遼寧撫順市の劉春蘭さん、劉邵軍さんに不当判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年4月1日】遼寧省撫順市望花区の法輪功学習者・劉春蘭さん、劉邵軍さんの2人は、懲役2年6カ月の不当な判決を言い渡され、さらに罰金を科された。現在、判決を不服として高等裁判所に控訴中である。

 劉春蘭さんは2018年4月23日、野菜市場で買い物の際に建設派出所の警官らにより連行された。2018年5月、劉春蘭さんに対する逮捕状が公布された。その後、有罪判決に関する公文書が同年7月に、望花区裁判所に提出され、9月18日に裁判が行われた。家族は2018年12月30日に、劉春蘭さんが懲役2年6カ月の実刑判決を宣告され、罰金5000元の支払いを命じられていたことが分かった。

 70歳近い劉邵軍さんは2018年4月24日、同級生宅で建設派出所の警官らにより連行された。そして、同年9月21日に望花区裁判所で裁判が行われた。家族は2018年12月30日に、劉邵軍さんが懲役2年6カ月の実刑判決を宣告され、罰金3000元の支払いを命じられていたことが分かった。劉邵軍さんは連行されてから、血圧がずっと200mmHgにまで上昇し、なかなか下がらない状態にある。

 2018年4月23日、撫順市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と建設派出所の警官らは、共同で法輪功学習者10人を連行しようと画策した。当日の昼ごろ、法輪功学習者・左玉華さんは季雅萱さんの家を訪問し、部屋を出ようとした途端に、待ち伏せていた4人の私服警官らに連行された。警官は引き続き他の学習者を連行した後、左さんから奪った鍵を持って、左さんの留守宅に侵入して家宅捜索を行った。左さんの夫が93歳の父親を連れて自宅に戻った時、部屋の中をメチャクチャにしている最中の7、8人の警官らを見て、「何者か?」と聞いたところ、警官らは「家宅捜索中だ」と返事したが、捜査令状などは提示しなかった。左さんの夫は心臓の手術を受けたことがあり、その場で発作が起こり入院した。その後、家族は派出所に行って左さんの解放を求めたが、派出所側は国内安全保衛部門の命令だと答えただけだった。家族はまた国内安全保衛部門に行ったが、そこの担当者は会ってくれない上に、「派出所が管理している」と責任のなすりあいをした。

 現在、劉春蘭さん、劉邵軍さん、左玉華さん、于海萍さん、于海秋さん、于海蘭さんを含む9人の法輪功学習者が、撫順南溝留置場に拘禁されたままでいる。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/18/384036.html)
 
関連文章