2018年5月 56人の法輪功学習者が不当判決される
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 【明慧日本2018年7月22日】明慧ネットの情報の統計によると、2018年5月、56人の法輪功学習者が不当な判決を宣告された。中国共産党が情報を封鎖しているため、毎月の不当判決を宣告される人数と不当裁判にかけられる人数は更新される場合があり、1~5月まで不当な判決を受けた人数は348人に上った。そのうち1月は95人、2月は49人、3月は70人、4月は78人、5月は56人であった。

图1:2018年1~5月中国大陆348名法轮功学员遭非法判刑

図1、2018年1~5月、348人の中国国内の学習者が不当判決を宣告される

 一、2018年5月 中国の裁判所は56人の学習者に不当判決

图2:2018年5月中国大陆56名法轮功学员遭非法判刑

図2、2018年5月 中国国内の56人の法輪功学習者が不当な判決を受ける

表1、2018年5月に不当判決を受けた56人の法輪功学習者の地域別分布表

 区 域 

判決人数

順位

 区 域 

判決人数

順位

四川

19

1

貴州

2

6

遼寧

9

2

天津

1

7

山東

7

3

上海

1

7

河北

4

4

江蘇

1

7

内モンゴル

3

5

浙江

1

7

北京

2

6

甘粛

1

7

河南

2

6

雲南

1

7

広東

2

6

 

 

 

合計

2018年5月、56 人が不当判決を宣告される

 不当判決の一部実例

 ●赤峰市の趙桂春さんが連行された当日、内モンゴル女子刑務所に拘禁される

 内モンゴルの赤峰市元宝山区公安局の警官らは、2018年5月15日、法輪功学習者・趙桂春さんを連行し、すべての訴訟手続きを省略して、当日の夜に、直ちに直接内モンゴル女子刑務所に拘禁した。

'赵桂春'
趙桂春さん

 2018年5月15日午前8時過ぎ、赤峰市元宝山区公安支局の警官ら4人が部屋の点検を口実にして、趙さんが経営している旅館に押し入り、趙さんの身柄を拘束した。その時、室内にいた趙さんはすぐ外に脱出したが、33歳の楊という警官は趙さんを追いかけて、趙さんの長い髪を掴んで両手を後ろに捩じり、ほかの警官らも一緒になって趙さんを引きずっり戻し、さらに平手打ちしたり、蹴ったりした。そのため趙さんは服を引き裂かれ、身体中傷だらけになった。隣近所の人は「趙さんの生活も大変です。この数年間、趙さんは何も悪い事をしていないのに、あなた達に何度も連行されました。ただ信仰を堅持しているだけです。しかも、ひどい仕打ちを受けても、趙さんはあなた達を憎くんでいません」と警官に訴えたところ、警官は「黙れ! これ以上口を挟んだら、ついでにおまえも連行るぞ」と怒鳴った。

酷刑演示:毒打
拷問の実演:寄ってたかって、殴打される

 趙さんの顔色が真っ青になり、心拍が速くなり体に異状が現れたため、元宝山区病院の救急室に運ばれた。午後4時過ぎ、赤峰市喀拉沁旗の警官2人と裁判所の人員が、特別車で元宝山区公安局の所在地に来て、趙さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。当日の夜の8時過ぎ、趙さんは直ちに内モンゴルの女子刑務所に移送された。

 ●成都市の公安局・検察庁・裁判所・司法局は弁護士と共同して冤罪を作り出す

 四川省成都市武侯区裁判所は2018年5月24日午前10時30分、法輪功学習者・張明紅さん、李小平さん、胥泳さん、周自玉さん、呂祐群さんと劉さんの6人に対して、法廷で不当な審問を行った。審問が行われた後、張さんは懲役7年、罰金1万元、李さん、胥さん、劉さんの3人は懲役3年6力月、罰金5千元、周さん、呂さんは懲役3年、罰金5千元を科すと実刑判決が下された。当日、法輪功学習者の家族が依頼した地元の弁護士3人は、地元の政法委、610弁公室、司法局の圧力の下で、いずれも有罪になるように弁護し、法廷での審問に協力した。

