【明慧日本2019年4月13日】四川省成都市青白江区の法輪功学習者・陳潔さん(57)は成都市留置場に身柄を不当に拘禁されてから10カ月以上になり、書類は現在、青白江区裁判所に提出されており、2019年5月に開廷されるという。
事件の経由
2018年5月16日午前、陳さんは『共産主義の最終的な目的』という本を青白江区大弯派出所のある警官に配って届けたところ、その警官により連行され、10日間身柄が拘束された。拘束されて8日目、治安維持の拘束から、刑事事件における身柄の拘束に変更された。12日目、陳さんの書類は検察局に回された。書類は2回にわたって公安局に差し戻されたが、同年12月、大弯派出所は再度書類を検察局に提出し、2019年1月、検察局は書類を裁判所に送った。罪とするには理由が不足しているため、裁判所は書類を検察局に差し戻した。しかしその後、検察局は再び書類を裁判所に送ったために、結局は5月に開廷する運びとなった。
10カ月以上拘禁され迫害された陳さんの身体は、現在、高血圧の症状が出ている。
陳さんは1997年に法輪功の修煉を始めた。定年退職をしているが、現在、元の会社で何かイベントが行われる際に、陳さんは常に招待される対象者である。それは陳さんが元の同僚達にとても尊敬されている人物であるからだ。
1999年7.20以降、中国共産党による法輪功への迫害が始まり、陳さんは何度も拘禁され、判決を言い渡された。2001年4月には懲役3年の実刑判決を下され、四川省女子刑務所に収監された。あの頃、娘はまだ幼いのに面倒を見てくれる人はいなかった。2007年、法輪功への迫害について真相を人に伝えただけで、またも懲役5年の実刑判決を言い渡された。夫は度重なる大打撃に耐えきれず、とうとう離婚した。
現在、陳さんはまたも、3回目となる理不尽な裁判に直面している。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)