新しい学習者 師が法を正すことを手伝う
■ 印刷版
 

文/台湾の大法弟子

 【明慧日本2019年2月14日】

 師父、こんにちは!

 同修のみなさん、こんにちは!

 私は2年間大法を修煉してきた桃園市の大法修煉者です。2016年9月に神韻交響楽団の演奏会の説明会に参加したことがきっかけで、法を得ました。法を得る前の人生を振り返って見ると、多くのことは自分ではコントロールし難いものでした。生活上の諸事をコントロールできないし、周りの人の関係もコントロールできないし、心はいつも家族や外在的な現象に影響され、嬉しいかどうかは全部それらによって決められていました

 以前は夫と息子達のために常に悩まされていました。夫は酒を飲むと団地でとくトラブルを起こしました。すると隣近所はよく私に電話をかけて不満を訴えました。他所で働いていた私は、すぐに家に戻ってトラブルを処理することが出来ませんでした。一番下の息子は三つの高校に通っても、卒業すらできない危うい状況でした。これらのことが原因で私は苦しみのあまり眠れなくなりました。横になっている間もすぐにトイレにばかり行っていたので、寝ていないのとほぼ同じでした。常に疲れを感じ、民間療法に助けを求めて、1週間に2回はカッサ(中国で発明された体調を整える方法の一つ)を行いました。

 しかし、大法を修煉してからは睡眠の質が良くなり、いまは頭が張らなくなり、物事への見方も変わり、元気になって性格も良くなりました。これらを目にした長男の嫁は、かんしゃく持ちの自分の母親に私と一緒に大法を修煉するように勧めました。私の姉も「以前、あなたは3人の旦那(夫と2人の息子のこと)の面倒を見ていたが、年をとった現在は逆に芽が出る日を迎えたね」と冗談をいいました。

 一、大法の恩恵を受け 常に友達に法を広める

 私は法を得てからしばらくの間、8人の友人達を招いて九日間の講習会に参加してもらいました。同修にどうやって友達を多く招くことが出来たのかと聞かれました。実は友達はみんな私の人柄を知っていました。私は普段、仕事に非常に真面目でしたが、50歳を過ぎると息子たちが全員大人になったことに気づき、頑張ってお金を稼ぐ意義を失いました。そこで、人生が虚しいと感じて心の拠り所を求めるために、ずっといろいろな法門を訪ね探し回っていました。

 私は法輪大法の書籍は、何のために人はこの世に生まれてきたのかが語られていることや、特に師父の説かれた「苦の中の苦を嘗め、忍び難いことを忍ぶ、などなどができなければなりません」[1]という内容に深く感動したことなどを友達に紹介しました。心の中で解けなかった多くのことが急に全部はっきりとわかるようになりました。以前、私は非常に頑張っていましたが、占い師に将来は離婚するなどと言われました。他人は努力もしていないのにいい生活を送り、結婚生活も幸せそうでした。逆に私は本当に頑張っていたのに、ほしいものが何も得られませんでした。

 法輪大法を修煉してから運命はこのように定められている、されにそれは結局、因縁関係によるものだと分かりました。もし法を以て師とすることができ、欲望や執着を捨て去ることができ、気にかけないでいられるなら多くの心は私を影響することが出来ません。一部のことはそもそも生じることになっていますが、私が修煉を初めたので、心が環境の変化に左右されることがなくなりました。

 常人は健康な体のために運動をしたり、気功をやったりします。法輪功には五式の功法があり、一般の気功より簡単で学びやすく、その上、他人と物事に対してどう対処するのかを教えてくれていますので、本当に素晴らしいと思います。以前、他の法門でも放下、放下と言われていましたが、どう放下するのかを教えてくれませんでした。私が読んだ他の法門の本も少なくありませんが全然わかりませんでした。法輪大法の師父は「どれだけ大金持ちになっても、どれだけ地位の高い官職に就いても、個人経営で会社を興おこしてどんな商売をするにしても、心を正しく保ち、公平かつ良心的に取引しさえすれば、何ら問題はありません」[2]と教えてくださいました。誰でも修煉できるし、肝心なのはにどう対処するか、名利心が強いかどうか、寂しがったり、失望し過ぎたり、喜び過ぎたりしていないかという、この心の状態が肝心なのです。

 法はとてつもなく大きくて、私は本当に素晴らしいと思います。私はこれらの自分の体験を友達に聞かせました。そしてあなた達はこの九日間の講習会にぜひ参加してくださいと勧めました。自分自身に非常に助けになるもので、お金を支払う必要もありません。修煉するかいなかについては誰も強要しません。しかし、九日間の講習にはぜひ参加してください。きっと心身ともに有益になりますと勧めると、彼らは喜んで講習会に参加しました。

