【明慧日本2019年6月4日】(広東=明慧記者)広東省広州市越秀区の青年法輪功学習者・謝宇さんは、2019年1月25日に冤罪が満期になったが釈放されず、海珠区留置場から直接広州市洗脳班に移送された。現在移送されてから、すでに4カ月以上が経過した。
2019年5月13日、家族と弁護士は越秀区の珠光通りにある総合治安管理部門を尋ねると、副主任の劉子豊は「謝宇さんの『学習』期間が満期になったことは知っているが、なぜ解放しないのかはここではわからない。越秀区政法委の方で聞いてみなさい」と答えたという。
家族はまた珠光通りの街派出所に行って尋ねたところ、派出所の関係者は「この事は派出所と関係がなく、越秀区公安支局で聞いたらどうか」と返事をした。
続いて、家族と弁護士は広州市の陳情局に行って事情を説明したところ、係員は「陳情書と訴えたい内容の書類を書いたら、上に反映することができる」と言った。
2019年5月14日、家族と弁護士は越秀区監察委員会でこの件について尋ねると、監察委の廖主任は「自分の権限内のことではないので、すでに政法委員会へ回した」と言った。
そのため家族は越秀区政法委員会に行って、王という背の高い関係者に会えた。この王は「謝宇は中で人に会う度に法輪功迫害の真相を伝え、学習の教材も読まず、書くべき反省文も書かない。それ故に、3カ月間監禁する。この監禁期間は俺が決めたものだ」と隠さずに話した。さらに「謝宇の父親はすでにリストに記録されている。もしも引き続き、至る所で救援活動をこのままするなら、家族も連行する。これから、時給500元(約7000円)で『専門家』にお願いし、謝宇に対して強制的に洗脳する『仕事』をしてもらうことになる」と王は脅した。
そこで、家族はまた海珠区留置場に行き、謝宇さんが1月25日に、刑期をすでに満了しているという「証明書」をもらいたかったが、留置場側は「その証明書はいま見つからない、誰がそこにサインしたのか、調べようがない」と言い逃れた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)