広東汕頭市のエンジニア 断食して迫害に抗議
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 【明慧日本2019年7月5日】広東省汕頭(すわとう)市の法輪功学習者・蔡淳鵬さん(39歳男性)は、法輪功の真相を人に伝えたという理由で、2018年1月3日に警官に連行された。その後、蔡さんは懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡された。蔡さんは連行された日から迫害に抗議するために断食をして、500日になった。

 蔡さんは澄海区西門郷に在住し、優秀な成績で澄海中学校を卒業して、広東工業大学信息工程部に進学した。その後、就職した蔡さんはエンジニアになった。2018年1月3日午前9時、汕頭市澄海区公安分局の警官らと特殊警官ら5、6人は蔡さんの家に行き、家宅捜索をして、パソコンや携帯電話などの私物を押収した後、蔡さんを連行した。そして、蔡さんは澄海白沙留置場に送られた。

 留置場で断食して迫害に抗議した蔡さんの健康状態が急激に悪化したが、それでも解放されず、3日に1回のわりで無理やり灌食された。そしてそのむごいやり方は、蔡さんの両腕と両足をベッドに手錠と足枷で固定し、身動きできない状態にした上で、管を突っ込んで無理やり灌食した。

中共酷刑示意图:绑在床上灌食
拷問のイメージ絵:強引に灌食させる

 2018年1月30日、蔡さんは逮捕状を出された。その後、警官は蔡さんに信仰を放棄するようにと「転向」を強要したが、蔡さんに拒否された。

 2018年3月28日、蔡さんは懲役1年6カ月の実刑と罰金2000元の実刑判決を宣告され、同年4月23日、汕頭市澄海の警官らによって広州市四会刑務所に送り込まれた。刑務所で蔡さんは続けて断食し、迫害に強く抗議した。

 蔡さんの70代の父親は善良で、苦労して蔡さんを育て上げた。晩年になってやっと楽ができ、ゆっくり過ごせるはずだったが、息子が当局に連行されてひどく迫害される羽目になり、それを何度も目の当たりにした。そのため、父親はかなり大きな精神的なショックを受け、非常に恐怖心を感じるようになった。

 父親は家の大黒柱だった息子が人身の自由を奪われて刑務所に拘禁され、生計の維持も困難になった。そして、息子と会いたくても会えないため、毎日のように怒り、焦り、悩みが増大していき、とうとう重病を患うようになった。そして、父親は2018年11月17日、息子に会えないまま無念の思いで、この世を去った。

 父親が危篤状態のとき、家族は親の介護の世話をするために、蔡さんの帰宅を刑務所側に求めた。しかし、四会刑務所はその要求に応じず、蔡さんが家族と電話で話すことしか許さなかった。

 2011年9月23日夜、蔡さんは城南小学校付近の電柱に「法輪大法は素晴らしい」と書いた。そのため、蔡さんは風翔派出所の警官らに連行された。翌日の昼、派出所の警官ら3人は手錠をかけた蔡さんを連れて、蔡さんの家に行き、家宅捜索し、パソコン、学士証書、エンジニア証書などを押収した。警官らのあまりにも乱暴な家宅捜索で部屋中をかき乱され、蔡さんの両親は非常に大きな恐怖を与えられ、心身ともに大きな精神的にダメージを受けた。

 その後、警官が蔡さんに尋問した際に、「なぜ、そのようなことをしたのか?」と聞かれ、蔡さんは「もっと多くの人に法輪功のことを知ってもらい、より多くの人が法輪功を学びに来てほしいからです」と答えた。それを聞いて警官は激怒し、押収した蔡さんのパソコンを市の610弁公室に送った。

 そして、蔡さんは白沙派出所に拘禁され、重労働を強制された。

 2012年3月7日午前、蔡さんは広東省三水労働教養所に送られた。教養所で蔡さんは毎日、警官と受刑者3人に囲まれて監視され、強制的に洗脳が行なわれた。蔡さんは1カ月間睡眠を許されず、スタンガンで電気ショックを加えられるなどの残忍な迫害を受け続けた。

酷刑演示:电棍电击
拷問の再現:スタンガンで電気ショックを加える

 2013年5月に、蔡さんはやっと教養所から解放された。しかしその後、澄海国家安全局などの警官らは数度も蔡さんの家にやって来て、蔡さんと両親をひどく脅迫したりして嫌がらせをし、騒がした。蔡さんは各種の証明書を押収されたが、どれも返却されなかった。身分証明書、戸籍も取りあげられた。そのことが原因で、蔡さんに生活することや仕事、結婚の入籍のことまで、大きな支障をもたらした。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/17/388837.html)
 
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