江沢民を告訴し 鄭威さんは冤罪で拘禁され 強制労働
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 【明慧日本2018年7月25日】遼寧省営口市の法輪功学習者・鄭威さんは2016年2月11日、法輪功を迫害する首謀者・江沢民を告訴した事を理由に、連行され、懲役3年の実刑判決を宣告された。2017年1月3日、瀋陽市大北刑務所に拘禁されてから、現在まですでに1年半経った。正義を守り、冤罪によって拘禁された鄭さんのことを、家族はとても心配している。

 鄭威さん(女性)は56歳で遼寧省営口市に住んでいた。2015年10月20日、鄭さんは正義を堅持し、法律に基づいて中国最高検察庁と最高裁判所に、法輪功を迫害する首謀者・江沢民を告訴した。そのため、営口市老辺区公安支局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の隊長・崔凱と道南派出所の7、8人の警官らは鄭さんの自宅に押し入り、不当に家宅捜索を行った。当時、鄭さんは留守だった。そのため、鄭さんは家に帰れなくなり路上生活を余儀なくされた。

 連行され、奴隷的な労働を強いられる

 2016年2月11日の朝7時半頃、鄭さんはバスで営口市を離れようとして駅にいた。営口市老辺区公安支局の人員と老辺区道南派出所の警官はパトカー5台を出動させて、駅で鄭さんを連行した。鄭さんは不当に営口市留置場に拘禁され、強制労働を強いられた。

 不当に判決を下される

 営口市老辺区裁判所は2016年10月19日、営口市留置場で不当に鄭さんに対して開廷した。営口市老辺区裁判所の裁判官・趙娜は弁護士と家族に鄭さんに対する判決の情況を故意に隠蔽した。家族はいろいろと尋ね回って、やっと12月21日になって、ようやく鄭さんが懲役3年の実刑判決を宣告されたことを知った。しかし、控訴の期限はすでに過ぎていた。

 2017年1月3日、鄭さんは営口市留置場から瀋陽市大北刑務所に移送され、そこで、刑務所の洋服製造工場で奴隷的なきつい労働に従事させられた。鄭さんは大量の服をチェックする仕事を強要されており、心身共に大きく傷つけられた。

 家族が心配する

 鄭さんの78歳の母親と年老いた姑、それに、夫と息子と娘の全員が、鄭さんが早く家に戻って来てほしいと願っている。家族は遥々地方から瀋陽市大北刑務所に駆けつけて鄭さんに面会にやって来た。

 母親は鄭さんのことをとても心配しており、鄭さんの事を言うと、母親は悲しい表情で「娘は食事をしっかり食べられているのかしら? 刑務所の条件は酷すぎるから」と独り言を言った。中国共産党の統治下のもとでは人権が守られておらず、法輪功学習者が不当に迫害され続けている。中国政府は法律を守らず全く無視し、このように悪事の限りを尽くしていいいものだろうか。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/7/370696.html)
 
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