【明慧日本2018年8月27日】四川省瀘州(ろしゅう)市納渓区に在住の法輪功学習者・蒋永芳さんは2018年6月15日、次の日、長女が入院するため、朝早くから入院準備用品を買いに2回も市場に行った。
蒋さんは2回目に市場から帰って来たとき、日用品を入れてある大きな荷物を背負い、片手にかばんを持ち、片手に食用油を持っていた。蒋さんがエレベーターに乗った途端に、突然、警官らが現れ、蒋さんの写真を撮った。蒋さんは警官を制止し、「本人の同意がなければ、勝手に写真を撮るのは違法行為です。やめてください」と言った。
警官らは蒋さんのいうことを聞かず、家の前まで追いかけて来て撮り続け、家にも入ろうとした。蒋さんは警官らが家に入る行動を止めたが、警官に腕を掴まれエレベーターの前に連れ戻された。警官に反抗し力尽きた蒋さんは、全身が痺れて手足に力が入らず、地面に座り込んだ。
そのとき、待ち伏せていたほかの警官が蒋さんに近づき、蒋さんの荷物や身体を検査しようとした。蒋さんは「私は以前、重い心臓病、高血圧症を患っていました。もし、再発したら、あなた達のせいです」と言った。
また、女性の私服警官は他の場所に隠れて蒋さんを見張った。蒋さんは彼女達に「隠れていないで、堂々と前に出て来なさい」と言った。
そのとき、住宅の住民の女性が出て来たので、蒋さんは彼女に「これらの警官は違法なことをやっています。私は法輪功を学んで良い人になろうとしているだけなのに騒がれました。いま、家に私一人しかいません。もし殺されても誰にもわからないので、あなたに頼みたいのですが、私にもしもの事があれば娘に、この事を伝えてください」と言った。
その時、隠れていた警官ら3人が姿を現した。女性警官・張華は蒋さんに「お前の家を訪ねていいか」と聞いた。蒋さんは「駄目です。ここは娘の家です。娘は今いないので、入ってはいけません」と言った。張は「別に用はないが、訪ねるだけだ」と言った。そして、蒋さんは「訪ねるだけだって? 目的はなんですか」と聞くと、張は「生活上で、困ることがあるかどうか見るだけだ」と答えた。蒋さんは「この十数年、私はあなた達に迫害され、とても惨(みじ)めになっています。夫も息子も家から出て行き、次女もほかの地方に行きました。みんな怖くて電話さえかけてきません。私がどこへ行ってもあなた達がついて来るので、長女が私と同居したくても、あなた達が怖くて同居できません」と話した。
その話を聞いて、張の顔色が変わり、「法輪功の資料を探せ」と命令した。そして、男性警官ら4人は蒋さんを動けないようにし、蒋さんの荷物を検査しながら、写真を撮った。
蒋さんは警官の行為に憤慨し、「私は70歳過ぎです。真・善・忍 に従って良い人になるように努力することは間違いですか! あなた達は罪を犯しているのですよ」と言った。
警官らの暴力行為に反抗し、自分の権利を守ろうとした蒋さんは突然、意識を失ってしまった。
蒋さんが気が付くと、警官らの姿は見えなかったが、荷物は全部検査され、カバンに入れてあった手書きの電話番号のカードが押収されたことがわかり、蒋さんは大泣きした。
なぜなら、そのカードは長女が、手術中にもしも自分の身に何かあった時に連絡ができるように、カードに電話番号を書き、母の自分に渡したもので、カードには娘の会社や友人の電話番号が書かれていた。
蒋さんは19年間わたり、当局からの迫害を受けてきたが、家族もその間、厳しい状況下に置かれ続けた。
蒋さんは病気の娘の世話をし、孫の世話もしている。蒋さんが警官らにより嫌がらせを受けたため、娘の手術は5日間、先に延ばされた。
しかし、7月25日、警官らはまた蒋さんに嫌がらせをして、騒いだ。しかし、蒋さんは警官らを家に入れなかったため、警官らは蒋さんの娘に電話をして、手術を受けたばかりの娘にまで嫌がらせをして、要らぬ心配をかけた。