旧勢力の按排をきっぱりと否定する
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2019年4月8日】私は1998年に修煉を始めた大法弟子です。師父と大法を固く信じることによって、トラブルに遇えば法に則って悟ることによって、様々な難関を乗り越えてきました。ここでは、二つの例を取り上げ、その経験を同修と分かち合い、交流したいと思います。

 一、手の腫れが十数分で治まった

 ある日の夜、私は洗濯ものをベランダから取り込んで来た時、服に隠れていた3センチほどの大きなスズメバチに手を刺されました。そのスズメバチは体が大きくて毒針も長く、今まで見たことのないような大きさでした。私は手に刺された毒針を抜き取りました。それを見た夫は急いで私の手首を持ち上げ、毒液を絞り出してくれました。しかし、私の手首は見る見るうちに膨れ上がりました。息子もやって来て一緒に毒液を抜き取ってくれましたが、掌も手の甲もやはり大きく腫れあがり、10分も経たないうちに手首から肘まで、そしてさらに二の腕まで腫れ上がりました。

 その時はもう私は頭が真っ白になり、どうしたらよいか分かりませんでした。突然、自分が修煉者であることを意識して「常人の方法を使ってはダメだ」とふと思いました。私は大声で、「毒液を絞るのをやめて! もう、やめて!」と叫び、家族の手を振り切って、とても厳しい口調で「私のことはもうほっておいて、師父が私を管理されていますので安心して。今から部屋に入るので出るまで誰も入らないで、ノックもしないで」ときっぱりと言いました。

 私はさっと向きを変えて部屋に入りドアを閉め、そして両足を組みました。この時、手首はますます腫れ上がり、指も曲がらなくなり、手首から肘まで恐ろしいほど膨れ上がりました。私はまず内に向けて探し、自分には邪悪に乗じられた漏れがないかと探しました。そして、法に則って考え、師父に原因を気付かせてくださるようにとお願いしました。この時、「借りがあれば、返さなければいけないのですから、修煉の途中で危険に出会うことはあります。しかし、そういうことが起こった時でも、あなたを恐怖に陥れ、あるいは本当の危険に遭遇させるようなことはありません」[1] との法が脳裏に浮かびました。そこで、私は「毒」がすでに師父に取り除かられ、もう命の危険がないと悟りました。

 しかし、腫れをどう処置すればいいでしょうか? 師父は「皆さんがご存じのように、身体は幾重にも重なったものです。肉体の細胞はその一重の層であり、その中の分子はもう一重の層であり、原子、陽子、電子、さらに無限に小さく、小さく、小さくなっていきますと」[1] と説かれました。師父のこの法について、「私の体は幾重にも重なっており、中はすべて私の姿そのものとなっている」と理解していました。そこで、私は発正念をして細胞の層の邪悪要素を一掃し、分子の層、原子の層……さらに細胞と細胞の間、細胞と分子の間、分子と分子の間、分子と原子の間、原子と原子の間の細胞の層の邪悪要素をすべてを一掃しました。

 そうして十数分が経過しました。目を開けて見ると、手と手首の腫れがしっかり引いていて、手が完全に元の状態に戻り、刺された痕跡だけが残っていました。私がドアを開けて部屋から出ると、夫は私の手を見て大変驚いて、「誰かが来たのか? どうやってよくなったのか? 誰かが治してくれたのか? これは不思議だ、驚いた!」と言いました。私は笑顔で「師父が私を管理されていると言ったではありませんか」と返事しました。

 大法の資料を作る時も、私はこの三千大千世界の法を使って、プリンターとプリントヘッドを掃除しました。すると、いつも奇跡が起きました。もちろん、プリンターやプリントヘッドはいずれ壊れることになりますが、しかし定期的に機械を掃除しさらに他の方法で補修すれば、いつも半分の労力で倍の成果をあげることが出来ました。

 二、正念が出れば、大ケガをした同修が座れた

 もう一つの例を挙げてみましょう。ある60代の女性同修の家庭環境はあまりよくありませんでした。と言うのは、商売人のご主人は大法を信じてくれず、真相もまったく聞かず、三退もしてくれないからです。

 ある日、同修は交通事故に遭い、腰にひどい怪我を負いました。当時、同修は大きくはね飛ばされ、意識を失いました。その後、病院に運ばれましたが検査した結果、腰椎を圧迫骨折していることが分かりました。そのため、彼女は下半身の感覚を失い、ベッドで安静にして体を動かしてはいけないと医者に言われました。同修は入院治療を固く拒否したため、家に帰らせてもらいましたが、ずっとベッドで寝込んでいて、人からの世話に頼っていました。

