15年の冤罪を経たハルビン市の武麗君さん再び拘禁
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年8月14日】黒龍江省ハルビン市の法輪功学習者・武麗君さん(65)は、法輪功を放棄しないため、相前後して計15年間刑務所で拘禁され、苦しめられた。2018年6月30日、武さんは再度不当に連行され、拘禁されて、現在に至り、すでに1カ月以上が経過した。

 武さんはかつて「象皮足」という難病に罹ったことがある。足が象の足のように太く腫れ上がり、また皮膚からは絶え間なく体液が滲(にじ)み出て、身体は急に冷たくなったり熱くなったりして、言葉で表現できない辛さだった。最先端の技術を持っている医者でさえ為す術がなく、足の切断手術を勧められた。

 1997年、武さんにとって人生の転機があった。身の回りの持病がある同僚たちは突然、顔に赤みがさし、健康な人になった。それらの同僚たちと話しているうちに、法輪功を学んだからだと分かった。あの時から、武さんは宝物を手に入れたように、法輪功を学び始めた。すると、腫れていた足、太ももがゆっくりと引いていき、体液も出なくなったことに気づいた武さんは、大変驚き、本当に喜んだ。

 法輪功のこの不思議な効果から、武さんは法輪功を学ぶ信念を固め、毎日晴雨を問わず煉功に通った。そして、長年の「象皮足」と呼ばれる難病が完治した。最も大切なことは、宇宙についての原理原則が分かり、「真・善・忍」の基準に従って生きるようになったことだ。

 労働教養1年を強いられる

 2000年1月、武さんは法輪功の無実を訴えるために北京に行ったが、連行されて労働教養1年を強いられ、悪名高いハルビン万家労働教養所に拘禁された。さらに、武さんの息子は大学入試を受験できないと言われた。武さんは夫と息子が巻き添えを受けないようにと、仕方なく夫と離婚した。

 懲役9年の実刑判決を宣告される

 2001年4月、出所して間もない武さんは、人々に法輪功の資料を配布したため、再び連行され、懲役9年の実刑判決を宣告された。黒龍江女子刑務所で、武さんは長時間にわたり立ったままの姿勢を強制されたり、しゃがむ姿勢のままでいることや長い間走らされることも強制された。それにスタンガンによる電気ショックを与えられたり、吊るし上げられたり、独房に閉じ込められたり、鉄の椅子に縛り付けられたり、地面に固定した輪に嵌(は)められ苦しい体勢を強いられたり、平手打ちを食わらされたり、毒の入った注射液を注射される等、数々の残忍な拷問を受けた。そのため、2010年、黒かった髪の毛は総白髪になり、武さんが出所した時、実の姉でさえも妹を見てあまりの変わりように驚き、妹だと分からなかったという。

'中共酷刑示意图:锁地环'
地面に固定してある輪に嵌められる

'“上大挂”酷刑'
吊るし上げられる

 

 また懲役4年6カ月の実刑判決を宣告される

 2013年4月18日、武さんは江北利民開発区で神韻DVDを配布していた時、真相が分からない人に通報され、3回目の入所になるのだが、ハルビン第二留置場に拘禁された。そして同年の8月、武さんは懲役4年6カ月の実刑判決を宣告された。その時、武さんの息子の結婚式まであとわずか18日だった。

 2017年10月17日、武さんは冤罪を終えてやっと帰宅した。累計すると、武さんは15年近くもの間、不当に拘禁され、苦しめられた。

 現在、再び拘禁されて1カ月以上が経過

 2018年6月30日午後、ハルビン市から虎林市へ向かおうとする武さんは、ハルビン市駅でまたも連行された。警官はその場で武さんの携帯電話、書籍などの個人物品を取り上げ、押収した。そして、武さんの家に行き家宅捜索を行った。現在、武さんはハルビン第二留置場に拘禁されているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/27/371687.html)
 
関連文章