 武侯区政法委、610弁公室、裁判所は今回の秘密裏に行った裁判を覆い隠すため、人々に広く知られないように画策し、裁判の1日か2日前のギリギリなって家族に知らせた。そのため、法廷の傍聴席には数人の家族しかいなかった。そして、裁判所の周囲と裁判所前の大通りに警官を配置せず、周りには何事も行っていないように見せかけて平穏を装い、その裏では法輪功学習者を不当に審問するという卑劣なやり方で、裁判を秘密裏に行った。

 その後、傍聴した家族は「法廷で、裁判長は法輪功学習者が自ら弁護することを許さず、家族にも発言をさせず、彼らの思う通り一方的に裁判を進め、途中でしばらく休廷する時間をとり、12時10分頃になると、裁判長は法廷での審問の結果を宣告し、法廷を早々と終了させました」と証言した。

 2016年7月23日午後、成都市武侯区の10人の法輪功学習者は、李小萍さんの家で法輪功の書籍を読んでいた時、突然扉がノックされ、幼い孫娘がすぐに扉を開けてしまった。その瞬間、十数人の晋陽派出所の警官らが一斉に部屋の中に侵入して来て、全員の学習者を晋陽派出所まで不当に連行した。

 その後、10人の法輪功学習者が晋陽派出所と金花派出所に分けて拘留された。金花派出所の警官は法輪功学習者に対して一人ずつ尋問を行い、鉄の柵に閉じ込め、足かせと手錠を付けて、長時間、苦しい姿勢のまま座わらせるなどの拷問で、自白を強要した。

'中共酷刑示意图:手铐脚镣'

拷問のイメージ図:手錠と足かせを付けられる

 2日後、ほかの法輪功学習者5人は強制的に2千元ずつ支払わされて、帰宅した。李小平さん、胥泳さん、周自玉さん、張明紅さん、劉淑玲さんの5人の学習者は、郫県留置場で2年間拘禁された。期間中、李暁萍さんは長期にわたり拘禁されたため、ひどい咳が続き、高血圧の症状も現れた。

 二、5月、中国の裁判所では、75回もの不当な裁判が行われる

表2、2018年5月、不当な裁判が行われた75人の地域別分布表

 区 域 

裁判を受けた人数

順位

 区 域 

裁判を受けた人数

順位

四川

17

1

浙江

2

7

黒竜江

11

2

安徽

2

7

山東

10

3

北京

1

8

遼寧

6

4

天津

1

8

河北

6

4

上海

1

8

吉林

4

5

広東

1

8

湖南

3

6

湖北

1

8

江蘇

3

6

山西

1

8

河南

2

7

江西

1

8

貴州

2

7

 

 

 

合計

2018年5月、 75 人が不当な裁判を受ける

 不当な裁判の一部実例

 ●広東茂名市の梁遠勝さんは 不当な裁判にかけられる

 2018年5月29日午前、茂南区裁判所は茂名市第一留置場で、8カ月余り拘禁された梁遠勝さんに対して、不当な裁判を行った。梁さんの2人の弁護士は、検察官が有罪判決を成立させるのに提示されたすべての「証拠」をひっくり返し、公安局・検察庁・裁判所の違法行為を指摘し、無罪で梁さんの解放を要求した。

'梁远胜'
梁遠勝さん

 裁判長は無罪の弁護を行っている弁護士の話を中断させようとする度に、法廷内は突然停電になった。この現象は二度も発生した。その後、弁護士は引き続き、無罪であると弁護を進め、法廷内の在席者はみな集中して弁護士の弁護を聞いた。

 梁さんの妻の陳蓮瓊さんは法輪功の資料の出所について、「宇宙から来たもので、個人のものではありません」と答えたあと、裁判長に法廷から離れるようにと命じられた。陳さんは落ち着いた表情で穏やかにそこを離れた。

 午後2時、4時間続いた裁判が終了後、裁判官・周文輝は梁さんの息子の前に来て、「あなたの母親は善良で、理性的な方ですね、お母さんの面倒をよく見てあげなさい」と話かけた。

 ●黒龍江省北安市の馬義涛さんと他4人が裁判にかけられ、弁護士は無罪で解放を要求

 2018年5月23日、黒龍江省尚志市の亜布力林業局裁判所は、法輪功学習者・馬義涛さん、李学良さん、盛春霞さん、馬英傑さんの4人に対して裁判を行った。

 馬義涛さんと李学良さんの弁護士は、「法輪功を学ぶことには罪がなく無罪であり、人々に迫害の真相を伝えたり、資料を配布したりすることも同様に無罪です。4人の法輪功学習者を無罪で解放すべきです」と主張した。

