河北唐山市の王宝山さんに不当に懲役5年6力月
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 【明慧日本2018年8月17日】法輪功学習者・王宝山さんは2017年7月3日、河北省唐山市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)によって不当に連行され、家宅捜索を受けた。豊潤区検察庁が二度も書類を差し戻した状況の中で、書類は唐山市遵化検察庁に転送され、その後、遵化裁判所に送られた。

 2018年5月9日、不当な法廷での審問が行われた。法廷での審問の過程において、弁護士は検察官の訴えに対し、反論し、確かな根拠を持って、明確かつ全面的に弁護を行い、法律と良識の視点から王さんの無罪を主張した。

 2018年7月12日、王さんは不当に判決を言い渡され、7月17日、判決書は豊潤留置場に送られた。しかし、裁判所は家族と弁護士に知らせていなかった。

 2018年7月27日になって、王さんの家族は王さんがすでに懲役5年6力月の実刑判決を宣告されたことを知り、直ちに弁護士に連絡し、事情を尋ねたら、弁護士も同様に裁判所からの知らせがなかったと言った。

 その日、弁護士は遵化裁判所の関係者に電話をかけて事情を聞き、やっと判決書は17日に王さんに渡したこと、不服申立て期限は7月27日となっていることが分かった。

 「どうして弁護士に知らせないのですか?」と聞くと、裁判所側は「弁護士には判決書を郵送した」と言った。弁護士は「受け取っていない」と言うと、裁判所側は「不服申立書の提出期限を月曜日まで延長してあげる」と言った。

 30日に弁護士は豊潤区留置所に行って、王さんと面会した。王さんの話しによると、19日に王さんは不服申立書を書き終わったという。留置場は遵化裁判所に不服申立書を取りに来るように電話をしたが、裁判所の人員は取りに来なかったとのことだった。

 その日、弁護士は遵化裁判所に行く途中で、遵化裁判所に電話をかけ、「19日に王さんが申し立書を書き終わり、留置場の人員が裁判所の関係者に取りに来るように電話で頼んだが、裁判所の関係者は取りに来ていません」と伝えた。

 裁判所側は「申立書は申立期限内で書いたものかどうか」と弁護士に聞いた。弁護士は「そうです期限内に書いたものです」と答えた。そして、弁護士は遵化裁判所まで行って、王さん本人が書いた申立書を裁判所に提出し、有効な申立てを行った。

 帰る途中、弁護士は事務所から「判決書の書留が届いた」との知らせを受け、郵便物を7月25日に郵送したことを確認した。

 遵化裁判所の人員達は不当な判決を下した後、家族と弁護士に知らせずに、その上、王さんが書いた不服申立書を取りに来ず、27日が申し立ての期限になっているのに、裁判所は25日になってやっと判決書を書留で郵送し、30日に弁護士事務所がやっとそれを受け取った。

 もし、王さんが期限内に告訴しなければ、あるいは弁護士は情報を得ていなければ、申し立て期限を逃してしまうことになりかねないところであった。遵化裁判所のこのようなやり方は、彼らが王さんの判決に自信がないことをはっきりと表している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/3/371995.html)
 
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