8年の冤罪を経た黒龍江の劉忠敏さん 再び北京で連行
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 【明慧日本2019年7月26日】(北京=明慧記者)黒龍江省綏化市の法輪功学習者・劉忠敏さん(60)は2019年5月22日、北京で南苑派出所の警官らにより連行され、今なお拘禁されている。2019年7月4日に、劉さんに対する逮捕状が交付された。

 劉さんは2019年5月22日に、北京の法輪功学習者・李さんと一緒に、北京豊台南苑地区で法輪功の素晴らしさを人々に伝えた時に、ある年寄りの女性に通報され、南苑派出所の警官らにより連行された。24時間後、北京の李さんは「保証人を立て尋問を待つ」という条件付きで解放されたが、劉さんは拘禁されたままである。

 2000年、劉さんは法輪功の無実を訴えるために上京したが、連行されて綏化留置場に拘禁されたことがある。その際に劉さんの夫は圧力に耐えられず、劉さんと離婚した。それ以来、劉さんは1人で未成年の娘を扶養し、育ててきた。

 2008年6月5日の早朝4時30分、ドアをノックする音が聞こえた劉さんは扉を開けると、綏化北林区610弁公室の人員らが突然部屋に侵入し、劉さんしか八十数歳の母親の世話をする者がいないにもかかわらず、劉さんを連行して、慶安留置場に拘禁した。

 610弁公室の王淑波らが劉さんを連行した後、劉さんの家の3階に住み込んで、しかも、4階、5階を監視する警官らを配置した。そうする中で、劉さんの家を来訪した学習者を連行した。

 2009年、劉さんは懲役8年の実刑判決を言い渡され、黒龍江女子刑務所の11監区に拘禁された。そこで、毎日午前8時から夜9時まで洗脳によるひどい迫害を受け、常時、小さな腰掛けに長時間座らされ、立たしてもらえず、臀部が何度もうっ血してボロボロになった。

长时间罚坐小凳子
拷問:常時、長時間に掌大の小さな腰掛けに座らされる

 2011年11月28日の晩の6時頃、刑務所の警官らは大慶市の魏珺さんと劉さんを、刑務所の入院部に行くと騙してある部屋に連れ出し、2人を罵ったり、殴ったり蹴ったりして、縄で両腕を後に縛り上げ、吊し上げた。目撃者の話によると、法輪功学習者が苦しめられる様子は、あまりにも悲惨で見ていられないという。

中共酷刑示意图:“上绳”
拷問:腕を後ろに縛り上げ、吊るし上げる

 8年の冤罪を経た劉さんは、黒龍江女子刑務所を出所したとはいえ、とても苦難に満ちた生活を送っていた。それでも劉さんは毎日のように酷暑や厳寒に関係なく、外に出て迫害の真相を人々に伝えた。お腹が空いたら蒸しパンと水だけで済ませ、自分の衣食代を切り詰めて節約したお金でラジオを買って、まったくの面識のない人にあげたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/14/389990.html)
 
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