陝西省漢中市の楊華さんと兀亜莉さん 1年以上不当拘禁
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年8月16日】陝西省漢中市の法輪功学習者・楊華さん(女性)、兀亜莉さん(女性)の2人は、不当に漢台留置場に拘禁されてからすでに1年1力月となった。その間、2人は密かに法廷で審問を受けた。家族が何度も尋ねてやっと得た情報によると、判決はまだ下されていないという。

 家族は漢台区裁判所に楊さん、兀さんに対する起訴を取り下げるよう希望した。そして、関連する法律に従って提案申請書及び、『強制措置を解除する申請書』と弁護士による弁護意見書を提出した。

 事実上、法輪功を修め、真・善・忍に基づいて身を律することは、社会や家庭に恩恵をもたらし、人々の道徳水準を高め、合法であるだけではなく、さらに言うと表彰すべきことである。法輪功学習者が連行され、起訴され、法廷で審問を受けることは、そもそもあってはならないことである。法輪功学習者が正しい信奉を堅持し、迫害の真相を伝え、被害者として自ら正義を取り戻し、社会の正義と良識を守ることは、憲法と法律によって守られるべきことである。

 漢中市の関係者に法律の尊厳及び、当事者の合法的権利を守ってほしい。善悪をはっきりと区別し、善良の人を迫害せず、楊さんと兀さんの2人をすぐさま解放して、自らとその家族にも素晴らしい未来を選択してほしいと願っている。

 楊華さん(55)は30代の時から、数種類の病気を患い、特にリューマチ性関節炎が最もひどく、それによって体が変形し、関節が萎縮した。その後、楊さんはさらにリューマチ性心臓病にもなり、自力で生活ができなくなった。1998年7月、楊さんは法輪功を修煉し始め、九死に一生を得た。ようやく幸せな暮らしを手に入れた時、中国共産党の江沢民集団は法輪功に対して残酷な迫害を開始した。楊さんは2年の労働教養を強いられた後、さらに9年間の懲役刑も科され、迫害され続けた。

 兀亜莉さん(57)は1999年4月から法輪功を修煉し始め、真・善・忍に基づいて心性を修め、他人のために考え苦労をいとわず、まじめにコツコツと働き、同僚と上司から高く評価された。兀さんは今まで5回も家宅捜索を受け、4回も拘束され、思想改造施設に1回拘禁され、2年の労働教養と5年の懲役刑を科せられた。解放後も長期にわたって住居を監視され、公職を不当に剥奪された。兀さんは漢台留置場で拷問や殴打を受けたことがあり、心身共に深刻なダメージを受けた。

 楊さんと兀さんは2017年6月22日、法輪功迫害の真相を伝えた際に、漢中市漢台区鑫源派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受け、漢台区留置場に拘禁された。7月27日になって、漢新区公安支局の警官らはそれぞれの家族に、彼女たちの逮捕許可が出たと知らせた。

 2017年11月16日、漢中市漢台区裁判所は当事者の弁護士には知らせずに、また、家族にも知らせないまま密かに開廷し、楊さんと兀さんの2人に対して不当に法廷で審問を行った。

 楊さん、兀さんの2人は以前にも、漢台留置場や陝西女子刑務所で残酷な迫害を受けたことがあるため、家族は2人の安否をとても心配している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/3/372002.html)
 
関連文章