2019年5月 66人の法輪功学習者に不当判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年7月22日】(中国=明慧記者) 今年の5月13日は世界法輪大法デーで、法輪功が伝え出されて27周年を迎える紀念日でもある。明慧ネットの統計資料によると、2019 年5月13日の当日、少なくとも49人の中国国内の法輪功学習者たちが連行され、家宅捜索を受け、嫌がらせや監視を受け、また、開廷されるなどの迫害を受けた。そのうち25人が連行され、23人が嫌がらせを受け、1人が裁判にかけられたという。

 2019 年5月に、少なくとも66人の法輪功学習者が不当な実刑判決を宣告され、69人が裁判にかけられた。弁護士による法輪功学習者の無罪を主張する弁護が43回行なわれた。また、中国の裁判所が法輪功学習者に対して科した罰金の総金額は28万7000元に上った。

图1:2019年1~5月大陆法轮功学员遭庭审、判刑迫害人数统计

図1、2019年1~5月に裁判にかけられ、実刑判決を下された中国国内の学習者の人数統計表

 一、2019年5月、66人の法輪功学習者が不当に実刑判決を宣告される

图2:2019年5月大陆法轮功学员被非法判刑人数按地区分布

図2、2019年5月、中国各地で66人の学習者が不当判決を宣告される

表1、2019年5月、不当な判決を受けた法輪功学習者の地域別分布表

区    域

判決人数

順 位

山東省

12

1

黒竜江

10

2

山西省

9

3

河北省

6

4

広東省

5

5

吉林省

5

5

遼寧省

5

5

内モンゴル

3

6

四川省

3

6

河南省

2

7

湖北省

2

7

江蘇省

2

7

上海市

2

7

2019年5月、66人の法輪功学習者が不当に判決を宣告された

表2、2019年5月、各都市で不当判決を宣告された学習者の人数統計表

 都    市 

判決人数

 都   市 

判決人数

潍坊市

8

錫林浩特市

2

太原市

8

広州市

1

綏化市

7

承德市

1

揭陽市

4

黄石市

1

長春市

4

襄陽市

1

日照市

4

吉林市

1

邢台市

3

蘇州市

1

ハルビン

3

無錫市

1

大連市

3

瀋陽市

1

成都市

3

丹東市

1

秦皇島

2

赤峰市

1

商丘市

2

運城市

1

 迫害の実例

 ● 太原市迎澤区裁判所は 8人の年配学習者に重刑を下す

 明慧ネット2019年6月9日の報道によると、山西省太原市の8人の年配者の法輪功学習者たちが約1年間拘禁された。そして、迎澤区裁判所はこの8人の年配学習者全員に懲役刑を言い渡し、さらに罰金を科して、刑務所に送り込んだことが分かった。法輪功学習者8人の実刑判決は次の通りである。

 孫志芬(60)さんは、懲役10年の実刑判決と罰金3万元を科すものとする。  

 王素平(67)さんは、懲役10年の実刑判決と罰金3万元を科すものとする。 

 張清香(69)さんは、懲役6年の実刑判決と罰金2万元を科すものとする。

 田玉琴(60)さんは、懲役6年の実刑判決と罰金2万元を科すものとする。

 羅保軍(62)さんは、懲役5年の実刑判決と罰金2万元を科すものとする。

 張潤英(71)さんは、懲役2年の実刑判決と罰金1万元を科すものとする。

 郭潤鮮(68)さんは、懲役1年の実刑判決と罰金6千元を科すものとする。

 胡蘭英(65)さんは、懲役1年の実刑判決と罰金3千元を科すものとする。

 2018年6月25日、法輪功学習者の王素平さん、羅保軍さん、孫志芬さん、張清香さん、張潤英さん、郭潤鮮さん、田玉琴さん、胡蘭英さんの8人は、太原市公安局迎澤支局の警官らに不当に各々の自宅に押し入られて連行され、家宅捜索を受けた。同年10月18日には、法輪功学習者で72歳の王蘭梅さんが連行された。その中には多くの年配者の女性がいた。

