上海の刑務所・労働教養所 過酷な強制労働で大量の輸出用製品生産(写真)
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 【明慧日本2013年8月26日】上海は外国人にとっても、中国人にとっても、すべてが美しく、繁栄している大都市であり、科学の立場から見ても、文化の立場から見ても、現代の文化的な都市だと思われている。上海は国際的民主社会の経済と一致して、上海の文化と自由を表そうとしている。外国人にとって、上海は中国の象徴であり、中国の看板であるとも言えるだろう。

   しかし、ちょっと注意してみると、中共(中国共産党)が作り出した豪華な外装とは裏腹に、実は上海は不潔で、下劣であると分かるだろう。人間の心が歪んでおり、権力と金銭のために犯罪が至る所で発生し、無知と堕落に陥った人間が無感覚になったかのように、自分の利益のためには何でもやり尽くしている。ある学者はこのように言ったことがある。「いろいろな国に行って見ましたが、このような問題を発見しました。ほとんどの国では女性が都市より美しいのですが、上海だけは都市の方が女性より美しいのです。また、上海人は美しいのですが、無感覚で笑顔がなく、とても冷淡に見えます」

 最近、上海では高温の日が連続している。これはまさに神が警告しているのだ。「人間が天理に背いて、良し悪しを見分けることなく、『真・善・忍』を信奉する法輪功修煉者を犯罪者として、奴隷のようにこき使うなど、八方手を尽くしている。法輪功修煉者に信仰を放棄するように迫害してはならない」と。

 上海司法部門の公務員の給料はとても高く、しかも、刑務所や労働教養所で生産を管理する警官の給料は、ボーナスを含めて毎月1万元(約15万円)以上になる。これに反して、不当に拘禁されて自由がなく、毎日15時間以上、奴隷のように働かされている人達は、警察の「金づる」となり、金を作る「機械」と化している。刑務所や労働教養所に不当に拘禁されている人達と犯罪者達はとても苦しめられており、動物にも劣る生活を強いられている。しかし、中共は自分の利益のために憚らず「人間を改造するためだ」などと様々な手段で、自由のない人達を騙し、脅迫して利益や財産を搾取している。

 現在は最も暑い季節だが、上海の刑務所や労働教養所は相変わらず非常に忙しい。毎日、平常どおり品物が出入りして、外部の企業で完成できない物資がここに送られてくる。刑務所と労働教養所では休日がないため、いつでも生産できるからである。中で不当に拘禁されている人達はどのように生活しているのだろうか。38、39度まで気温が上昇するにもかかわらず、数百平米の作業場には扇風機が数個しかなく、毎日暑くて耐えられない。せいぜい作業場の床に座らせて、少し休憩させるだけであり、それに、少しの氷でも与えれば、それはもう贅沢で、彼らにとっては「人道的」な行為だと言えるのだろう。

 当日の任務を達成できない人は懲罰される。懲罰としては、入浴の禁止、また、みんなが当日の仕事を終えても、その人は引き続き仕事をしなければならない、最後に任務が完了しても、懲罰として同じ姿勢でじっと座らされるなど、少しも体を休めることはできない。

 上海の刑務所と労働教養所は、同所で毎日生産している製品を西側諸国に輸出している。大量に輸出するぬいぐるみ人形の中に「GOFFA」という商標名があり、このおもちゃ会社はアメリカ・ニューヨーク・ブルックリンに登録されている。

 会社名および住所 GOFFA INT’L CORP BROOKLYN.NY.11206

 玩具のラベルに「RECOMMENDED FOR CHILDREN」(子供に推薦)と印刷されている。

 衣料品も大量に生産するが、中にはパジャマのシリーズもあり、「TOPVALU」というブランドがあり、商標は日本の会社「イオン株式会社」のものである。そのほかにも、様々なブランドの製品を大量に生産している。

 女子労働教養所では、約120人の収容者が「上海キン華玩具有限会社」の従業員として雇われている。

 上海キン華玩具贈答品有現会社

 取締役(責任者) 葉弘

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/8/4/160155.html)
 
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