【明慧日本2019年4月28日】吉林省長春市の法輪功学習者・李晶さん(64)は身柄を連行され、拘禁されてからすでに1年以上経った。
2019年4月2日、李さんは懲役10年の不当な判決を言い渡され、市中級裁判所に控訴した。
李さんの故郷は遼寧省通化市であるが、現在は長春市で部屋を借りている。中国共産党による法輪功への20年間にわたる迫害の中で、李さんは2000年に身柄を拘束され、1年間の労働教養処分に処せられた。2003年に再び不当に連行され、再び、2年間の労働教養処分を科された。その間に、夫と息子は相次いで他界し、故郷には86歳の母親ただ一人が残された。
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2018年3月14日午後、李さんは1人で電動自転車に乗って帰宅途中に、長春市経済開発区支局と深セン街派出所の警官らに身柄を拘束され、部屋の鍵も奪われた。その後、李さんのプリンター4台、レーザープリンター1台、ノートパソコン1台、電話16台、法輪功の関連書籍2セット、法輪功の資料などが全て押収された。
当日夜、李さんは深セン街派出所に移送され、すぐに取り調べられた。李さんは手枷と足枷をかけられ、睡眠も禁止された。取り調べは2日間続き、李さんは一睡もできず、食事や飲み物すらも与えられなかった。李さんは資料の出所の自白を強いられたが、何の情報も言わなかった。
取り調べの時、李さんは自分がGPSで追跡されていたことがわかった。
2日間の取り調べが終わり、李さんは立ち上がる時、足が痛く、腫れて歩けなかった。その後、長春市第四留置場に移送され、足の痛みは1カ月後やっと治った。李さんは留置場においても何度も取り調べられたが、ほかの学習者の情報を決して漏らさなかった。
2018年3月28日、李さんへの逮捕状は交付され、5月25日に、この案件は公訴課に提出された。
11月7日の早朝6時、李さんは長春市第四留置場から経済開発区裁判所に連行され、秘密裏に開廷された。今回は李さんの家族にも知らせず、法廷内は法曹機関者らで埋められた。李さんは法輪功の素晴らしさを説明したが、警告された。法廷はほんの20分だけで終了した。
2019年4月2日、李さんは不当な判決を宣告された。李さんは世の人々に法輪功の素晴らしさ、真・善・忍の価値観、法輪功の真相を伝えることは罪にはならないこと、迫害に加担した者こそ法律に違反していると主張した。
4月13日、弁護士は李さんと面会し、長春市中級裁判所に控訴書を提出した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)