 2019年4月2日午前11時、迎澤区裁判所は上記の9人の法輪功学習者に対して開廷した。出廷時には全員が手錠をかけられ、足かせをはめられていた。

 王素平さんは自己弁護をする時に、「法輪功が公開されてから人々が善良になり、道徳が向上し、伝統を重んじるようになり、これは社会にとって大変有益なことです。現在、法輪功が世界の100カ国の国々や地域に広く伝えられ、よく受け入れられているのに、中国だけで弾圧を受けています」と訴えた。しかし途中でしばしば、検察官の任欣貴と裁判官の郭暁琴によって、繰り返し中断させられ、法輪功に関する言及を妨害され、許さなかった。

 ある学習者の家族から依頼された弁護士が無罪を主張した。警官が証人を偽造し、捜索令状や逮捕状が発行されていないうちから連行したり、家宅捜索をすることは違法であり、また、すべての「証拠」は後付けされたものであるため、これらの証拠は全てが不当なもので認められず、故意に罪に陥れた案件であると指摘した。

 裁判の最後のまとめの段階で、検察官の任欣貴は悪口をはき、法輪功をあざけり罵った。法輪功学習者の孫志芬さんが止めようとすると、裁判官に命令された司法警官によって取り押さえられた。そこで、孫志芬さんは法廷内で「法輪功は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と大声で叫んだ。

 ●安達市裁判所は綏化市の法輪功学習者7人に不当判決

 黒竜江省安達市裁判所は2019年5月24日、綏化市北林区の法輪功学習者・高錦淑さん、王芳さん、王福華さん、白霞さん、趙婷婷さん、楊伝厚さん、宋紅偉さんの7人に、次のような判決を言い渡した。楊さん、王芳さん、王福華さん、白さん、趙さんの5人には懲役2年、宋さんには懲役1年6カ月、高さんには懲役1年の不当な実刑判決を言い渡した。現在、7人はすでにこれを不服として、上へ控訴した。

 7人は法輪功の教えである「真・善・忍」に従い、周りからは善良な人として高い評価を得ている。しかし、良い行ないをする法輪功の人達は表彰されるどころか、かえって、不当な実刑判決を宣告された。

 2019年5月14日、弁護士6人が出席し、現在の中国の法律に基づいて学習者たちに対し、無罪であると弁護した。法律の面において、法廷にいる全ての人に何が合法なのか、何が違法なのかをはっきり説明した。弁護の内容は法輪功を学ぶことは中国では合法であること、「真・善・忍」に従いより良い人になることを目指すことも合法であり、法輪功学習者は社会の治安を一切乱しておらず、妨害していないし、国民にも全く危害を与えていない。それゆえ、法輪功を迫害することこそが大罪を犯すことで、有罪であると弁護して、証明した。裁判は朝の9時から夜の8時まで、11時間に及んだ。

 そして、中国の法律から見ても違法ではないし、世界の共通の価値観から見ても「真・善・忍」を修めることは間違っていない。家庭にも社会にも何の危害も与えていない善良な法輪功学習者が、上の命令に従う法曹機関の人員によって、不当な判決を宣告された。情報によると、判決の結果はすでに決められていたという。いわゆる裁判は見せかけの形だけのものに過ぎなかったということである。この件は黒竜江省公安庁の楊波、綏化市政治法律委員会が陰で指図していたという。

 2019年5月24日、安達市裁判所は楊さんたち7人の法輪功学習者に対して、判決を下した。楊さんたち5人には懲役2年、宋さんには懲役1年6カ月、高さんには懲役1年の実刑判決、その上さらに、それぞれに罰金5000元(およそ8万円)を科すことが宣告された。

 ●迫害で痩せこけた湖北大冶市の柯昌炎さんに 懲役4年の実刑判決が下される

 湖北省大冶市の法輪功学習者・柯昌炎さんは、拘禁されて1年以上が経ち、最近懲役4年の実刑判決を言い渡され、2019年5月29日に湖北省沙洋刑務所に収監されたことが分かった。

 二、2019年5月、法輪功学習者69人に対して裁判が行なわれる

表3、2019年5月に裁判が行なわれた省とその回数の統計表

 区  域 

裁判にかけられた人数

 区  域 

裁判にかけられた人数

黒竜江

19

河北省

2

遼寧省

9

河南省

2

江西省

8

広東省

1

湖北省

6

貴州省

1

山東省

6

湖南省

1

吉林省

5

上海市

1

四川省

5

雲南省

1

安徽省

2

 

