知力障害2級の魏玉紅さんに懲役3年の不当判決
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 【明慧日本2019年5月10日】北京市大興区団河苑に在住する魏玉紅さん(52歳女性)は身体が不自由だったが、法輪功を学んでから心身ともに恩恵を受け、ゴミ拾いの仕事をして生活を維持し、自立生活ができていた。しかし、法輪功が無実であるという真相を伝えたとの理由で身柄を拘束され、懲役3年(2017年6月14日から2020年6月13日まで)の実刑と、罰金6000元(約10万円)の不当な判決を宣告された。

魏玉红的证件
魏玉紅さんの身分証明書

 魏さんは2017年6月14日に身柄を拘束された。7月20日、北京市検察庁第一支庁により逮捕状を交付された。2018年1月29日、大興区裁判所に開廷され、弁護士は魏さんに無罪の弁護をし、直ちに魏さんを解放するように求めた。

 魏さんは3歳からひどい癲癇病を患い、幼い頃から身の回りのことが出来なかった。ひどい時は1日数回も発作を起こして全身が痙攣し、死ぬほど辛かったという。あちこちの病院を回って治療を受けたが、治らなかった。国に「2級」の知力障害、対応できる行動能力が重度障害であると認定された。魏さんは3回結婚したが、病気が原因で3回とも見捨てられた。

 1997年、魏さんは法輪功を学び始め、癲癇病も治り、身の回りの生活が出来るようになった。また知力も改善され、仕事も見つかり、アルバイトとゴミ拾いの仕事で生活を維持していけるようになり、性格も明るくなり、家族や友人また社会に負担をかけずに念願の自立生活が出来るようになった。

 2014年8月の初め、魏さんは法輪功を学んでいるという理由で観音寺派出所に身柄を拘束され、大興の610弁公室、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)によって、留置場に7カ月間拘禁された。その結果、魏さんの精神状態に大きなダメージを受けた。司法部門に「知力障害」があると認定されてから「誤解」が生じたという理由で解放された。

 2015年11月6日、魏さんは法輪功迫害の首謀者である江沢民を告訴する起訴状を、最高検察庁と最高裁判所に送った。その理由で観音寺派出所に身柄を拘束され、家宅捜索を受けて家財を押収された。派出所で24日間拘禁された。

 2017年6月14日、魏さんは人々に法輪功の資料を配布した際に、大興区双河南里交番の警官に通報され、観音寺派出所の警官に不当に連行され、家宅捜索を受けて家財を押収された。そして大興区留置場に拘禁され、2017年7月20日に北京市検察庁の第一支庁に逮捕状を交付された。

 魏さんは7カ月間拘禁された後、2018年1月29日に大興裁判所によって開廷された。観音寺派出所の警官2人は法廷で証拠を捏造し、魏さんを罪に陥れることを企てた。

 開廷後、何も情報がなかったが、魏さんの弁護士は2019年4月11日に大興裁判所から刑事判決書を受け取った。判決日は2018年11月16日と書かれていた。開廷後の10カ月の後に、やっと判決書が交付された。

 中国の障害者保障法によると、「障害者の合法の権利及び人格の尊厳は侵害されてはいけない。知力、精神に障害がある障害者はいかなる組織及び個人、その家族も含めて、不当に拘禁することを禁じる。違反した場合には、刑事責任を負う必要がある」と定められている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/4/20/385322.html)
 
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