大雨で大慶裁判所が開廷するはずの裁判を中止
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年8月18日】黒龍江省大慶市街地では、2018年7月20日の明け方、突然激しい雨が1時間以上降り続いた。その後、少し弱まりはしたものの雨は1日中降り続いた。大雨のあと大水で多くの市街団地と道路が浸水し、駅は見渡す限り湖のようになった。浸水した場所は大人の大腿部あたりまでの深さがあり、浅い所でも膝下まで達した。多くの車が水の中で動けず停滞し、一部のバスは運行を見合わせの状況に陥り、多くの場所で交通渋滞となった。

 大慶市譲胡路区裁判所は、この日に法輪功学習者・郝明媚さん(52)に対して、5回目の裁判を行う予定であった。しかし、大雨で裁判官は浸水のため足止めされ、裁判所に行くことができず、裁判所のパトカーも浸水のため煙が出た後、その場で止まってしまったと目撃者が話した。

 英語教師の郝さんは1998年の秋頃、法輪功と出会い、人生の意義が分かり、3年近く苦しんでいた不眠症も消えて、心身とも受益した。郝さんは人生の中で初めて幸せを味わうことができた。郝さんは法輪功の要求通りに、いかなることに対しても善意を持って接し、いつも他人のことを優先に考え、無私無我の高尚な境地に達するように努力した。授業の時はいつも「真・善・忍」の理念に基づいて、悪い習慣を捨てて誠実で善良な人になるようにと、生徒たちに教えた。そのため、だんだんと子供達の間では、小さな事で口論しなくなり、成績が皆上がっていった。保護者たちは「ほかの先生は金銭を得ることばかりを重要視しますが、法輪功学習者の先生は、「真・善・忍」の素晴らしい心を持つことを重要視します」と感激しながら話した。

 2016年4月21日の夜、郝さんは病気の母を実家に見舞いに行くため、大慶市西駅で列車を待っていたところ、大慶市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら4人に連行された。警官らは「上からの命令でお前を拘束する」と告げ、郝さんの家に押し入り、家財を押収した。そして、何か文章を投稿した疑いがあると言って、郝さんを大慶市第二留置所に拘束した。2016年4月26日、郝さんは突然腰の椎間板ヘルニアの重い症状が出たため、解放された。

 2017年3月22日午後3時頃、郝さんはドアをノックした人に騙され、ドアを開けた。そして、大慶市公安局と乗風支局の私服警官らは、郝さんを大慶市留置場に拘束した。その時、自宅にいた家族は「どうして身内を連行するのですか」と聞くと、警官は「メールを送信したからだ。2016年4月の件はまだ終わっていない。さらに、文章を投稿した疑いがある」と言った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/24/371522.html)
 
関連文章