 

2019年5月、69人の法輪功学習者が裁判にかけられた

表4、2019年5月に各都市で行なわれた不当な裁判の回数の統計表

 都  市 

裁判にかけられた人数

 都  市 

裁判にかけられた人数

南昌市

8

撫順市

2

ハルビン

7

汕頭市

1

綏化市

7

黔南州

1

武漢市

6

郴州市

1

黒河市

5

吉林市

1

長春市

4

鞍山市

1

日照市

4

丹東市

1

瀋陽市

3

臨沂市

1

瀘州市

3

煙台市

1

合肥市

2

昆明市

1

秦皇島

2

成都市

1

商丘市

2

南充市

1

大連市

2

 

 

 ●遼寧鞍山市の教師・王宏柱さんは裁判にかけられる

 遼寧省鞍山市南台高校の教師・王宏柱さんは2019年5月20日午前、立山区裁判所で裁判にかけられた。2人の弁護士は法律に基づき、法輪功を学ぶことは合法的で無罪であると弁護した。

 王さんは社会や家庭、職場のどこにおいても「真・善・忍」を実践する良い人間である。このような道徳上でもお手本になり、社会でも尊敬されるはずの王さんが、海城市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に、犯罪を取り締まる目標人数に達成していないという理由だけで、2018年8月22日晩に連行され、今なお南台留置場に拘禁されている。

 ●不当な裁判を通して正と邪は一目瞭然

 瀋陽市蘇家屯区裁判所は2019年5月5日午前10時、法輪功学習者・蘭立華さんに対して裁判を行なった。司法警察官は蘭さんに付けられた手錠を取り外したが、足かせはそのままにさせた。蘭さんの弁護士の求めで、ようやく足かせが取り外された。

 蘭さんは「法輪功は社会に対しても他人に対しても、百利があって一害なしの良い功法です。私は法輪功を学び良い人を目指して、迫害の真相を人々に伝え人を救っており、いかなる法律をも犯していません」と自己弁護をした。蘭さんの身体が衰弱しているため、微弱な声だったがはっきりと答弁した。

 蘭さんの品行方正な態度での答弁や、弁護士の根拠に基づいた弁護と合法的な事実の列挙、そして家族の説得力ある弁護のもとで、その場にいた在席者は、どちらが正しいかはっきりと分かったという。

 翌日の2019年5月6日午前、家族は蘇家屯区裁判所からの蘭さんに対する判決文を受け取った。判決文には蘭さんに懲役3年10カ月を宣告し、3000元の罰金を科すと書かれていた。蘭さんと家族はこれを不服として、すぐさま控訴したという。

 三、中国の裁判所は裁判を利用して 経済的に貧窮させ迫害する

表5、2019年5月、裁判所が科した罰金の金額統計表

 名  前 

 刑  期

裁判所罰金(元)

職  位

年 齢

王素平

山西省

太原市

10年

3万

 

67

孙志芬

山西省

太原市

10年

3万

 

 

李绍志

吉林省

長春市

5年

2万

 

 

张清香

山西省

太原市

6年

2万

 

69

田玉琴

山西省

太原市

6年

2万

 

 

罗保军

山西省

太原市

5年

2万

 

 

姜海英

山東省

潍坊市

4年

1万

 

 

荣春成

山東省

潍坊市

4年

1万

 

 

高连红

山東省

潍坊市

3年

1万

 

 

戴传花

山東省

潍坊市

3年執行猶予3年

1万

 

 

仇玉香

山東省

潍坊市

3年執行猶予4年

1万

 

 

张润英

山西省

太原市

2年

1万

 

71

王洪武

山東省

日照市

3年

1万

 

 

赵秋武

山東省

日照市

2年

1万

 

 

郭润鲜

山西省

太原市

1年

6000

 

68

胡兰英

山西省

太原市

1年

5000

 

65

宋红伟

黒竜江

 綏化市

1年6カ月

5000

 

 

高锦淑

黒竜江

 綏化市

1年

5000

教育学院副研究員

 

王芳

黒竜江

 綏化市

2年

5000

小学校教師

 