 このことを耳にした時、彼女はすでにベッドで4、5日も寝込んでいました。その日はすでに日が暮れていました。私は急いで家のことを片付けてバスに乗り込み、彼女の家に駆け付けました。同修の家は大きな庭があって、表門にはロックがかかっていました。私がピンポン、ピンポンと押すと、ご主人が出て来て、怒った表情で私を見てドアを開けてくれませんでした。私はご主人に謝りながら、師父に必ず同修と会わせてくださるようにとお願いしました。この時、ご主人はぶつぶつ言いながら、鍵を中庭に止まっているトラックに投げ出して部屋に戻りましたが、アルバイトをしている若い従業員が出て来て、ドアを開けてくれました。

 部屋に入ると、同修が大変苦しそうにベッドに横たわっているのを見ました。ご主人は大声で、「お前らの師父が守ってくれるのではないのか? どうしてこんなに重傷を負ったのか?」と怒鳴りました。私はご主人を慰めながら、同修にも慰めの言葉をかけました。同修は涙を流しながら、事故の一部始終を話してくれました。そして、医者は100日も安静な状態でいなければならないこと、さもなければ、下半身不随になる可能性が高いと警告した、と教えてくれました。

 同修の苦痛な表情を見て、私は大法だけが彼女を助けることができると思いました。ご主人の反感を買わないため、私たちは修煉以外の会話を交わしました。この時、彼女の体の下に敷かれている毛布にシーツを敷いていないことに気がつきました。私は「明日、シーツを買ってきますからね。もう6月ですから、毛布を敷くのはやめましょう」。ご主人は黙って何も言いませんでした。こうして、私は再び同修を見舞いに来る理由を作りました。その日はすでに遅くなっていたため、仕方なく失礼して帰りました。

 翌朝、私はシーツを2枚買って来ました。私を見てもご主人は黙って何も言わず、私達を監視もせず、好きなようにさせてくれました。ご主人が用事で家を空けた少しの隙に、私は急いで同修と交流しました。「旧勢力の按排と迫害を打破するために、必ず法から法を認識しなければなりません。3日後にまた見舞いに来ますから」と言って、彼女に「この3日の間、法を聞いたりあるいは読んだりしたら、必ずしっかり覚えてくださいね。たとえ一言でもいいですから、必ず覚えてくださいね!」と言うと、同修は頷きました。そして私はご主人に「毎日、師父の説法DVDを見せてもらってもいいでしょうか」と尋ねると、ご主人も頷いて賛成してくれました。

 4日目、再び同修の家を訪ねてみると、同修はなんとベッドに座って、笑顔で私を迎えてくれました。私はすぐに「何かを悟りましたか」と聞くと、「『実は、人類社会の理は宇宙の中で逆になっています』の法を習った時、医者が言った体を動かしていけない、というのは常人の理に過ぎないと悟りました。そして、高い次元の理に基づいて行動すれば師父はきっと助けてくださり、自分の体を動かさなければならないと悟りました」。そこで同修はシーツを使って腰を縛り、手はベッド脇を持って自分の体を動かしたそうです。汗と涙が枕を濡らしましたが、彼女はずっとやり続け、約40分後には、暖かくて大きな手が自分を支えてくださり、座らせてくださったと感じたそうです。それから彼女はすぐに両足を組み、発正念をしました。ご主人が帰って来て、座っている彼女を見て大変驚きました。ご主人は従業員たちを呼んで来て、「ほら見て、法輪功は凄いだろう! これから、法輪功の悪口を言う者や三退をしない者は、全員首だ」と嬉しそうに言ったそうです。同修の家庭環境は一気に正されました。

 三、法から法を認識すれば、きっと迫害を否定することができる

 師父は「法から法を認識することができなければ、問題も起こりやすいのです」[3] と説かれました。法に則って法を理解できなければ、法に則って悟らなければ、心性も次元も高めることは難しいでしょう。師父は「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ」[4] と説かれました。「大法」は師父が私たちに与えてくださった「宝物」です。大法は旧勢力の按排と迫害を完全に否定することができるのです。なぜなら、師父は私たちに与えてくださったすべてのものをこの法に詰め込んでくださったからです!! 私たちはしっかり法を学び、歩むべき道を悟り、しっかりやり遂げていけば、全てがうまくいくのです!!

 以上は自らの体得です。同修達の慈悲なるご叱正をよろしくお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「最後になればなるほど、精進すべき」
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』
 [4] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/2/21/383035.html)
 
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