【明慧日本2019年5月8日】ニューヨークの一部の法輪功学習者は4月20日の夕暮れ時、中国領事館の前で、キャンドルライト追悼集会を開催し、1万人以上の中国の法輪功学習者が平和的に陳情を行なった「4.25」20周年を記念するとともに、「真・善・忍」の信仰を堅持して迫害により死亡した学習者を悼み、共に中国共産党を解体し、迫害を停止させようと国際社会に呼びかけた。
20年来迫害により死亡した学習者は4296人。これは中国の幾重もの情報封鎖を突破して証拠を入手できた者のみで実際の人数は、はかりしれない。
キャンドルライトを手に悲しみの表情で座る韓雨さんの父親は2004年5月4日、中国当局に強制連行され、3カ月の残酷な迫害を受けて死亡した。火葬前の父の遺体の顔には無数のあざがあり、眼底組織は取り出されていた。警官の厳しい監視の目をくぐり抜け、韓さんの伯母と叔父が遺体の服を開いて見たのは、胸部から腹部まで切り開かれた傷口。手で押すと、内臓がなく、氷が入っていたという。火葬の当日、火葬場には100人以上の警察官が配置され、カメラの持ち込みも、記者を呼ぶことも禁止され、強制的に火葬した。
20年前の陳情を回想する参加者
20年前の「4.25」陳情に参加した李殿琴さんは、その当時を回想し「1万人以上の学習者が政府を信用し誠意をもって誤解を解こうと、自発的に中南海に集まり、理性をもって平和的に合法的な陳情を行なった。その場は静かで、スローガンもなく、標語もなく、法輪功は政府にとっても、社会にとっても、国民にとっても、百利あっても一害なしと告げたいだけで、解散した時はみんながごみまで持ち帰り、上司の女性警官は部下達を呼びつけ、『みんな地面を見てごらん、これこそ徳のある行為だ』と話したのを聞いた」と語った。
「4.25」平和陳情に参加した田天さんの回想 「当時、陳情に参加した学習者はとても静かで、自発的に秩序を守り、近くのトイレを掃除する人もいた。これは学習者として内心から自分を律し、固く大法を守る決意の表れだ。迫害は20年になるが、中国の学習者の信仰は揺らぐことなく、とても固い」
孔维京さんの回想 「十数時間だったが、府右街、文津街、西安門、北海と長安街にいた1万人以上の学習者が立ち去った時、ごみ一つ残さず、現場にいた警察官が捨てたたばこの吸い殻まで拾い、学習者が大法の『真・善・忍』の原則を守り、現した非凡な勇気と心性の次元は、人類道徳の規範を創り上げた。江沢民はその卑劣極まる小人の心と、嫉妬心から法輪功への迫害を発動し、中華民族を最も暗黒な歴史に陥れた」
市民 「この人たちの抗議場面はとても平和で穏やかだ」
ハドソン川の岸辺にいた多くの人々は法輪功学習者の慈悲と、人を感動させる雰囲気に惹きつけられた。MTA社の職員は法輪功を紹介するパンフレットを手に取り、感激した様子で、「この人たちの抗議場面はとても平和で穏やかだ」と話した。
イェール大学に留学中の中国人学生は、キャンドルライト追悼集会の場面を見て、学習者の伝える真相に耳を傾け、「光明」という別名で中国共産党組織の青年団から脱退した。