 馬義涛さんは自己弁護した時、通北林業局留置場に拘禁された期間中、通北林業公安局の警官により自白を強制された事実を述べた。そのため公安局の刑事隊長・蒋洪升は留置場に指示して、馬さんに重さ20キロの鉄球の足かせを付けさせ、その状態が95日間も続いた。さらに3日間連続して睡眠と食事を摂ることを許されず、馬さんはやせ細って意識が朦朧とした。

酷刑演示:脚镣
拷問の実演:鉄球の足かせを付けられる

 裁判の最中に、裁判官の傍に立っていた司法警察官は突然倒れて気絶したため、法廷内は混乱状態に陥った。十数分後、司法警察官はやっと意識を取り戻した。

 裁判が終わった後、裁判長の鄭立剛は2人の弁護士と友好的に握手して、30分ぐらい話し合った。その日、法廷での判決は宣告されなかった。

 三、裁判所が金銭を奪い取る

 明慧ネットの情報の統計によると、2018年5月、中国の裁判所は21人の法輪功学習者に対して、総計20万5000元の罰金を科し、押収した。裁判所は罰金を科した時、いかなる法的な根拠もなく、法律の看板を掲げて公然と学習者から金銭を奪い取るのである。

表3、中国の裁判所が科した罰金の金額の統計表

 名  前 

 省 

 市 

刑期

裁判所罰金(元)

张明红

四川

成都

7 年

1万

李小平

四川

成都

3 年 6カ月

5000

胥泳

四川

成都

3 年 6 カ月

5000

周自玉

四川

成都

3 年

5000

吕佑群

四川

成都

3 年

5000

刘学员

四川

成都

3 年 6 カ月

5000

魏永清

四川

成都

5 年執行猶予

2万

孙仁智

四川

綿陽

3 年

1万

梁志红

遼寧

瀋陽

1 年

5000

杨艳杰

遼寧

瀋陽

3 年

2000

姜维珍

遼寧

朝陽

6 年

1万

张玉珍

山東

青島

2 年

2万

石玉红

山東

青島

1 年 3 カ月

1万5000 

赵丽娜

山東

青島

3 年

5000

张孟杰

河北

邢台

3 年

2万

孔杰

北京

 

2 年6カ月

3000

黄少勇

広東

揭陽

2 年 9カ月

1万

周小朝

貴州

貴陽

5 年6カ月

1万

石登灵

貴州

貴陽

5 年

1万

刘淑芳

上海

 

3 年

1万

席崇棣

浙江

杭州

3 年執行猶予5年

2万

合計

5月、裁判所が押収した罰金の総計 20万5000 元

 結び

 明慧ネット2018年5月26日に「最近、中国共産党の検察庁、裁判所の頭目12人が悪報に遭う」という文章が発表された。筆者が調べたところ、この12人には一つの共通点があることに気づいた。それは例外なく、みな法輪功学習者に対して不当に起訴し、あるいは不当な判決を宣告したことがある者達であるということだった。

 天網恢恢疎にして漏らさず( てんもうかいかいそにしてもらさず・天道は厳正で悪事をはたらいた者には必ずその報いがある)と昔から言われているように、中国の伝統の視点から見ると、これはきっと悪事を働いた者に対する結果である。これと鮮明な対比になるものは、この2年来、20余り省や直轄の市の検察庁が法律に基づいて法輪功学習者に対して逮捕することを認めず、あるいは案件を差し戻したり、裁判所が一審の判決を撤廃することによって、法輪功学習者を無罪で解放した多くの例があり、このような良知ある司法官達は、調査を受ける者が誰1人としていなかったことだった。これはただの偶然の一致だろうか? 一体どの立場に立てば自分に有利なのか、迫害に参与するか、それともしないのか、良知をしっかりと守るのか、それとも悪に追随するのか、法律の執行者として真剣に考えなければならないことで、人間として身を正す根本的な問題が一人一人に問われている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/27/370214.html)
 
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