【明慧日本2018年7月29日】河南省汝陽(じょよう)県陶営鎮後寨村の法輪功学習者・劉偉濤さんは2018年5月24日、地元派出所の警官により不当に連行され、汝陽県留置場に拘禁された。
5月24日午後、劉さんは法輪功の資料を持って、陶営鎮派出所へ行き、警官に渡して法輪功が迫害されている真相を伝えた。しかし、警官に県国保大隊(国内安全保衛部門)と市国保大隊に通報された。その後、劉さんは派出所の警官により連行され、不当に家宅捜索を受け、携帯電話やパソコン、プリンター、法輪功の資料などを押収された。
その後、劉さんの妻・郭玉暁さんは派出所の警官に「押収リストを取りに来い」と言われて派出所へ行ったが、その場で連行されて汝陽県公安局に送られた。当日の夜、郭さんは公安局から洛陽(らくよう)留置場に移送された。
劉さん、郭さん夫妻はともに法輪功を学んでいて、法輪功の教えに従って自分に要求し、村人に良い夫婦だと認められていた。しかし、夫婦が連行されたことで村人は警官の行動に「違法行為だ。善悪の分別ができない行為だ」と非難した。
劉さん夫妻が連行され、老いた両親と3人の幼い子供の世話をする人がいなくなった。そこで、家族は派出所へ行き、劉さん夫妻の釈放を強く求めた。すると、郭さんは37日間拘禁されてから解放されたが、劉さんはいまだに拘禁されている。
夫婦が連行されてから、同村に住んでいるほかの学習者も警官に家宅捜索され、嫌がらせを受けた。警官はその学習者の家にあったパソコン、プリンター、コピー用紙、法輪功の関連書籍などの私財を押収した。
隣村に住んでいる70代の女性学習者も2回にわたって不当に家宅捜索を受けた。「対聯:ついれん」(門の両脇などに対句を記したもの)数枚と法輪功書籍数冊を押収された。派出所の警官は彼女に「お前を逮捕してやる」と脅迫した。その後、警官は彼女に、持っている土地を郷政府に売却するようにと強要した。
6月21日、陶営鎮派出所の警官は小店鎮の法輪功学習者・李長流さんを連行した。さらに、不当に家宅捜索をし、パソコン、プリンター、カッター、「対聯」、法輪功の守り札・資料・創始者の写真などの私財を押収した。翌日、警官は李さんの家族に「押収したものの中に法輪功に関連するものがあるので、李長流を洛陽市拘留所に15日間拘留する」と、書かれた紙を渡した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)