 後に彼らの中の一部の人は、朝早く起きて煉功することが出来ないとか、煉功が大変だからと言って続けられませんでした。しかし、この8人の友達と一緒に九日間の講習に参加した結果、自分自身の収穫が最も多かったのです。

 二、大法は中傷されてはならず、恐れの心を克服し 香港に行って法を実証する

 法輪大法を修煉してから物事に対する見方も変わり、視野がもっと大きくなりました。よく香港のパレートに参加した同修から体験談を聞き、とても感動しました。これほど素晴らしい修煉方法が中傷されているから、絶対立ち上がって真相を伝えるべきだ、さもないと多くの人が法を得られなくなると思いました。しかし、修煉する前私は歩くことが苦手で、歩くのが非常に遅いだけでなく、歩くのが嫌いでした。香港でのパレートは2、3時間続くので私は怖くなりました。しかも私は小さい頃から緊張すると胃腸炎をすぐに起こし、何も食べなくても下痢をするのでパレートの時、下痢することを怖がっていました。

 このように心配する心がありましたが、法が本当に素晴らしいと思ったので立ち上がるべきだと認識しました。私は自分の恐れる心を克服し、常人の心を捨て去りました。法を得て8カ月が経ったとき、香港での新聞配りやパレートに参加しました。香港でのパレートの際、道の両端は衆生でいっぱいでした。人々がパレートの全景をみることができれば、彼らに一通り真相を伝えることに等しくなり、きっと真相がわかってくるでしょう。それ以来、私は1回も取りこぼすことなく、香港でのパレートに全部参加しました。

 香港では中国共産党寄りの団体が法輪大法を誹謗中傷し、メガフォンで撹乱している声が聞こえました。中国共産党は本当に邪悪なものです。彼らの悪さは想像できないほどで、自分はもっと自ら立ち上がって真相を伝えるべきだと認識しました。私は口頭で真相を伝えることはできませんが、看板を持つことや、発正念をすることもできるし、新聞を配ることもできます。

 私はまだ働いていますが、以前のように一生懸命にお金を稼ごうとせず、ただ生活するに足りるくらいの収入があれば満足しています。私は営業の仕事をやっていますが、名利を淡白に見、ただ半年間ずつに与えられたノルマを達成できさえすれば、残りの時間は香港に行き、長時間滞在しながら真相を伝えるようにしています。このように心を人を救うことに費やすと、そこまで気にしなくても業績は自然によくなり、ノルマも達成できました。まるで師父が私のために按排されているようで、香港に行ける時間が多くなり、最初の10日間から半月に増え、さらに1カ月間滞在することもでき、今年は2回も1カ月間滞在しました。

 香港の観光名所には発正念をする同修、横断幕を持つ同修、看板を持つ同修、真相を伝えて三退を勧める同修などがいますが、皆が一つの全体をなしています。私は直接真相を伝えることができません。中国人観光客は行きも帰りも慌ただしくて、同修が彼らに一言二言話しても理解できず、そのまま離れる人もいますが、警戒心が少なく、それほどプレッシャーを感じない人は看板をじっと見ます。だから看板を持って人に見せるのも非常に意義があることです。中国人観光客が大体理解できたとき、同修が真相を伝えるとその人は三退に同意する可能性が高いのです。皆が秩序よく協力し、どんなに難しい困難でも突破できるような一つの全体をなしました。一度バスの中で私達に対して敬礼する観光客を見かけました。

 三、新聞を配る過程で心を修めた体験

 香港では新聞で中国共産党の嘘を暴くこともとても効果があり、新聞を配ることは言うまでもなくとても重要です。初めて新聞を配る際に、私は一つの交差点に配置されました。私から左右2、300メートル離れて、また一人ずつ同修が新聞を配っていました。両方から来る人にはそれぞれ新聞を配る人がいるので私は誰に配るべきかと思いました。そして別のところへ行こうと思いましたが、私と縁のある衆生は私の所へやって来て、新聞を受け取るだろうと考え直しました。新聞配りは配りやすい場所と配りにくい場所があります。もし皆が配りやすいところで配るとしたら、配りにくい場所に按排された衆生は新聞を受け取れなくなります。そこで考え方を変えて心を放下したら、新聞配りも速くなり、自分の新聞を配り終えた後、他の同修を助けて配ることもできました。

 普段『明慧週報』のタイトルを見れば、法輪功関連の新聞であると分かります。そこで配る時、人々に『明慧週報』のタイトルが見えるようにします。すると読みたい人だけが受け取るため、捨てられることが少なくなります。香港に行く回数が多くなると新聞配布の経験が多くなりました。ときにはどのくらい配布できるかに執着していましたが、今はそれが執着だと分かりあまり多く考えません。全ては師父の按排で心を動揺してはいけません。まるで暗黙の了解の上で師父が按排された衆生がやって来て、受け取ってくれるようです。

