裁判に王さんは車椅子で出廷した。連行された当日の夜から、王さんは長い間鉄の椅子に縛られて拷問され、両足に障害を負った。弁護士は王さんを障害者にさせた警官の責任を追及すべきだと主張した。王さんの案件も「証拠不十分」という理由で、検察庁まで差し戻され取り下げられた。3月2日、検察庁は「証拠についての補足説明書」を添付して書類を再度裁判所に提出したため、再び開廷した。弁護士はその補足されたいわゆる証拠は法律的な根拠が何もなく、しかも違法であると指摘した。しかし、裁判官は法輪功学習者に対して、いつも通り証拠が不充分であるにもかかわらず、偽の証拠を認め、学習者を有罪であるとし、実刑判決を下した。ここ中国では裁判はただの形式的な見せかけのものであり、世間を欺くためのものに過ぎない。

 また、中国の司法当局の裁判官こそ、法律を踏みにじる張本人で、悪者であり、まず自らを正さなければならないのではないか。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/28/370337.html)
 
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