正念正行 真相を知った警官が救われた
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文/中国の大法弟子 許蓮

 【明慧日本2018年6月21日】私は中国の大法弟子で今年70歳です。大法を修煉してから22年になります。迫害が起きてから今まで何度も拘束されましたが、どこに連れて行かれてもそこにいる警官たちに、私は常に慈悲の心を持ち、恐れずに冷静に大法の真相を伝えてきました。伝える過程で大法が無限な知恵を与えてくださり、警官たちが人間性を取り戻すと、感激のあまり「あなたは優しいですね、本当に善良な人ですね」と言ってくれました。師父の慈悲なるご加護のおかげで数えきれない迫害があとかたもなく消えてなくなりました。

 天目が開く

 私は子供の頃から学校に行ったことがありませんが、佛法修煉の話にとても興味があり、自分も修煉しようとしました。縁があるのかもしれません。そして縁のある人がこの宇宙の大法を紹介してくれました。

 私は199711月に法を得て、12月に師父が天目を開いてくださいました。突然目の前に大きな目が現れ、目を開けても閉じてもそれが見えました。また写真の師父の目が動いていることや、黄色い服を着ておられる師父が神通加持法をやっておられるお姿が見えますし、カメラのレンズのような中から灰色と黒の昔の服を着て、帽子をかぶっている2人の古代の男性が見えました。そして、路上でバイクに乗る人や、川の中の魚やカバも見えました。

 修煉前の私はいろんな病気を患っていました。いつも喉がかれるし、関節炎、重度な肩こり、指の変形、腰痛など、治療のために他の功法も習って、たくさんのお金も使いましたが、何の効果もありませんでした。その後、法輪功を紹介してもらった私は素晴らしいと思い、病気治療などと考えたこともなく、ただ習いたくて煉功していましたが、知らず知らずのうちに病気は奇跡的に消え、本当に大法の健康回復の超常さを体験しました。

 法を学び、心性を修める

 私は店をしているのですが、毎日早く夜になって、家に帰り法を学びたいと思いました。はじめの時は字が読めないため、一緒に法を得た夫に読んでもらおうとしましたが、一言も最後まで読んでくれませんでした。私は自分で説法のビデオを見たり、録音を聞いたりしているうちに、大法が知恵を与えてくださり、『轉法輪』を読めるようになりましたが、心性の試練も続いてやってきました。

 ある日嫁と一緒に仕入れをしているとき、仕入れ先から多くもらいすぎた数百元を返したところ、嫁にバカなことしたと言われました。私は嫁に人間としての道理と、修煉者はより自分を厳しく律するべきだと教えました。感謝してくれる相手の上司に、私は真・善・忍を修める法輪功の修煉者であり、道徳水準の高い人間になりたいのだと言いました。

 またある日、フローリングを購入したとき、店から800元も多くもらったので、それをすぐに返しました。このようなことが何回もありました。これはお金に対する執着心を取り除くことだと分かっていました。

 修煉をする中で、時には家庭のトラブルもあります。嫁が口論を仕掛けて来た時には、できるだけ我慢したり、同居している娘夫婦と摩擦が生じた時には、内に向けて自分の原因を探したりして、婿にも優しく接します。ある時娘夫婦が離婚話になり、婿は私に助けを求めに来ました。私が娘を説得しながら、師父に助けをお願いしたのを見て、婿も師父の写真の前で、必ず自分の悪い性格を直しますと、叩頭してお願いしました。今では睦まじい家庭になりました。

 迫害の中で揺るぎなく修煉する

 19997.20日、江沢民は共産党を利用して法輪功への全面的な迫害を起こし、一人一人の修煉者に深刻な苦難をもたらし、私の家庭も数々の迫害を受けました。当時私の店はよく売れており、毎日忙しくしていましたが、大法の恩恵を受けた弟子として、大法の無実を訴えるべきだと思い、北京に行くことにしました。

 出発する前夜、うとうとしているうちに、自分が178歳の女の子になり、空にとても綺麗な白い橋が現れ、両方に手すりがついていて、一生懸命上に登っている夢を見て、一層北京へ行って法を実証する決意を固めました。北京から戻って来たら、私は現地の派出所に1カ月も拘束され、活気のある店も閉店してしまいました。

