法輪功を学び回復した聾者が不当に拘禁される
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 【明慧日本2018年9月5日】四川省瀘州(ろしゅう)市江陽区の分水鎮派出所と弥陀鎮派出所の警官は2017年9月、法輪功学習者・丁国琴さん(68歳女性)を騙して派出所まで呼び出し、不当に拘束した。その後、丁さんは留置場に拘禁された。しかし、関係者からは丁さんの家族には何の説明もなかった。家族は派出所へ行き、丁さんの解放を要求したが、警官は「案件は裁判所に移した」と言われた。家族は裁判所へ行き、案件のことを聞いたが、「この人の案件はここにはない」と言われた。

 丁さんは分水鎮に在住の農婦で、以前、周りの人に「聾者」(ろうしゃ・耳が聞こえない人)と呼ばれていた。丁さんは貧しい家に生まれ、8歳のときから、耳から痛みを伴った膿混じりの液体が流れ出て、臭くて誰も近寄らなかった。しだいに左耳の聴力を失い、右耳もたまに聞こえる状態だった。しかし、1999年6月、丁さんは法輪功に出会い、2~3日学ぶと耳から臭い液体が流れ出なくなり、十数年聞こえなかった左耳が聞こえるようになり、「聾者」の呼び名も消えた。

 かつて、背が低かった丁さんは太っていて、歩く格好もよくなかったが、法輪功を学んでから、顔色も体型もよくなり、背筋もピーンと伸び、とても元気になった。

 丁さんは「法輪功は素晴らしいです。『真・善・忍』の三文字がとても好きです。私は字が読めませんが、法輪功をずっと学んでいきたいです」と話した。

 しかし、法輪功を学び始めた丁さんではあったが、1カ月足らずで、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。丁さんは当局の迫害に屈せず、法輪功をずっと学び続けてきた。

 2017年5月、ある月曜日の夜8時ごろ、分水鎮派出所の警官ら3人がいきなり、丁さんの自宅に不当に侵入し、家宅捜索を行った。警官らの名前を聞いたが言わず、1人だけ王だと言った。警官らは丁さんが家に飾っていた「真・善・忍」の飾り物と、法輪功の関連書籍2冊を押収し、丁さんに空白の何も書かれていない紙にサインを強要した。

 同年9月中旬、丁さんが市場で野菜を売っていたとき、警官ら3人が来て「野菜を買いたい、派出所まで持ってきてくれ」と言って騙した。丁さんが野菜を派出所まで持っていくと、その場で拘束された。その後、丁さんは弥陀鎮派出所に移されて尋問を受けた。

 丁さんを拘束した後、警官は丁さんが野菜を入れて持ってきた籠と、野菜を売ったお金20元、長靴を丁さんの家に送ったが、丁さんを拘束した理由を家族には何の説明もしなかった。その後、警官は電話で「丁は留置場にいる。お金と着替えを送ってもよい」と家族に通知した。

 善良な丁さんが連行されたことで、家族は非常に苦しい思いをしている。丁さんに対して判決を行うとの噂を聞いた家族は、いっそう怖がっている。

 丁さんは、あれから1年以上拘禁されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/21/372720.html)
 
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