私がなぜ法輪功修煉者になったのか
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文/クロアチアの大法弟子

 【明慧日本2018年8月29日】私は2002年秋、書店でクロアチア語に翻訳された、李洪志先生の著書『法輪功』の本を購入しました。

 当時、私は太極拳を4年間練習していましたが、最初は練習した結果に満足していましたが、徐々に身体を鍛えるだけでは不十分だと感じました。もっと自分の道徳レベルを高めたければ、自分の内面を磨く必要があるとわかったのですが、残念ながら、多くの西洋人は今の太極拳を含め、東方の古い修煉方法を単なるスポーツだと思っています。瞑想などの修煉方法を健康を改善するためのツール(手段)だとみなしています。私は太極拳を通じて、精神的にも向上しようとしましたが、精神的な方面での指導者の指導なしには、レベルを改善するのが難しいことがすぐにわかりました。

 私はインターネット上で法輪功のウェブサイトを見つけ、すぐにその内容に引き込まれました。ウェブサイトのデザインも非常に良く、法輪の図形が輝いており美しいものでした。書籍や音楽、ビデオなど、すべてのコンテンツは無料でダウンロードできました。このスタイルは人間の道徳レベルが堕落し、心を鍛えることがホットな話題になりつつある現代社会の中で、お金のため、役に立たないものを販売している多くの偽の超能力を使う先生がいる中で、私にとって非常に重要なものでした。

 太極拳を練習している間、私はまた他の気功を勉強していました。太極拳の先生も、私たちにこのようにやるよう勧めました。太極拳などは、さまざまな気功の練習を混ぜることが可能だと思います。しかし、法輪大法を修煉した後、私は本当に不二法門がどれほど重要であるかを実感しました。同時に数種類の気功を練習することは、自分の体と精神を乱れさせることになり、自己を高められないことがよく分かりました。

 本当の修煉者になるには各種の妨害に遭遇した際に、師父の守護が必要という内容を読んだ時、少し躊躇したので、すぐに修煉を始めようとしませんでした。しかし、度々ウェブサイドの内容を読み続け、五つの煉功動作を学びました。『法輪功』の本を読めば読むほど、大法の内容を深く理解でき、印象が深く残るようになりました。私は何回もこの本を読み返しているうちに、他の本と比べ、内容が分かりやすいと感じました。特に「清浄心」の部分を読んだとき、私は感動し、興奮しました。私は清らかな心というものを、ずっと探し求めていたからです。その部分を読み終えたあと、私はやっと法輪功を始めようと心に決めました。

 偶然なことに、ちょうどその頃、オーストリアの法輪功修煉者が、私が通っていた太極拳のクラブにやって来ました。そして、2002年12月から、法輪功を紹介するクラスを週末に開催することになりました。このニュースを聞いて、私はとても嬉しかったのです。私は五つの動作を覚え、その後の数カ月の間、法輪功と太極拳を混ぜて練習していました。しかし徐々に、不二法門の考え方を受け入れ、太極拳の練習を辞め、専一に法輪大法だけを修煉するようになりました。

 私は長年購入してきた、すべての気功の本を捨てることに決めました。しかし、私の家族は、本を捨てるのはもったいないから、他人に売ったり寄付したりする方が良いと言われました。しかし、私はこれらの本の中に、人に害を与えるものがあるので、捨てた方が良いと思いました。そしてその瞬間から、他人に贈り物を与えるなら、法輪大法の本にしようと決めました。同時に、過去数十年に渡って集めてきた東洋の神の彫刻をも捨てました。それ以来、私の部屋には、李洪志先生と法輪の写真、本棚には法輪功の本だけを並べるようになりました。

 最初は、五つの動作の練習に集中し、法の勉強にはあまり時間をかけませんでした。そのため、次元を高めるのは遅れていました。ここでは、私の問題がどこにあるのかを理解できるように、古い修煉者により深い説明をしてもらえたことに感謝します。心と体が一体であるため、動作の練習以外にも、法を学び、心を修めることが最も重要であることを知りました。師父は「毎日幾つかの動作を行なうだけで、法輪大法の弟子と言えるのでしょうか? そうとは限りません。 本当に修煉しようと思えば、われわれの言う心性基準に基づいて自らを律し、本当に心性を高めなければならず、それこそが本当の修煉です。 ただ動作だけをやっても、心性は向上せず、一切を加持する強いエネルギーがなければ、それは修煉とは言えず、われわれもあなたを法輪大法(ファルンダーファ)の弟子として認めるわけにはいきません」[1] と述べられています。

 このようにして、私は法輪功を修煉する道を歩み始めました。時間が経つにつれ、法輪功の動作はこれほどシンプルである一方、法の素晴らしさ、偉大さ、不思議さを身をもって体験することができました。師父は「心を修めなければ誰も成就できるはずがありません」[1] と教えてくださいました。心と体を同時に修め、そして、特に心性を向上させ、宇宙の最高特性「真・善・忍」に同化することが、法輪功の特徴です。

 クロアチアの修煉者は『轉法輪』をクロアチア語に翻訳しました。『轉法輪』を勉強することによって、私は法輪功を修煉するもっと深い意味がわかるようになりました。この素晴らしい本の中で、師父はこれほど、分かりやすくはっきりとした言葉で、修煉の原則と宇宙の特性、そして人間として生きる本当の意味を教えてくださいました。今の現代社会において、人間関係からますます誠実さ、同情、寛容さが失われ、すべてのものが名利の天秤にかけられ、判断されるようになりました。これは悲しいことであり、非常に危険な状態でもあります。

 法輪功の修煉を通じて、私たち法輪功修煉者一人人は、みんな師父が法を正すことを助け、衆生を救い済度する偉大な使命を背負っていることが、わかるようになりました。偉大で慈悲なる師父に済度された私たちは、師父に託された三つのことをしっかり行わなければなりません!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/1/370400.html)
 
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