文/中国の大法弟子
【明慧日本2018年11月12日】江沢民による法輪功への迫害が1999年7.20に開始されてから、私が住む地域の県公安一課・現在の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは共産党の指令に従って、リストに載っていた県内の法輪功学習者に対して責任分担制を実行しました。
国家公務員の私に対する迫害を、一課の指導員が具体的に担当しました。最初の頃、指導員は中国共産党の嘘の宣伝を信じ、恐ろしい態勢でしょっちゅう多くの警官らを連れて来て、私を迫害するよう職場の上司に圧力をかけました。また私を尾行して監視したり、政治的にも経済的にも懲罰を加え、大会を開いて私を批判したりして、私を転向させようとしました。彼は610弁公室と政法委員会(法輪功迫害の実行機関)の人と組んで私の職場に来て、テーブルを叩いたり、椅子を投げたりして私を威圧し、私の職務や仕事を辞めさせると威嚇したほか、夫や子供たちまで連座させようとして、私の正常な生活や仕事を妨害しました。しかし、彼らがどんな態度をとっても、私の心は動ぜず、ひたすら彼らに法輪大法の素晴らしさや病気治療と健康保持の奇跡、そして大法を学ぶ人が良い人になった数々の事例を挙げて、世界中で法輪大法が広まっている盛況ぶりを教え、彼らの善良と良知を啓発しました。
それと同時に私は憲法36条に国民には信仰の自由があると定められてありますが、江沢民は個人的な嫉妬から、7人で構成された中央常務委員の6人までが同意していないにもかかわらず、弾圧を独断専行し、1億人ぐらいの法輪功学習者たちを迫害したと言いました。県公安一課の指導員である彼は、何度も私を妨害するうちに、だんだんと大法弟子としての善良さを感じるようになりました。それと同時に上司や同僚たちも私が良い人で、仕事に対しても真面目で、毎年優秀公務員として評価されていたことや、元々虚弱体質だった私が法輪功を学んでから健康になり、性格も優しくなったことを彼に教えました。事実を前に、少しづつ彼の考え方にも変化が現れ、以前は私を呼び捨てにしていましたが、後になると私のことを「お姉さん」と呼んで、法輪功の真相や煉功の状況などを尋ねるようになり、私が煉功の動作をして見せると、彼も真似してやってみました。
その後、私は1冊の『共産党についての九つの論評』を彼に渡すと、彼は本を家に持ち帰りました。一日中かけて本を読み終えた彼は「とても素晴らしい本だ、私に大きな震撼を与えてくれたよ」と私に言いました。
それから私は続けて彼にいろんな資料を渡して読ませました。観念がすっかり変わった彼は目覚め、それ以降、彼は自分の責務の範囲内で大法弟子を守るようになり、610弁公室の迫害計画をできるだけ事前に法輪功学習者に教えました。まだ真相を知らない人が学習者を通報した場合は、その人に法輪功学習者は皆良い人で、江沢民の悪巧みに過ぎないから、本気にならなくていいと教えました。ある日、法輪功の資料を配っていた法輪功学習者が逮捕されましたが、彼は2時間ほどしたら帰らせました。またある時、610弁公室が彼に警官を連れて法輪功学習者を連行するよう指示を出しましたが、彼は直ちに「人手不足で、自分たちのやるべき仕事も間に合わないから、そんな時間はありません」と拒否しました。
彼は積極的に真実の情報を広めました。私は新しい資料やCD、小冊子などがあれば、いつも彼に20冊ぐらい渡しました。すると彼はそれを職場の食堂のテーブルに置いて捜査品だと言い、わざと食事をする警官らに持ち帰らせ「読み終わったら返してね」と言いました。実のところ返す人は誰もいませんでした。彼は私に「今の公安局内部の90%の人員が『共産党についての九つの論評』と法輪功の資料を読んだことがあり、どういうことなのかを皆分かっています」と言いました。610弁公室や政法委員会の人員が来た時も、彼は資料などをテーブルに置いて皆に読ませました。ある真相を知った610弁公室の主任は仕事を辞め、商売を営むことにしました。そのためこの数年、我が県では法輪功を迫害する公文書を見なくなりました。
2011年、彼は私を通じて大法の書籍を一式求めて、大法を修煉し始めました。それからすでに7年が経ち、彼を通じて6人の公安局の同僚たちが真相を知り、三退をすると同時に修煉の道に入りました。
ある時、彼は仕事の関係で農村地域に行った時、知り合いに会いました。重病で苦しんでいる知り合いに、彼は「あなたの苦しみを解決するいい方法がある。あなたが誠心誠意『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念ずれば奇跡が現れる」と教えました。一週間後再び行ったら、知り合いは彼に「あなたが帰ってから私はずっとそれを念じました。すると翌日、本当によくなりました。確かに奇跡のようだったよ」と嬉しそうに言いながら「こんなに素晴らしい法を、どうしてもっと早く教えてくれなかったのか」と悔しそうでした。
日曜日になると、彼はいつも田舎に住んでいる親戚たちの家を訪れ、法輪功の真相を伝えています。「どうして、公安局のあなたが法輪功を信じているのですか?」とよく聞かれることがありますが、彼は「紛れもない真実を目の前にして、信じざるを得ないからだ。信じる者が恩恵を受けるのだ」といつも答えていると言います。