外資系会社中国区の取締役社長が不当に開廷される
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 【明慧日本2018年7月22日】外資系会社中国区の取締役社長である法輪功学習者・楊観仁さん(60代)は、2018年6月28日午前9時過ぎ、広東省深圳市南山区裁判所の204法廷で不当な裁判を開廷された。法廷で楊さんの弁護士は法律に基づき、楊さんの無罪を主張した。


楊観仁さん

 楊さんは手錠をかけられたまま、法廷に入廷した。裁判が始まった時、手錠を外された。傍聴席には5~6人が座っていたが、楊さんの家族は弟1人しか傍聴できなかった。

 楊さんは北京に在住し、2017年5月15日、出張のため、広州からタクシーで深圳に向かった。タクシーに乗っている間、楊さんはタクシー運転手に中国共産党が歴史を捏造し、多くの善良な中国人を殺(あや)めた事実を話した。しかし、長期にわたって、中国共産党当局の嘘偽りの宣伝に騙されているタクシー運転手はその話を聞き入れず、楊さんを乗せたまま深圳市南山区エツ海派出所に向かい、楊さんはそのまま拘留された。

 その翌日、家族は楊さんの拘留通知を受け取って派出所に駆けつけ、楊さんの一部所持品を返されたが、楊さんの拘留に関する書面での手続きの書類を、何一つ見せてもらえなかった。

 その後、家族は弁護士を雇おうとしたが、警官に「すぐ釈放するから、弁護士はいらない」と妨害された。しかし、警官は裏で画策し、楊さんを起訴する準備を着々としていた。

 楊さんは連行されてから、高齢の両親(ともに80代)がどうしているか。とても心配している。

'杨观仁父母近照(母亲陈美英卧床不起)'
楊さんの両親(母親は起き上がれない状態)

 2017年6月16日、深圳市南山区検察庁は楊さんに逮捕令状を出した。2018年2月9日、検察庁が楊さんを同区の裁判所に起訴した。

 そして2018年6月28日、1年以上拘禁された楊さんに対して、不当に開廷した。裁判で検察官は楊さんを訴えたが、犯罪事実の証拠が少なく、法律上で楊さんが違法行為をしたという繋がるものは出てこなかった。

 法廷で弁護士は「この案件は当事者が罪を犯したという証拠が何一つもなく、成り立ちません」と述べただけで、検察官はすぐに「法廷侮辱罪だ」と言った。弁護士が反論しようとした際に、裁判官は検察官に「そのような発言をやめなさい」と言った。

 検察官は証拠として、iPadや携帯電話があると言いながら、提出しなかった。裁判官はなぜ提出しないのかと聞くと、検察官は何も答えられなかった。また、証拠として証人の話しかなく、その証人本人も出廷しなかった。検察官は楊さんのことに関する電子データーを探し出したというのだが、法廷でそれらの証拠も提出されなかった。

 法廷で楊さんは「なぜ、法輪功を信仰しているのか」と聞かれ、「法輪功は中華民族の伝統的な文化であり、害も何一つないからです」と答え、無罪を主張した。

 弁護士は「法輪功は邪教ではありません」と話すと、裁判官はすぐにガベルを叩き、「この問題を議論しない」と言った。しかし、弁護士は「案件の中に動機や起因が提起されているので、この概念を究明すべきです。邪教だと認定すると、人の命や財産に危害を与えることになります。かえって、法輪功は社会に危害をもたらさず、社会の秩序を破壊せず、ただ個人が修煉して向上していく方式です」と話した。裁判官は「このような解釈の方法を議論するのは、やめなさい」と弁護士の話を途中でやめさせ、裁判はおよそ1時間半くらいで終わった。

 裁判後、弁護士は裁判官に今日の裁判の記録と録音を求めたが拒否された。

 楊さんの友人や親戚は楊さんのことを誇りに思っている。楊さんは60歳過ぎているが、仕事の能力が高く、部下に親切で、「善良で誠実な人物で、商業界の逸材である」と評判されていた。前世紀80年代、楊さんはアメリカのある会社の中国区の責任者になり、成功した。今の会社の中国区の社長になって、1年あまりで敏腕をふるい中国での市場を切り開いたという。

 しかし、法輪功への信仰で拘禁されたため、楊さん本人や家族にも心身共に大きなダメージを与えられ、会社にも大きな損失をもたらした。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/4/370576.html)
 
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