朱瑞敏さんの母親(98)は娘の帰りを待ち望む
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 【明慧日本2018年7月10日】遼寧省営口(いんこう)市の法輪功学習者・朱瑞敏さん(77歳女性)は、中国共産党による法輪功に対する19年間の迫害の中で、2014年に共産党の警察、検察、裁判所によって懲役4年の実刑判決を宣告され、現在、瀋陽の大北刑務所で重労働に従事させられ、迫害を受けている。朱さんの母親(98)は、毎日昼夜を問わずに娘の帰りを待ち望んでいるという。

 朱さんは、心の優しい教師だった。若い頃、朱さんは様々な病気を患っており、心臓の僧帽弁狭窄症の大手術を受けたため、胸部から腹部まで30センチぐらいの傷跡が残っている。その後、大腿骨頸部骨折で痛みが激しく、歩行も困難だった。その上、深刻な腰椎椎間板ヘルニアを患っているため、いつも通院し薬を服用していた。西洋医学や中医学の様々な治療を受けていたが、効果がほとんどなかった。1995年、朱さんは大法修煉の道を歩み始め、身体が無病で軽快となった。

 2014年10月11日午後1時頃、朱さんは街を歩いている時、市の国家安全部の私服警官に尾行され、営口市西市区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に通報された。国保大隊長・姜元東と警官・蒋明夫は街で朱さんを不当に連行し、そして金牛山派出所の数人の警官を出動させ、朱さんを派出所まで連行した。その後、朱さんの自宅を家宅捜索し、パソコンなどの私物を押収した。警官らは朱さんを拘禁しようとしたが、健康診断の結果が不合格だったため帰宅させた。

 2015年6月3日、営口市西市街区裁判所から「朱に懲役4年の実刑判決を宣告した」との通知を受けた。当時、朱さんは控訴したが、営口市地方裁判所は原審維持を宣告した。

 2016年1月12日、朱さんは瀋陽大北刑務所の「老残区」に移送されて迫害を受けた。そこで、朱さんは毎日時間通りに現場に出て、奴隷のように永遠に終わらない綿棒づくりの手作業をさせられている。

 朱さんが不当に拘禁されてから、営口市西市区文化教育局は彼女の給料支給を止めた。

 朱さんと一緒に暮らしていた母親は、当時、警官にひどく驚かされて体調を崩し、現在は寝たきり状態で意識がはっきりせず、経鼻栄養補給を受けているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/29/370387.html)
 
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