吉林楡樹市裁判所は85歳を含む学習者5人に不当判決
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 【明慧日本2019年2月8日】吉林省楡樹市裁判所は2019年1月23日、同市に在住の法輪功学習者5人に対して判決を言い渡した。その内訳はそれぞれに対して、張玉潔さん(69歳女性)には懲役3年2カ月と罰金5000元、李秀娟さん(50代女性)には懲役1年と罰金5000元、李慶霞さん(75歳女性)には懲役3年それに執行猶予4年、劉淑岩さんには懲役2年6カ月それに執行猶予3年、徐景超さん(85歳男性)懲役2年6カ月それに執行猶予3年と罰金1万元の判決を言い渡した。

 そして、張さんと秀娟さんは判決を受けた後、これを不服としてすぐに控訴した。

 2018年11月16日の朝7時、張さん、李秀娟さん、宋兆垣さん、李慶霞さん、劉さん、徐さんの6人に対して、不当に裁判が開廷された。張さんと秀さんの家族は、その当日の朝4時に電話で開廷の知らせを受け、「傍聴するなら、法輪功を学んでいないという証明証が必要だ」と言われた。しかし、これらの関係部門の営業は時間外だったので、家族はその証明証を取ることができず、傍聴ができなかったという。

 2019年1月14日、宋さんは裁判官の尋問を受けた後、死亡した。裁判官は宋さんの娘を利用して、宋さんに「転向」を強要し、「転向しなければ、お前に懲役9年の判決を下すぞ!」と脅迫した。その後、宋さんは拘禁されていた部屋に送られたが死亡したという。享年67歳だった。

 2018年6月13日午後1時半、秀娟さんの家に楡樹市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら十数人が不法侵入し、派出所の警官だと嘘をついて、秀娟さんを連行した。近隣の人の話によると、秀娟さんは手錠をかけられ、「私は悪いことをしていないし、なぜ連行するのですか?」と聞いたが、警官らはそれには答えず、秀娟さんの夫と家に来ていた親戚も、公務執行妨害だとして一緒に連行したという。その後も警官は2回、秀娟さんの家にやって来て家宅捜索し、私財を押収した。

 李秀娟さんは若々しく見え、いつも笑顔で人と接し、親孝行でよく人助けをした。留置場で秀娟さんは迫害に対して断食をして抗議したが、強制的に灌食された。6月22日、弁護士は李さんと面会したとき、李さんは乱暴な灌食のせいで嚥下障害(えんげしょうがい・食べ物を上手に飲み込めない状態のこと)を起こし、腕には無数の傷があり、両足は腫れ上がった状態だった。

 張さんは善の心を持って、人々に法輪功が迫害されている真相を伝えていたが、連行され拘禁され、行政拘留され、刑事拘留され、そして最後には、労働教養処分などの迫害を受けてきた。

 2018年9月21日、張さんは人々に法輪功の真相を伝えている際、警官に連行され、留置場に送られた。警官は張さんの自宅を家宅捜索し、法輪功関連の書籍、法輪功創始者の写真などを押収した。張さんの夫は寝たきり状態であった。張さんが連行された後、悲しんで毎日泣いているという。

 慶霞さんは国家公務員だった。1999年6月から法輪功を学び始めたが、1カ月後の7.20から、中国共産党が法輪功への残酷な弾圧を発動した。それで、慶霞さんは圧力をかけられ、法輪功の修煉を中断させられた。2002年、法輪功をやめた慶霞さんは末期癌を患い、いろいろな治療を受けても効果がなく、生命が危険な状態になった。2003年、慶霞さんは再び、法輪功の修煉をし始めると健康を取り戻し、化学療法で抜けた髪の毛も生えてきた。

 2018年8月10日午後3時、慶霞さんは街で法輪功の真相を話したとき、華昌派出所の警官に尾行されて連行され、家宅捜索された。その後、留置場に送られた慶霞さんは迫害で高血圧症になり、高熱を出し、足の痛みで歩行が困難になった。慶霞さんの娘は慶霞さんはかつて子宮癌だった診断書を持って行き、警官に会い、「母が生命の危険にさらされたら、あなた方は責任をとってくれるのですか?」と言って、母の解放を求めた。

 黒林鎮の徐さんは2018年10月8日、法輪功の資料を配ったとき、当地の派出所の警官に尾行され、連行された。その後、留置場に送り込まれたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/2/381622.html)
 
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