中国からの投稿 二題
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 【明慧日本2019年6月14日】

 一、「安全に気を付けなさい」と警官は言った

 私は小さな商売をして生計を立てています。4月23日、自転車に乗ってある定期市に行って露店を出しました。朝9時頃、1人の女性がやって来て、「おばさん、気を付けてください! 先ほど北口で法輪功真相を伝えていた4人がパトカーに押し込まれて連行されました」と教えてくれました。私は「ありがとう!」とお礼を言いました。

 翌日、他の定期市に行って露店を出しました。制服の警官が私の所にやって来て、「真相資料を配るのをやめるように、市場に私服警察官が何人もいるからね。皆、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)から来た者らだよ」と教えてくれました。私は同修と一緒に「ありがとうございます! あなたにはきっと福報が来ますよ」と言いました。

 二、良識のある警官もいる

 2016年、私達7人の年配の女性が一緒に法を学んでいた時、突然十数人の銃を持った警官らが押し入り、私達を車に乗せて連行しました。周りの人々はこの光景を見て、とても不思議そうに、「このお婆さんたちは何か悪いことをしたのか?」と口々に言いました。私達は絶えず警官にも真相を伝えていました。車に乗っていた警官は「俺も命令を受け、任務を果たしているだけだから、仕方がない」と私達に同情を示しました。彼らも本心ではしたくないという気持ちが伝わってきました。

 その後、いくつかの他の事も思い出しました。

 (その一)十数年前、中国共産党が法輪功に狂気じみた迫害をしていた頃、地元の巡査が家にやって来ました。その時、私はちょうど学法しており、本を片付ける暇もなく、『轉法輪』をそのままベッドの上に置きました。巡査はベッドの近くに来て、わざわざ傍に置いてあった掛布『轉法輪』の本を隠し、そして、職務質問をして帰って行きました。

 (その二)2016年、私は連行されました。深夜、4人の警官らは私を家まで連れて来て、家宅捜索をしました。彼らは引き出しにある真相資料を外に投げ出すと、警官Bは、「もういいだろう。もう十分だ。我々に面倒なことを引き起こすなよ」と言って、『共産党についての九つの論評』を裏返しにして、机の上に置き、そして、床から数冊の『明慧週刊』を拾い上げ、家宅捜査を中止させました。そして「もう二度と来ない」と言い残して、これらの『明慧週刊』を数冊持って帰りました。

 (その三)私が煉功していることは、街道弁事所の者も地元派出所の者も皆知っています。ある日、街道弁事所の主任が3人の職員を連れて家にやって来ました。私は「用があれば外で話しましょう。怪しいことはしていませんから」と言って、彼らを中に入れませんでした。1人の職員が私の写真を撮ろうとしたので、私は「また盗撮ですか? やめなさい!」と大声で叫ぶと、主任は面倒くさそうに「もう帰ろう、帰ろう」と言って家にも入らず、そのまま帰って行きました。

 (その四)ある日、買い物の帰りに派出所の前を通った時に、大勢の警官らがそこに立っていました。その時、警官Dは大声で私に、「婆さん、買い物をして来たのか?」と声をかけてくれ、私に向かって歩いて来ました。そのまま彼は私と一緒に家まで歩き、家の入口で、「お宅には入りません。もう中に入っていいですよ。何か困ったことがあれば、この私に言ってください」と親切に言って、立ち去りました。

 警官の中には良識のある者もいます。しかも最近、このような人が段々と増え、多くなってきています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/5/11/386650.html)
 
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