杨传厚

黒竜江

 綏化市

2年

5000

 

 

王福华

黒竜江

 綏化市

2年

5000

 

 

白霞

黒竜江

 綏化市

2年

5000

 

 

赵婷婷

黒竜江

 綏化市

2年

5000

幼稚園教諭

 

赵玉花

山東省

日照市

厳しく管理1年

5000

 

 

林立丽

山東省

日照市

判決に至らず

5000

 

 

陈洁

四川省

成都市

4年

5000

 

 

王三妮

河北省

邢台市

8カ月

2000

 

 

刘广宇

河北省

邢台市

8カ月

2000

 

 

刘喜珍

河北省

邢台市

8カ月

2000

 

 

2019年5月、中国の裁判所が法廷で科した罰金の総額は28万7000元である

 四、高齢者の法輪功学習者に対する迫害

表6、2019年5月、不当判決を受けた65歳以上の学習者の人数統計表

  名  前  

 刑 期 

裁判所罰金(元)

年 齢

张润英

 山西省 

 太原市 

2年

10000

71

张清香

山西省

太原市

6年

20000

69

郭润鲜

山西省

太原市

1年

6000

68

王素平

山西省

太原市

10年

30000

67

邢光明

湖北省

襄陽市

2年9カ月

 

66

胡兰英

山西省

太原市

1年

5000

65

2019年5月、6人の65歳以上の法輪功学習者が判決された

表7、2019年5月、不当な裁判にかけられた65歳以上の学習者の人数統計表

名  前

年齢

高贤英

四川省

瀘州市

76

高运霞

遼寧省

瀋陽市

74

程玉荣

遼寧省

大連市

70

张秀珍

四川省

南充市

70

2019年5月、4人の65歳以上の法輪功学習者が裁判にかけられた

 五、4人の法輪功学習者が迫害により致死させられる

 ●陳少民さんは 肺の潰爛したすべての部位を切除し、痛ましい状況下で苦しみながら死亡

 原籍が河南省洛寧県の法輪功学習者・陳少民さんは法輪功を学んだだけで、2016年6月に不当に連行され、2017年7月に懲役を科され、河南省新密刑務所に収監された。そこで残忍な迫害を受けて病状が悪化し、重篤な症状が現れ、仮保釈されて帰宅したが、2019年5月14日に死亡した。医者の話によると、陳さんの潰爛した肺の部位はすべてに及んでいたという。

'中共酷刑示意图:毒打'

拷問のイメージ図:何人もが寄ってたかって、酷く殴打する 

 陳さんは拘禁された期間中、警官や受刑者による残酷な拷問を始終受けていたことによって、左足を大怪我してそこから膿が流れ出た。また、左耳も薬物を注射されて、膿が出るようになった。痩せこけてふらふらになった陳さんは、いつも目まいを起こしていた。 また警官らが棒で陳さんの敏感な部位を叩き、スタンガンで全身に電気ショックを加えた上で、ベルトで滅多打ちにした。そのため、陳さんは血だらけになり、スタンガンで全身の皮膚が焼け焦げた部位は、さらに酷くただれた。

 法輪功に対する迫害が始まって以来、ごく短い数年の間、陳さんの兄と父親は相次いで亡くなった。兄弟の陳躍民さんの妻・李発英さんは、法輪功の資料を貼り付けたため、2014年に懲役4年の実刑判決を言い渡され、新郷女子刑務所に拘禁された。李発英さんの一人娘はひとりぼっちで他所へ行って、アルバイトをせざるを得なくなった。2016年、陳さんと兄弟の陳孝民さんの2人が連行された後、70代の母親は悲しみに暮れ、毎日泣き暮らしているという。

 ●中国の刑務所における13年の酷い虐待で、失明した吉林の張洪偉さん 死亡

 吉林通化鋼鉄会社の公安警察官・張洪偉さん(52)は、法輪功を放棄せず「真・善・忍」の理念を堅持し続けて、人々に迫害の真相を伝えたため、懲役13年の重刑を下された。刑期の期間中、張さんは長春鉄北刑務所、吉林刑務所に拘禁され、伸ばしベッドで手足を引っ張られて、指で目と鼻を強く弾かれたり、睾丸を強くつねられたり、さらに酷く殴打されるなど残忍な拷問を受け続けた。これらの虐待によって、出所時には四肢の力が全く入らなくなり、行動も鈍くなり、目はほぼ失明した状態になった。刑務所のあまりにも酷い虐待で身体障害者になった張さんは、2019年5月3日、無念の思いを残してこの世を去った。

