【明慧日本2018年10月27日】遼寧省朝陽市の法輪功学習者・李振陽さんとほかの学習者3人は、2018年8月22日、朝陽市公安局の警官らにより不当に連行された。ほかの3人の学習者は帰宅できたが、李さんだけは朝陽市留置場に拘禁されたままでいる。
2018年8月28日、弁護士は李さんとの面会のため朝陽市留置場に行ったが、留置場側と公安局の担当者は、様々な口実を付けては会見を阻止した。
李さんは朝陽市八里堡村で皆に知られているおとなしい善良な人である。法輪功を学び、「真・善・忍」を信仰して以来、李さんはさらに優しくなり、畑を割り当てられた際に、黙々と良い土地を他人に譲り、誰もが欲しくない雑草がいっぱい生えた、切れ端になっている土地を選んだ。李さんは土地のエピソードについて、下記のように語ったことがある。
「私は人力車や力の仕事で生計を立てている普通の農民です。1年中休みもなく苦労が多く、裕福な生活を送っているとは言えません。でも、法輪功を学んでからは、至る所で他人のために考えるべきだと、師父から教えられたため、ふだんから家庭内でも外でも人と争ったことがありません。そして、利益の前では他人を最優先するように考えています。法輪功の要求通りに対処すれば、何も争うことなく、心はとても平静です」
「それは2002年のことで、村では改めて土地を配分することになりました。私達の農民は土地に頼って生活していますから、良い土地をあてがわれるかどうかは、とても重要視され、誰もが争って良い土地を手に入れたいのです。なぜなら、良い土地は食糧の生産量が多くて、水やりもしやすく、日照りの時も雨が多いい時も収穫が得られるので、生活の保障があります。以前に、村の道路の増築工事で自分の土地を占用されました。残された僅かな畑は、家族の兄や姉たちに使わせました。その折り、村の幹部は『土地を配分する時、必ず良い土地を割り当てるように』と承諾したことがあり、タイミングよく、土地の配分をする時期がやって来ました」
「土地を配分した時、みんなが我先に良い土地を手に入れたい状況の中で、私は雑草が生えた切れ端になった、誰も要らない土地があることに気づきました。この時、私は突然師父の教えを思い出し、他人と争わずにその荒れ地をもらうことに決めました。配分の担当者は自分が誰も欲しくない土地を申し込んだのを見て、補償として多めにくれました。ほかの人から見れば、私は損をするばかりだと思うかもしれませんが、ずっと師父の教えを信じて実行しており、良い人にはきっと良い報いがあると信じています」
現在、光明支局の警官は李さんを双塔検察庁に提訴したため、李さんに対する逮捕令状が公布された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)