河北保定市の趙蘭池さんらは不当に開廷された
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  【明慧日本2018年8月18日】河北省保定市清苑区の法輪功学習者・趙蘭池さん、王彦茹さんの2人は、2018年7月25日午前9時半、保定留置場南司法訓練基地で区裁判所に不当に開廷された。保定エリアの多くの学習者もここで不当に開廷されたことがあるという。

 開廷前の8時ごろ、法廷の外に私服の国家安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の関係者および各郷・鎮の総合管理弁公室の関係者が集まり、厳重な警備を行った。それは法輪功学習者を法廷に近づけさせないようにし、趙さんと王さんの2人にはヘルメットの着用を強要した。弁護士が理由を尋ねたところ、裁判長に衝突を避けるためだと言われたという。

 趙さんは法輪功を学ぶことは合法であり、国のいかなる法律にも違反するような行為はしていないと自ら主張した。弁護士も根気強く無罪であると弁護をした。清苑区の国家安全保衛部門の人員は北京司法局のスタッフの3人を現場に連れて来て、弁護士の弁護を阻止させようとしたが、弁護は午後3時半まで続いた。

 趙さんの娘はこのように弁護した。「第一番目に、父は病気治療のため、法輪功を学び始めてから病気は治りました。起訴側は法律実施を破壊したという罪で父を起訴しましたが、父はいったいどのような法律を破壊したのでしょうか、関連の法律条例の提示をお願いします。また、起訴側は父が配布した法輪功の無実を伝える資料が、地元の人に害を与えたと言いますが、誰に何の害をどの程度与えたのでしょうか、それらの説明もお願いします。また、起訴側の出廷もお願いします」

 「第二番目に、2011年に、1999年に出された法輪功書籍の出版禁止令は、廃止されました。よって、法輪功の書籍は中国では合法です。また、父が法輪功の書籍や宣伝物を所有することも、当然合法です。ですから、父は無罪です。ただちに釈放されるべきです」

 2018年1月3日の午前、2人は石橋郷申荘で法輪功の無実を伝えていた時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、郷派出所の警官に身柄を拘束された。当日の夜、2人は市留置場に移送され、2人が乗っていた電気自動車も郷政府に不当に押収された。数日後、家族は拘束通知書を受け取り、また、2月9日には、逮捕状の公布の知らせも受けた。

 2月28日午前11時ごろ、趙さんの家族が雇った北京の弁護士は、市留置場で趙さんと面会した。その日の午後、家族と弁護士は石橋派出所を訪ねて、趙さんの釈放を求めた。また、3月6日の午前、王さん家族が雇った弁護士も王さんと面会した。

 趙さんの弁護士は何度も法曹機関に、本案件の資料の差し戻しや趙さんの釈放を求めた。家族やほかの学習者も法曹機関を訪ねて、法輪功の無実を伝え、告訴したが、各部門は全ての責任から逃れた。裁判所は家族に北京の弁護士を辞退させないと重刑を宣告するぞと脅迫した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/3/372004.html)
 
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