 家に着いた私を待っていたのはもっとひどいことでした。警官に許可なく家宅捜査され、夫は2年の不当な判決を強いられ、まだ結婚してない娘は父親が家にいないうえに、今度私まで警官に連れ去られてしまい、まるで天が崩れたように泣き崩れ、人の涙を誘いました。このすべての理由はただ、私が良い人になりたい、真・善・忍を修める修煉者になりたかったからです。

 私はそれから毎日大法の真相を伝え、真実を知らない人々に法輪功への迫害は、江沢民の嫉妬によるもので、法律を無視してこのような悲惨なことを起こしたので、私は自分の歩んでいる道は最も正しい道だと信じて、毎日正々堂々と法輪功の真相を伝えています。師父はわれわれに何をやっても人の為に考えるようにと教えて下さいました。以前の私は人に罵られたら必ず言い返しましたが、今は「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」[1]ようになりました。この大法を得るのは極めて容易ではありませんので、私はとても大切にして、誇りに思っています。

 2001年、全国各地で不法な洗脳班が設置され、北京に行ったことを理由に私を洗脳班に連れて行き、公務員である娘を脅迫して私に「法輪功をやめる、北京に行かない」と保証書を書かせました。しかし私はこの素晴らしい大法をやめるわけにはいきません。娘は精神的な重圧から悪人の威嚇を受け、私をベッドに押し倒して殴りながら、「私のことを考えてほしい、もう生きたくない」と言い、ものを投げたりしました。その時私は師父の「あなたが心性を向上させさえすれば、必ず乗り越えられるものです。それを乗り越えようとする気がなければ話は別ですが、乗り越えようと思えば、乗り越えることができるのです」[2]という言葉を思い出して、娘に対する情を放下しました。翌日娘が勤務先から帰って来ましたが、何ごともありませんでした。娘の上司が洗脳班に来て私に会い、そこで私が話した大法の真相を聞き、私の言う通りだととても同情して、洗脳班から40日後に家に戻されました。

 ある時、真相を伝える最中、嘘の宣伝に騙された真実を知らない人に告発され、派出所に拘束されました。私の心からある一念が生じました。「私はここに真相を伝えに来た。あなたたちを救いに来た。迫害を受けるために来たわけじゃない。あなたたちも救われるべき命だ」と考えた私は「法輪功は佛法修煉であり、人間の道徳を高め、人を救うものだ。修煉する前、私はいろんな病気があったが、法輪功をやって全部治った。江沢民は嫉妬のために法律を無視し、法輪功を中傷し無実の罪を着せた。そして殺人犯などの犯罪も法輪功に転嫁して、民衆の恨みを煽っている」。また偽りの天安門焼身自殺事件の真相や、法輪功修煉者への臓器狩りなどについても警官に伝えました。語る過程で私の知恵は途切れることなく、警官たちにたくさんの真相を知らせました。拘置所に護送される途中も私は車内で警官に語り続け、最後に2人の警官が真相を知り、三退に同意しました。その後私は間もなくして戻されました。

 私は常に衆生のことを心に置き、毎日三つのことを一番大事なこととして、どんな所でもできるだけ自分が出会った人に真相を伝え、三退を促しました。人数が多い場合には歓喜心が生じないように、少ない場合にも気落ちしないようにして、毎日地道にやっています。

 善良な警官

 この邪悪な迫害の中で、最大の被害者は公安、検察、裁判など司法関係の人たちです。彼らは中国共産党が宇宙の大法を迫害し、佛法を修煉する善良な修煉者を迫害している真相を知らず、悪事を働くことによって、永遠に回復できないところまで堕ち、自分たちの命を壊滅させているのです。真相を伝えることによって真実を知った警官たちは陰で私を助け、本来の良知と善良が顕れました。

 ある警官は私に「あなたはとても良い人だ。でも私はそろそろ定年になるから、あなたを守れなくなる。これからひどい目に遭わないように気を付けてね」と言いました。言葉の中には仕方がない気持ちが表れていました。

 私を担当する警官は、「何も言わないように」と教えてくれました。そのあと私が拘置場に入れられたときに、わざわざ私に会いに来て、周りの人に私の面倒を見て、いじめてはいけないと言ってくれました。

