四川省:工場従業員が受けた迫害事実(写真)
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 【明慧日本2013年12月28日】四川省成都市の法輪功修煉者・鄭斌さん(42歳男性)は、龍泉地区十陵鎮にある三四五工場の従業員だった。鄭さんは以前、慢性胃炎と胃潰瘍を患い、病院で長期にわたり治療を受けたが効果が現れなかった。そのため鄭さんは落ち込み、毎日機嫌が悪かった。しかし1997年4月末、鄭さんは法輪功と出会い、法輪功の教えの「真・善・忍」に従い自分を律し、より良い人になるように努力した結果、仕事をまじめにやり遂げて健康を取り戻し、笑顔も戻った。鄭さんの変化を見て、家族は鄭さんが法輪功の修煉をすることを支持した。

鄭斌さん

 しかし1999年7.20から、中共(中国共産党)当局が法輪功への弾圧を開始した。鄭さんは法輪功の修煉を続けたため、会社側に不当に解雇された。その後も鄭さんは法輪功を学んでいるという理由で14年来、中共当局に不当に連行、拘禁、拷問などの迫害を加えられてきた。

 2000年の冬、鄭さんは法輪功の書籍を持っているという理由で、「社会治安の秩序を乱した」という罪に問われ15日間拘禁された。華蓥市刑務所に拘禁されている間、鄭さんは数度殴打され胸を痛め、背中が黒紫色になり、寝返りする時も深呼吸する時も胸と背中に痛みが走った。

 2001年のある日、鄭さんは自宅で法輪功修煉者2人と、法輪功創始者の説法ビデオを見た。そのことを理由に、鄭さんは「社会治安の秩序を乱した」という罪に問われ、再び拘禁された。警官は鄭さんの自宅を家宅捜査し、家にある法輪功関連書籍、鄭さんの身分証明書などを没収した。その後警官は、鄭さんの父親から1000元を強請り取り、40数日間拘禁して鄭さんを釈放した。

 2002年のある日、警官は鄭さんの自宅に不法侵入して捜査を行い、鄭さんを岳池県刑務所に拘禁した。刑務所で鄭さんは奴隷のような強制労働を強いられ、ノルマを完成できないと靴で殴られた。今回も前回と同じように、警官は鄭さんの父親から1000元を強請り取り、70数日間拘禁した後、鄭さんを釈放した。

 2005年7月22日午後3時頃、鄭さんが自宅で法輪功修煉者2人と話をしていた時、突然十数人の警官が押し入ってきた。警官らは鄭さんら3人を押し倒し、服を頭に被せ強行にパトカーに乗せた。警官は鄭さんの自宅にあるパソコンやプリンタ、書籍、数百元の現金などを没収し、鄭さんら3人を蘇坡橋派出所に不当に連行した。

 夜7時頃、鄭さんら3人は新津洗脳班に移送された。鄭さんは洗脳班で尋問を受ける時、強い光で目を照らされ睡眠を禁じられ、少しでも目を閉じると冷水を浴びせられた。鄭さんは両腕を背中に回されて手錠をかけられ、頭を殴られたり、平手で打たれたりした。ある公安局の警官は、鄭さんの両腕を手錠の一つの輪に入れ手錠をかけた。鄭さんは酷い痛みで意識が朦朧となった。

 その後、鄭さんは青羊区裁判所から懲役3年の不当判決を宣告され、五馬坪刑務所に収容された。刑務所で鄭さんは「転向」をしないという理由で処罰を受けた。

 2008年5月末、鄭さんは刑期が終了したが、十陵鎮司法所の警官に、直接刑務所から新津洗脳班に移送された。洗脳班で鄭さんは所長・劉に「『三書』を書かないと、労働教養所に送ってやるぞ」と脅迫された。

 その後、帰宅した鄭さんは常に警官に脅されたため、家を離れ路頭に迷う生活を余儀なくされたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/18/282769.html)
 
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