 時にはなぜ配布がこんなに難しいかと思います。焦ると執着心がどんどん湧いてきます。新聞配りも静功を煉っているのと似ていると感じられました。来て受け取りなさいと心の中で思い、心を落ち着かせれば疲れる問題もありません。他に協調人から聞いたことですが、皆すでに長い間新聞配布をやって来た所へ行くことが好きで、新しい場所には行きたがらないらしいのです。場所によっては配りにくいので、より長い時間と労力がかかることが原因だと分かります。しかし、私達がそこで長く配布すると人々も知るようになり、受け取りに来ます。このように新しいな環境を開拓すべきです。難しいからと言って配らないでいるとそこの衆生は真相が分からず、救い済度されません。道理がわかってやってみると受け取るべき人がやって来ました。新聞を配る時に罵る人、素敵だと言う人、敬礼する人、合掌する人など、いろんな人がいます。

 新聞を配るには歩く必要がありますし、しかも長い時間立たなければなりません。いま私は歩くのも立つのも恐れなくなり、新聞配布が好きになりました。そして、たまに協調人に私を新聞配布に行かせてもらいたいと思いますが、よく考えてみると、自分に出来ることをやりたい、自分がやりたいことだけをやりたい執着があり、全体を考えていないことが分かりました。観光名所も人手不足の場合がありますので、再び自分の考えを持たずに、無条件に香港の同修に協力するようにしました。新聞を配るように言われれば新聞を配り、観光名所へ行くように頼まれればそこへ行きます。

 四、同修の正念で助けられる

 修煉してからずっと師父に会いたい願望がありましたので、昨年ニューヨーク法会への参加を申し込みました。そこでパレートにも参加しましたが、私は煉功をする隊列に按排されました。下痢をするのが怖くなって、朝ごはんを食べませんでした。その上、その日は寒かったので参加できないと協調人に伝えました。自分の体調の問題で食べたら下痢をし、食べなかったら血糖になるので歩けないと伝えました。そこで協調人は「あなたが何を食べるか食べないかの問題ではなく、実は全く問題ありません」と聞かされました。そして隊列に戻ったら初めはふらつきましたが、天国楽団の音楽が響いたとたんに元気になって、パレートの終点までずっと元気いっぱいで歩きました。

 五、結びの言葉

 長年探し求めて来て、やっと素晴らしい大法を見つけて心の中の疑問を解くことが出来ました。いかなる考えやトラブル、あるいは心地よくないなどの事の全ては、自分に放下できない重い執着心があるから生じました。しかし大法の導きの下で、もう私は二度と迷うことはありません。以前、他人が私を誤解していたら必ず誤解を解きましたが、今はその執着心もなくなり必要な時だけ誤解を解きます。絶えず学法することは、ご飯を食べるのと同じように十分に咀嚼(そしゃく)するからこそ、物事や文章の意味を考えて、理解することが出来るのです。言い換えれば、学法が良くできて初めて、多くの衆生を救い済度するお手伝いがしっかりと行うことが出来るのです。

 学法は最も肝心なことです。しかし、台湾にいるときは常に学法する時間を確保できませんでした。仕事から帰ってくると孫娘が甘えてくるので、学法する時間がついついなくなります。従って常に学法することを決意していても、うまくいきませんでした。ですから修煉の環境は私にとって非常に重要です。

 私たちの煉功点は朝6時に発正念し、その後、静功を煉りますが、新しい学習者の私はすぐに皆についていけるようになりました。今は皆と一緒に一気に75分間の座禅もできます。足は非常に痛いのですが忍ぶことができます。

 今回、香港で1人の同修が学法の初めから、『轉法輪』を3講読み終えるまでずっと双盤している姿を目にしました。つまり一気に4時間双盤していました。私は同修に出来るのなら自分にも出来るだろうと思いました。次の学法のとき私も同修と一緒に双盤してみましたが、意外なことに私にもほぼ4時間双盤することが出来ました。香港というこの最前線で、周りの環境が三つのことを着実にやれるように助けてくれ、私の心も落ち着いて出来ました。このような修煉環境を提供してくださった師父と同修に感謝いたします。

 以上ですが、法に則っていないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 私に法を得させていただいた師父に感謝いたします! 師父に本当に感謝いたします!

 同修に感謝します!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『法輪功』「第三章 心性を修煉する」
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 (2018法輪大法台湾修煉体験交流会発表原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/30/377839.html)
 
関連文章