 これとは別に、私が1カ月ほど不当に拘禁されたとき、ある警官は私に200元をくれましたが、出たあと返しました。

 またある時、私は派出所で警官に語った後、真相を知った警官は私に肉まんじゅうを買ってきて、私が帰ると言ったら、必ず家に帰らせると答えてくれました。

 このような感動的な場面もたくさんありました。真相を知る衆生は善良を選択して邪悪を排除しますので、私はいつも警官たちを救うことを念頭に置いていました。

 大法を認めた衆生は福に報われる

 私はある女性に師父の説法の録音を聞かせたことがありました。法輪功のことを知り、「あなたたち法輪功は本当に素晴らしい」と言った彼女は500元を迫害された学習者に寄付しようとしましたが、私は心から感謝して断りました。

 もう一人の人は真相を知ったうえで家族そろって三退して、毎日大法が素晴らしいと言い、私を助けて真相を伝え、大法の資料も彼女のところに置いて、友人に配ったりして、20人ぐらい三退させました。こうした彼女に大きな福が報われ、長年患った糖尿病と高血圧が完全に治り、ますます元気になりました。

 ある人に大法のお守りを渡したことがありました。ある日私に会った彼がこう言いました。「あなたの話は本当だった。この前事故に遭って、バイクに遠くまで飛ばされたが無事だったよ。あなたからもらったお守りを身に付けていたから、神様に守られたと信じている」

 私はバスの中である女性に真相を語り、それを理解した彼女は三退しました。さらに大法の資料を渡すと、彼女は夫が警官で、息子は国保大隊で法輪功を専門に迫害する担当だからと言い、怖がって拒んだので、私は彼女にもっとしっかり真相の大切さを語り、家族が佛法とその修煉者を迫害しないように伝えました。すると彼女は大法の資料を受け取りました。

 私の地域ではほかの同修たちも派出所で警官に真相を伝えるなどして、環境が大きく改善されました。

 危険に遭うとき、師が守ってくださる

 修煉の道で大法弟子一人一人が師父に守られています。私にも何度も重大な危険に遭遇しましたが、慈悲なる師父に守られて無事でした。ある時、夫と一緒に乗用車に轢かれ、ともに車の下に巻き込まれました。それこそ命取りの事故でした。私は素早く車の下から這い出て、運転手に大声でまだ下に人がいると叫びました。夫はズボンが破れ、擦り傷があったものの、2人とも無事でした。師父が守ってくださったと分かっています。そうでなければ大変なことになっていたでしょう。

  2004年正月、嫁の店に行く途中、正面から電動三輪車にぶつかり、大きな音がして、驚いた運転手は呆然と立っていました。前日師父の録音を聞く時、ちょうどこのことについての説法でしたので、私は修煉者は大丈夫と信じ、運転手に「心配しなくていい。私は法輪大法の修煉者だから大丈夫。あなたは行っていい」と言いました。店に着いて見たら、足はパンパンに腫れて紫色になっていました。冬なので厚い防寒ズボンをはいていましたが、大法がなければ、大変なことになっていたと思います。

 2012年、私は二つの魔法瓶を自転車の籠に入れて乗っているとき、1台の車に引っかかり自転車ごと倒れましたが、二つの魔法瓶は割れませんでしたし、私本人もまったく大丈夫でした。とても不思議なことでした。

 201510月、細い裏道を自転車で走るとき、1台のバイクが正面から走って来て衝突してしまいました。あまりにも大きい衝撃力で、自転車のハンドルが胸に突っ込んできて、これもまた命を取られるところでした。バイクの運転手は倒れて、バイクの緩衝器も折れました。「どうですか?」と運転手が私に聞きましたが、「大丈夫です。私は法輪大法を修煉しているので、師父が守ってくださいます」と答えました。私は運転手に大法の真相を伝えると、彼はとても感激して法輪功の資料を受けとって立ち去りました。

 修煉したからこそ、このような大きな災難も師父が取り除いてくださいました。心から感謝を申し上げます。人類の言葉では表すことができません。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『シドニー法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/1/368196.html)
 
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