山東省第一女子労働教養所における奴隷労働
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 【明慧日本2013年8月24日】中共(中国共産党)が法輪功を迫害し始めてから、山東省第一女子労働教養所では不法に無数の法輪功修煉者を監禁しているだけでなく、修煉者に拷問や洗脳、奴隷労働をさせている。労働教養所は実は奴隷監禁所であり、中共と労働教養所の警察が金儲けをする場所にすぎない。

 ここで加工する製品の種類は様々である。ビール瓶の蓋から、商標貼り、手提げ紙袋、月餅箱、動物模型(馬、亀、羊など)、ぬいぐるみ、クリスマスツリー、ガラス瓶、日本向けの性器玩具(大人の玩具、秘密が漏れないように少数の人のみに加工させる)など、数え切れないほど多い。しかし、全ての商品には次のような共通性がある。

 一、外部の人がやりたくない、汚く乱雑で毒性の強い仕事

 1.手づくりで製作基準が高く、大人数の労働力が必要。労働教養所は強制労働者をロボットのようにこき使い、人間として正常な生理的要求も認めない。商標貼りを例とすれば、1秒内に1枚貼り、毎日10時間以上も続けて貼らなければならない。これは、単純な労働というだけではなく、身体と精神に対する懲罰的な虐待である。

 2.人がやりたくない汚く乱雑で毒性のある仕事。大型の動物模型の玩具に鳥の綿毛を充填する仕事を例とすれば、鳥の綿毛(鳥類の羽毛)から埃が大量に立ち上がるために、人間がその環境に座っているだけでも、全身埃だらけになる。作業場は長年このような埃が立ち込めており、マスクをかけても時間が長くなると呼吸ができなくなる。マスクをかけないと鼻の穴が塞がってしまい、頭と顔にも鳥の綿毛がたくさん付いてしまう。2009年はクリスマスツリーとガラス瓶を加工したが、それは動物模型に鳥の綿毛を充填する仕事よりもっと汚い。こんなに汚いものでも、決まった時間内に完成できなければ、食事をしながらやらなければならないため、ご飯を食べているのか、それとも毒を食べているのか分からない。

 二、人をこき使う奴隷労働

 労働教養所側は、監禁された人を脅迫して労働させることは絶対なく、労働環境はどれほど良いかと外部に宣伝しているが、これはすべて真っ赤な嘘である。労働教養所に監禁されている人は、毎日朝6時ごろから脅迫されて仕事場に入る。冬は30分ほど遅くなるが、いずれもまだ完全に明るくなる前に起きなければならない。昼食と夕食の時、食事の時間を含めて30分ぐらい休憩する以外、最初から最後までずっと作業場で労働し、忙しくない場合は、夜10時にその日の仕事をやめる。忙しい場合は、11時半まで続ける。しかし、寮に帰ってからも引き続き仕事をしなければならず、時には深夜1時、2時までやらなければならない。どんなに遅くまでやっても、翌朝は相変わらず6時に起きなければならない。

 年中変わらない仕事は裁縫、動物模型に鳥の綿毛(鳥類の羽毛)を充填する仕事などで、これらの商品は外国に輸出される。そのほかに、またたくさんの季節性の仕事もある。このような仕事は量が多く、工期が短いため、さらに労働を強要される。例えば、お正月前にはお土産用の包装箱の製作、特性福袋の製作、中国人が好きな文字「福」の字の折畳みなど、このような仕事が山ほどあるため、毎日徹夜しなければならない。このような製品製作には特製ののりを使うが、何とも言えない臭い匂いが部屋中に広がる。お正月直後には学生の新学期が始まるので、鉛筆加工の仕事が大量に入ってくる。無数の鉛筆と鉛に触れるため、手や顔が真っ黒になる。仕事が終わった後、また寮に持ち帰って翌朝までやる。寝る時も鉛が充満している空気の中で寝なければならない(注:鉛は毒性物質)。

 通常、作業場に行かない人(普段は法輪功修煉者)は、精神的に苦しめられるほか、飛行機内で使用する嘔吐用袋を製作しなければならない。旅行最盛期には、この仕事は終わりがないほど多い。昼間、作業場で労働した人も、寮に帰って一緒にしなければならないが、当日の仕事量が終わるまでしなければならない。繰り返し折り畳むので、手がだるくて痛くなる。徹夜をするときが多いので、夜明けになると若い人は耐えられなくなって、折っているうちに寝てしまう。すると、教養所のリーダーに叱られ引き続き折る。他の臨時的仕事もたくさんある。

 三、 強制労働させられる人の構成

 中共の制度下では、労働教養所は裁判所の裁判を経ず、公安局の一存で人を監禁できるので、1999年7月から大量の法輪功修煉者を監禁し、強制労働をさせる。

 第3大隊のある詐欺で監禁された人は、労働教養所の大隊長が公安派出所の所長に電話しているのを偶然に聞いたことがある。大隊長は「早く複数の人を捕まえてきてくれ、人手が足りないんだ!」と所長に頼んだ。その後、キリスト教徒一人と、建築現場で長さ40cmの建築材料の切れ端を拾って使った一人が労働教養所に入ってきた。この二人は買って来た奴隷と同じだ。公安局が労働教養所に一人送ると、労働教養所がお金を払うという。労働教養所は一般の企業と違って、いかなる費用も納付せず、労働者に給料も払わず、しかも、人に十数時間労働させるため、お金を払って「労働者」を買えば、わずかな資本で多くの利益を生み出す商売になるだろう。

 山東省第一女子労働教養所では麻薬乱用者や売春行為などの不良者も監禁されているが、労働教養所はこれらの不良者を使って法輪功修煉者に拷問を加えたり、洗脳したりし、不良者たちを法輪功修煉者の行動を監視する道具として使う。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/16/258994.html)
 
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