文/中国の大法弟子
【明慧日本2019年4月17日】先日、集団学法でお昼12時の発正念を終えた後、ある同修は私に「最近、十分に休んでいないの? 発正念の時、ずっと寝ていたわよ」と言いました。少しは眠かったけど、言われるほどではないだろうと思った私は、面子を守るために「そうなの! 毎日、早朝の煉功を終えるとすぐに、日中の繁雑な仕事に取り掛からなければならず、時間が経つのがますます速くなった気がし、休憩を取ろうとしても中々できないのよ」と答えました。「でも、あなたは随分前からずっとこの状態ですよ」と同修は言いました。その時、私はハッとなって、「どうして? 毎回正念を発する時、意識をはっきりさせているつもりだけど」と考えました。最近、ある事情で私の家に泊まっている同修も同じことを言われたのを思い出しました。彼女も私が煉功する時は眠り、発正念しようと目を閉じれば寝ているように見えると頻繁に口にし、2人はよくこの件で赤面しながら言い争っていました。その時、私の闘争心や面子を重んじる心、嫉妬心、怨む心、名利心、私心など、各種の人心がさらけ出ていました。
言い争いの後、私は自分のどこが良くなくて、どの執着をまだ放下できていないかを探す努力はしましたが、あまり効果がありませんでした。同修は相変わらず、同じ指摘をしました。「私も良くなりたいけど、しかし執着が見つからない。彼女こそ、私の良くない状態に執着し過ぎているのでは? 私は毎日そんな状態であるはずがない」と考えました。今日、他の同修に同じことを言われて、私は初めて問題が深刻なことに気づきました。
この数日、泊まっている同修がいないので、私はこれを機に早くこの良くない状態を改善しようと思い、五式の功法を煉る時に携帯電話で自分の動作を録画しました。煉り終えて録画を確認してみると、「まさか! これはいったい何を煉っているの!」とびっくりしました。一部の動作は完全に間違っており、動功のいくつかの動作はまだましですが、第二式と第五式の功法を煉る時、明らかに寝ていました。「煉功の動作を録画しているから、しっかりしよう!」と自分に言い聞かせながら煉ったつもりなのに、なぜこうなったのでしょうか? 同修が私の動作を見ていられず指摘してくれたのも、私のためでした! それなのに私は感謝するどころか、同修のことを良く考えていませんでした。本当に恥ずかしい限りです!
翌日の煉功の時、私は良く出来ていなかった動作に特別な注意を払い、目を開けたまま煉り、煉り終えてからは体がポカポカになりました。昔、このようなことを経験しましたが、その後、動作のズレでこの感覚がなくなりました。主意識がはっきりしていないのに、功がどうして作用しますか?
一つ言っておくべきことがあります。数年来、私はずっと結跏趺坐ができず、出来たり、出来なかったりして、内に向けて執着を探してみたのですが、効果がありませんでした。今回、同修からの指摘を受け、私は煉功や発正念の際の正しくない状態を正そうと決心し、結果的には、数日内で結跏趺坐ができるようになりました。発正念の時、私は特に自分の姿勢を正しく保つように注意し、発する正念の威力も強くなったと感じました。
私はやっと自分の執着を見つけました。それは安逸を求めるあまりに、主意識が脆弱(ぜいじゃく・もろくて弱いこと)だったからです。以前、これらの執着心を無くすための正念も発しましたが、効果がないとみて発正念をやめました。実は、やはり近道を望んでいたからです。以前、結跏趺坐が出来なければ半跏趺坐に変え、半跏趺坐では痛くないので徐々にそれに定着しました。とにかく楽な方を選んで脚を組み、そのように煉功していくうちに主意識がどんどん緩んでしまいました。
発正念も同じでした。座ったらすぐウトウトし始めて、寝てしまっても気づきませんでした。まさに師父のおっしゃる通りでした。「気功を練習すると、いつも何もかも分からなくなるまで自分の主意識を緩め、身体を人に預けてしまい、副意識あるいは他からの信息に身体を牛耳られてしまって、錯乱状態に陥り、わけの分からない行動をします」[1]
今回のことを通じて、私は以下のことを悟りました。正法が最後に近づき、私のような精進していない弟子たちを見て、師父は焦っておられると思います。師父が要求されている三つのことをきちんと行なっていないにも関わらず、良く出来ていると勘違いし、やるべきことを早く済ませようと近道を探したり、誤魔化したりして、根本から自分を変えようとしない私を見て、師父は同修を按排され、私に警鐘を鳴らされました!! 師父は本当に1人の弟子をも見捨てられません! 師父の慈悲なるご加護に感謝致します。弟子は自分の修煉に責任を負って来なかっただけでなく、長年煉功しても本体の演化が少なく、衆生を救うことにも影響を及ぼしてしまいました。
これを以って、私と同じ状況にいる同修や、そして三日坊主のように煉功している同修たちに、注意を喚起させて頂きたいのです。主意識を強め、早朝の集団煉功に参加しましょう!! 今の中国では集団煉功の環境がないため、多くの同修は動作がずれています。できれば他の同修に見てもらい、あるいは携帯電話の録画機能を利用して、一度、自らを厳しくチェックした方がいいと思います!!
そう言えば、普段接している同修の大半は本体の変化があまり見られません。大法弟子の良いイメージを人に見せようとして、一部の同修は毛染めをしたり、お化粧をしたりして、甚だしきに至っては同年齢の常人よりも老けて見えます。ある同修の娘さんがこう言ったことがあります。「修煉していないお祖母ちゃんは80歳を超えているのに、70歳すぎの母よりもずっと若く見えます」。同修の皆さん、くれぐれもこの現象を重く受け止めましょう! 師父は説法でこのようにおっしゃっています。「若い女性はどうしても美容に気を使い、肌の色をより白くつやのあるものにしようとしますが、実は、性命双修の功法を本当に修煉すれば、おのずとそうなりますので、手入れをする必要もないことを保証します」[1] しかし、長年経った今、何人の同修がこの状態に達しているでしょうか?
今回、自分の教訓を書き出して、同修の皆さんと一緒に正法の進展についていき、共に精進し、この万古にない機縁を逃さないよう願っています! 師父に感謝致します!
妥当でない部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』