吉林省臨江市の遅民有さんは迫害により死亡
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 【明慧日本2019年3月29日】吉林省臨江市の法輪功学習者・遅民有さんは2018年1月20日、警官らによって連行された。そして、拘置所に拘留された遅さんは警官に服を脱がされ、胸部を蹴られたり殴られたりした。そのため、遅さんは拘所から解放された時に胸が苦しく感じ、時々痛みも出た。それから間もなくして、2019年3月7日に死亡した。享年62歳だった。

 2019年の旧暦のお正月前に、遅さんの健康状態が悪かったのだが、臨江市興隆派出所の警官は家までやって来て、遅さんの年金番号を控えて、「法輪功を止めないと、年金の支給を停止するぞ」と脅迫した。

 遅さんは1998年から法輪功を学び始めた。法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分を律した遅さんは、知らないうちに患っていた多くの病が完治した。元気になった遅さんは温かい家庭を築き、物事に対して相手のことを優先し、親孝行して、寝たきりの義父を7年間も介護した。

 2007年のある日、遅さんは勤め先で外の仕事に出かけようとした際に、倉庫の管理人に「この倉庫は雨漏りがするので屋上に上がって、修理をしてほしいのですが」と頼まれた。遅さんは迷わず、屋上に上がろうとして、3階まで上がった時、倉庫は年数が経っているので、建物全体が脆(もろ)くなっていたために急に屋根が落ちてきて、遅さんは3階の高さから地面に落ちてしまった。意識を失った遅さんは病院に運ばれ、肋骨が数本折れていると診断された。その後、遅さんは数日後に退院して家に帰り、法輪功を学び続けた。2週間後にはもう遅さんは自立生活ができるようになり、6カ月で出稼ぎに出ることができた。管理人からは1元ももらっていなかった遅さんは、周りの人に「本当に良い人だ」と言われた

 遅さんの弟2人も法輪功を学んでいて、数回も連行されて拘禁された。遅さんは毎度、司法関係者らに「法輪功が人に善を教え、良い人になることを教えています。良い人を捕まえないでください。早く解放してください」と話し、弟の解放を求めに行っていた。しかし、法輪功のことを理解していない司法関係者に「お前も法輪功をする者か、お前も拘束するぞ」と脅迫された。

 遅さんは当局が言う、法輪功への誹謗中傷の宣伝に騙されないようにと、人々に法輪功の真相を話し、法輪功の資料を配っていた。2018年のお正月前、遅さんは法輪功の真相が載っている年賀を知人に送ったとき、当局の宣伝を信じた人に通報された。そして、遅さんは連行されて家宅捜索を受け、白山市黒溝拘置所に送られた。

 遅さんは拘所で法輪功の功法を煉ったため、真冬に警官に服を脱がされ、胸を猛打された。その後、解放された遅さんは胸部の異変を感じた。15日間拘禁され、暴力を加えられた遅さんは1年後に死亡したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/20/384117.html)
 
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