【明慧日本2019年3月21日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省錦州市太和区裁判所は錦州留置場で、家族に知らせないまま、法輪功学習者・李艶秋さん(52歳女性)に対して密かに開廷し、懲役5年の不当な判決を宣告した。現在、李さんは遼寧省女子刑務所に拘禁されている。
李さんは、法輪功を十数年修煉し、健全な精神と健康な体になった。法輪功が、中国共産党による迫害を受けてからも、李さんは真相を伝え続けた。そのため、数回にわたり拘禁され、労働教養を科されたが、信仰を変えなかった。
李さんの性格は温厚で、人を助ける善良な人柄なので、親戚や隣近所の人からも好評であった。また、法輪功の素晴らしさを人々に伝え、誰でもが心身ともに恩恵を受けることを望んでいた。
2018年12月14日、李さんは真相の書かれたカレンダーを配布していた時、錦州市太和区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。そして家宅捜索を受け、パソコンや法輪功の書籍などの私物品も押収された。その後、錦州市女子留置場に移送された。
李さんは警官らの犯罪行為に抵抗するために、留置場でずっと断食をしていたが、その後、無理やり灌食され、身体に大きな損傷を受けた。
その期間中、太和区国内安全保衛部門の隊長・李蕾はでっちあげた「資料」をかき集めて、李さんを不当に拘禁したり、外で静かに煉功することさえも「犯罪の証拠」として取り扱った。李さんは太和区検察庁により裁判所に起訴された。
2019年1月21日午前、錦州市太和区裁判所は家族に知らせないまま弁護士を指名し、李さんが有罪であると弁護させた。しかし、李さんはずっと罪を認めなかった。だが、李さんは衰弱しきって歩けず、はっきり話せない状態であったのにもかかわらず、審問を行なった。
1月28日、家族が裁判所に行った時に、李さんが懲役5年の実刑判決を宣告されたことを初めて知った。そして、2月19日に李さんは遼寧省女子刑務所に移送され、拘禁された。
家族は留置場や太和区国内安全保衛部門、太和区検察庁、太和区裁判所に判決の理由を聞きに行ったが、各部門の人員は互いに責任をなすり合った。その上、李さんは家族が頼んだ弁護士との面会さえも許されなかった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)