吉林省蛟河市の李徳寛さんは懲役7年を宣告された
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 【明慧日本2018年12月10日】吉林省蛟河(こうが)市の法輪功学習者・李徳寛さん(60)は2018年4月30日、警官により不当に連行された。その後、李さんは蛟河裁判所に懲役7年の実刑判決を言い渡された。

 2018年4月30日昼、李さんは家にいたとき、街道派出所の警官により連行され、家宅捜索を受けた。警官は法輪功の関連書籍と創始者の写真、9万5000元余りの現金などを押収した。そして、5月1日午後、李さんは蛟河市留置場に送り込まれた。

 しかし、警官は李さんが拘禁されたことを李さんの家族に知らせていなかった。家族は李さんが急に居なくなったので行方不明になったと思い、派出所へ行き李さんの捜索願いを出した。そこで李さんが拘禁されたことを知った。

 6月6日、李さんに逮捕令状が発布された。9月上旬、李さんは不当に開廷されたが、そのことを家族には通知されなかった。家族は弁護士を雇って李さんとの面会を依頼したその日、李さんが翌日に開廷されることがわかったという。

 弁護士は留置場へ行き、李さんとの面会を求めたが、留置場の警官に拒否された。その警官は弁護士に「法輪功を学んでいない証明書を持っているのか?」と聞き、「本省内の弁護士なら面会できるが、地方の弁護士は面会できない」と言った。弁護士は吉林市に戻り、証明書を受取りに行ったが、610弁公室の警官に断られた。仕方がないので、弁護士は李さんの家族に会って、費用を返そうとしたが「もう一度留置場へ行って、面会をしてみる」と言って留置場へ行った。その時「面会は出来ない」と言った警官がそこにいなかったため、なんと、弁護士は李さんと会うことができた。

 裁判の日、李さんの娘と妹夫婦は共に傍聴に行ったが、入を許されなかった。そして、家族は知り合いに頼んで、開廷直前に李さんと会うことができた。

 李さんは懲役7年の実刑判決を宣告されたが、現在、李さんはどこに拘禁されているのか、家族には知らされていない状態である。

 そのほか、李さんが4月30日に連行された1時間後、法輪功学習者・劉麗さんが李さんの家を訪ねて来た時、待ち伏せしていた警官により連行された。劉さんは37日間拘禁されて、6月6日に開放されたという。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/18/377321.html)
 
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