'张洪伟'
張洪偉さん

 張さんは遼寧某部隊の偵察兵として5年間兵役したことがあり、三級功績の栄誉を受けたこともある。また、団の武術試合の中で5項目の総合優勝を獲得し、2メートルの塀を身がるに乗り越えられるほどの素質があり、人並み外れた身体と体力の持ち主であった。

 ●大連市の女性教師・黄桂英さんは冤罪が晴れないまま死亡

 元大連市白雲小学校の教師である黄桂英さんは、法輪功を学び「真・善・忍」に従って良い人間を目指すように努力した。そのために、計5年間労働教養所と刑務所に拘禁され、苦しみを嘗め尽くした。また、警官は黄さんの食事の中に中枢神経を破壊する薬物を投入したことがある。2017年9月に黄さんは出所したが、自分の公職を除名された上、夫も仕事を失ったことを聞かされた。収入がないため、黄さんは何度も学校や教育委員会に行き、通常の退職手続きをしたいと求めたが、何の結果もなかった。心身に多大なプレッシャーを受け、それに耐え続けた黄さんは、2019年5月5日に亡くなった。享年57歳だった。

 ●山東東営市勝利油田の石強さんは迫害中で死にます

'石强生前照片'
石強さんの生前の写真

'石强去世后的照片'
迫害を受けた後の石強さん

 山東省東営市勝利油田集輸工場の元職員の石強さんは、2000年に法輪功を学び始めた。それが原因で、石さんは洗脳班や留置場に拘束され、懲役2年の実刑判決を言い渡された。

 留置場で、石さんは手足を組み合わせられて繋がれる方式の手錠と足かせをはめられ、立つことも、両手を持ち上げることも出来ない状態に放置され、食事の時、睡眠の時、トイレの時もこの苦しい姿勢で我慢しなければならなかった。このような残忍な拷問を受けたままの状態が、二十数日間続いた。刑務所では、石さんは毎日、朝5時から夜12時まで隔離され、夜中の12時過ぎたあとで監室に戻され、「三書」を書くようにと脅迫される日々が続いた。

'中共酷刑刑具:手铐脚镣'

手足を繋がれる方式で手錠と足かせをかけられる

 長年の間、持続するあまりにも残虐な迫害により、善良な石さんは心身ともに脅威的なダメージを受け続け、2019年5月17日に、46歳の若さで尊い命を奪い去られた。

 結び

 最近の明慧ネットの報道によると、現在、米国国務省は法輪功に対する迫害者への入国ビザの審査を厳格化し、迫害を行なう者に対して、厳格なる制裁を行なうことを通達したという。米国国務省のスポークスマンは、大紀元記者への返信メールの中に「これらの人権を侵害した者は米国を避難の場所にさせるわけにはいかない。米国は断固として、それらの者を入国させるわけにはいかない」と書かれていた。

 明慧ネットも重要な通知を発表し、国内外の法輪功学習者は直ちに行動を開始し、より詳しい情報を収集して整理し、「迫害者名簿」を明慧ネットの方へ提出するように要請した。それらの「迫害者名簿」を、米国国務省へ提出する予定である。また、迫害者を確定しやすくするために、「迫害者本人とその親族、子女」、および「資産」の情報も提供するようにと呼びかけた。

 通知の中では、中国共産党の海外での迫害に参与した者の情報を収集することについて、米国、台湾、香港、韓国、スペイン等の各国と地域を含めるとした。そして、海外の法輪功学習者たちに向けても、同様に呼びかけた。

 これはもちろん中国共産党の官員にとって青天の霹靂のようなものである。また、迫害に参与した者らにとっては、手柄を立てて、罪を償う最後のチャンスでもあると言える。

 統計原始資料ダウンロード中国語:ダウンロード(59.4KB)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/15/388684.html)
 
関連文章