広東省普寧市の江漢泉さんは 迫害され死亡
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 【明慧日本2019年5月17日】(広東=明慧記者)広東省普寧市の法輪功学習者・江漢泉さんは、新年を祝う際に、善を勧める対聯(ついれん)を自宅の玄関先に貼り付けたことが原因で、普寧市610弁公室の警官らにより連行され、懲役3年6カ月の実刑判決を下された。2017年末に危篤状態に陥った江さんは、四会刑務所からやっと解放されて帰宅できたが、その後も絶え間なく嫌がらせや恐喝を受け、2019年の正月の初めに冤罪を晴らせないまま死亡した。

 江さんの生前の話によると、四会刑務所はひどい暴力や騙しなどの手段を使用して、法輪功学習者を酷く迫害し、江さんのような年配者と血圧の高い学習者に対しても手を緩めなかったという。広東興寧市の法輪功学習者・劉備平さんは残酷に迫害され、脳出血と半身不随になったという。また、法輪功学習者は全員採血され、しかも試験管にはすべて番号が付けられていたという。ほかの受刑者は採血など何も受けておらず、生体からの臓器摘出と関係があるのではないかと疑われるが、詳細なことは不明であるという。

 江さんは普寧市流沙鎮上塘村に住む温厚で善良な百姓である。中国共産党が法輪功を迫害した20年間、江さん一家は様々な迫害を受け、江さんの妻、2人の娘と息子も労働教養を強いられ、洗脳されるなどの迫害を強制され、拘禁されたことがある。江さんの家を訪問した法輪功学習者も次から次へと迫害に遭った。2002年の中国共産党十六大会期間中、江さんの家を訪問した70歳近くの年配の女性学習者は、連行され15日間拘束された。2004年12月、もう1人の70代の学習者は江さんの家を訪問した際に、城東派出所の警官らにより恐喝され、重圧を背負ったため、2005年の初めに亡くなった。

 2014年12月1日午後4時過ぎ、普寧公安局と流沙鎮城東派出所の警官らおよび村の役員らは、私服のままで江さんの家に押し入り、家族が入らないように直ちにドアロックし、江さんを連行した。理由は、江さんの家の入口に貼ってあった新年を祝う対聯の中に、「真・善・忍」という文字が入っている、たったこれだけが原因だという。こんなことがあって、よいものであろうか!!

 2015年4月9日、普寧市裁判所は秘密裏に裁判を行い、江さんに対して懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡し、広東省の四会刑務所に拘禁した。

 2015年10月19日、江さんは残酷に迫害され、「高血圧3級の危険な状態に陥り、そして、胆のうに石ができる胆石症にかかり、いつでも生命の危険がある」と医者に告知された。家族は一時出所を求めたが、刑務所側に拒否された。

 2017年末になって、江さんはようやく満期出所になり帰宅したが、出所後も普寧610弁公室の人員らにより何度も嫌がらせを受け、恐喝されたため、2019年の正月初めに冤罪を晴らせないまま死亡した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/4/24/385485.html)
 
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